サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

ブックオフ宅本便ポイント増量キャンペーン ~4/15

「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。

電子書籍化お知らせメール

商品が電子書籍化すると、メールでお知らせする機能です。
「メールを登録する」ボタンを押して登録完了です。
キャンセルをご希望の場合は、同じ場所から「メール登録を解除する」を押してください。

電子書籍化したら知らせてほしい

  • みんなの評価 5つ星のうち 未評価 1件
  • あなたの評価 評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
  • カテゴリ:小学生
  • 発売日:2011/12/16
  • 出版社: BL出版
  • サイズ:25cm/32p
  • 利用対象:小学生
  • ISBN:978-4-7764-0486-6
絵本

紙の本

あやとユキ

著者 いながき ふさこ (作),青井 芳美 (絵)

第27回ニッサン童話と絵本のグランプリ童話部門最優秀賞受賞作。【「BOOK」データベースの商品解説】【ニッサン童話と絵本のグランプリ童話部門最優秀賞(第27回)】田舎のば...

もっと見る

あやとユキ

税込 1,430 13pt

予約購入とは

まだ販売されていない電子書籍の予約ができます。予約すると、販売開始日に自動的に決済されて本が読めます。

  • 商品は販売開始日にダウンロード可能となります。
  • 価格と販売開始日は変更となる可能性があります。
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて予約購入しても、予約一覧から簡単にキャンセルができます。
  • honto会員とクレジットカードの登録が必要です。未登録でも、ボタンを押せばスムーズにご案内します。

予約購入について詳しく見る

ワンステップ購入とは

ワンステップ購入とは、ボタンを1回押すだけでカートを通らずに電子書籍を購入できる機能です。

こんな方にオススメ

  • とにかくすぐ読みたい
  • 購入までの手間を省きたい
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて購入しても、完了ページもしくは購入履歴詳細から簡単にキャンセルができます。
  • 初めてのご利用でボタンを押すと会員登録(無料)をご案内します。購入する場合はクレジットカード登録までご案内します。

キャンセルについて詳しく見る

このセットに含まれる商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

商品説明

第27回ニッサン童話と絵本のグランプリ童話部門最優秀賞受賞作。【「BOOK」データベースの商品解説】

【ニッサン童話と絵本のグランプリ童話部門最優秀賞(第27回)】田舎のばあちゃんの家に疎開してきたあや。「おかいこさん」の世話をするあやは、発育の遅い1匹の蚕をユキと名付け、その成長を見守るが…。昔の暮らしに思いを馳せながら、あやの心の細やかなゆらぎを描き出した絵本。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

いながき ふさこ

略歴
〈いながきふさこ〉1969年愛知県生まれ。南山大学大学院博士前期課程修了(英文学)。第22回新美南吉童話賞特別賞受賞。
〈青井芳美〉岡山県出身。大阪芸術大学美術学科卒業。梅花女子大学非常勤講師。

あわせて読みたい本

この商品に興味のある人は、こんな商品にも興味があります。

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

この著者・アーティストの他の商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

みんなのレビュー1件

みんなの評価0.0

評価内訳

  • 星 5 (0件)
  • 星 4 (0件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

この本の生まれた背景をお伝えします。

2012/02/05 19:16

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る

 著者は私の家族です。私は、この本に関して、私設編集者を自称しています。公設の編集者はちゃんといますので、まあ自己満足という感じなのですが。一応、著者の許可を得て、書評に残すことにしました。それって書評じゃないだろうと、どうかおっしゃらず。こんなチャンスは、一生のうちに一度あるかないかなので、こぼれ話としてお読みいただければ幸いです。製本までに、ラフチェック(小説でいうところのゲラに相当すると思います)、著者プロフィールの作成、色校正、帯確認とありました。そんな流れも新鮮でした。大きい図書館には寄贈されているみたいですので、よかったら読んでやって下さい。入っていなければ、リクエストして頂けると、多分bk1さんに注文が入るような気が・・・おっと、営業が過ぎました。

 あらすじです。あやは小学生の女の子です。疎開した田舎の家に、おばあちゃんがいました。ある時、おかいこさんを始めようかねと、誘われます。あやは、初めて見るかいこを愛おしく思い、世話をします。一匹、成長の遅いかいこがいました。あやは、ユキと名付けて大事にします。ユキもゆっくりと大きくなって、繭を作り、静かになります。その夜、あやは不思議な夢を見ます。白い壁に囲まれた小さな部屋。その中で、女の子とあや取りをします。楽しかったね。わたしたち、いつかきっとまた会えるよ。女の子の言葉を残して夢は終わります。あやは二十歳でお嫁さんになりました。白無垢の花嫁衣装に包まれ、昔、同じようなことがあったということを、ちょっとだけ思い出すのでした。

 こぼれ話です。小学校の教育活動の一環で、かいこを飼うことになりました。娘は、幼稚園の頃から生き物が何よりも好きで、とても興奮しているみたいでした。先生に桑の葉を教えてもらい、生えているところを聞いて採りに行きました。娘は、桑の葉がなくならないか、いつも気になっていたようです。かいこは虫かごに入れられ、八班それぞれにお世話を任されました。ひと班あたりの人数は四人です。土日は、誰かがお世話をします。順番なので、本当は一カ月に一回しか当番にならないはずですが、自分から申し出たのか、娘は何回もかいこを連れ帰ってきました。かいこは日に日に大きくなりますし、食欲もすごいんですね。私も初めて知りました。娘の班の虫かごは、我が家で提供しました。途中で大きい虫かごに替えました。狭そうだったですし、そうすることで、何よりも娘が幸せそうだったので。かいこはどんどん大きくなり、ついに繭を作る時になりました。まぶしという、井桁の仕切りにかいこを入れると、繭を作っていくのです。
 そして先生は、子どもたちに大事な相談をします。繭から、絹糸を取るか、かいこ蛾にしてあげるか。絹糸を取るということは、かいこを死なせてしまうということです。お湯で煮るのです。その日、娘は家に帰ってくると、きょう学校で泣いちゃった、と教えてくれました。娘は、せっかくここまで大きくなったのに、まだ繭の中で生きているのに、死なせちゃうなんていやだと思ったのでしょう。他の子どもたちは、かいこ蛾になっても、すぐに交尾をして卵を産んで死んじゃうだけだから、絹糸にして一緒にいてあげようという意見でした。多数決の結果、絹糸を取ることになりました。でも娘の班の子たちは、娘の気持ちを汲んでくれたそうです。結局、数匹だけかいこ蛾にして、あとは絹糸と繭のストラップになりました。

 このお話はフィクションですが、娘の気持ちが詰まっていると思うのです。舞台は話が自然になるように作られたものですが、何よりもこの気持ちが伝わることが大事です。下読みから関わりましたけれど、心のどこかでそんな気持ちでチェックを入れたのでしょう。出来上がった本を見ると、著者でもない私ですら、とても不思議な気がします。心の中で渦巻いているものが、本という形になると、そこで新たな命が入るように思います。この距離感は、なにものにも変えがたい経験です。書評を書くということも、本質的には同じことなのかもしれませんね。ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。