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紙の本
黄金の王 白銀の王 (角川文庫)
著者 沢村 凛 (著)
二人は仇同士であった。二人は義兄弟であった。そして、二人は囚われの王と統べる王であった—。翠の国は百数十年、鳳穐と旺厦という二つの氏族が覇権を争い、現在は鳳穐の頭領・〓(...
黄金の王 白銀の王 (角川文庫)
黄金の王 白銀の王
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商品説明
二人は仇同士であった。二人は義兄弟であった。そして、二人は囚われの王と統べる王であった—。翠の国は百数十年、鳳穐と旺厦という二つの氏族が覇権を争い、現在は鳳穐の頭領・〓(ひづち)が治めていた。ある日、〓(ひづち)は幽閉してきた旺厦の頭領・薫衣と対面する。生まれた時から「敵を殺したい」という欲求を植えつけられた二人の王。彼らが選んだのは最も困難な道、「共闘」だった。日本ファンタジーの最高峰作品。【「BOOK」データベースの商品解説】
生まれた時から「敵を殺したい」という欲求を植えつけられた2人の王。彼らが選んだのは最も困難な道「共闘」だった−。最大の仇を最強の友とした男たちを描いたファンタジー。〔幻冬舎 2007年刊の訂正〕【「TRC MARC」の商品解説】
二人は仇同士だった。二人は義兄弟だった。そして、二人は囚われの王と統べる王だった――。百数十年にわたり、国の支配をかけて戦い続けてきた二つの氏族。二人が選んだのは最も困難な道、「共闘」だった。【商品解説】
著者紹介
沢村 凛
- 略歴
- 1963年広島県生まれ。鳥取大学農学部卒業。1991年に日本ファンタジーノベル大賞に応募した『リフレイン』が最終候補となり、作家デビュー。1998年、『ヤンのいた島』で第10回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞。「人事マン」(『小説新潮』2007年10月号)で日本推理作家
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平和か権威か
2022/04/06 22:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
対立する二つの王家の王子(王)が権威と国の平和の間で何が大切かを模索。
息が詰まるような緊張感ある展開で、その中でもささやかな幸福も感じますが、最終的な二人の選択に衝撃を受けます。
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二人の王の「共闘」
2021/02/26 10:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぷちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
かねてより憎しみ合う一族の王二人による「共闘」の歴史の話。
ただし、(戦の話はありますが)剣をとって派手に戦うといった活劇譚ではありません。対極の人生を生きる二人の王が「共闘」により、国をどのように変えていくのかー・・・と言った話です。
他の方も書かれていますが、主人公の薫衣の人生がとにかくつらい。勝者サイドから語られる歴史小説やスカッとする話が好きな方には向かないかもしれません。
ですが、緻密に練られた世界観や登場人物たちの感情は読みごたえがあり、読み終わったばかりなのに、もっと読みたい、続きはないのか?と思いました。
欲をいうなら、主人公たちの子供の代の話をもう少し詳しく読みたかったです。
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kadokawa半額時に購入。
2016/12/31 20:53
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:uri - この投稿者のレビュー一覧を見る
kadokawa半額時に購入。評価が高かったので気になっていました。確かによくできた話かもしれないけど、面白いかどうかは個人的には「?」となってしまうなあ。けっこう悲劇的な場面が多いから読んでいてつらくなってしまったので。って「瞳の中の~」でも同じことを書いたのですが、もしかしてこれがこの作者さんのカラーなのかもしれません。
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一気に読みました。
2015/08/16 20:36
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:eri - この投稿者のレビュー一覧を見る
架空の話のはずなのに、本当にあった歴史のように感じました。とても面白かったです。折に触れて繰り返される、ある問いが、特に印象に残りました。
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読み終えるのが惜しかった
2021/10/02 16:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みやび - この投稿者のレビュー一覧を見る
荒削りに感じる部分もありましたが、キャラクターが立っていて物語に勢いがあり、私にとって久々のページターナーでした。
薫衣の生まれ持った王の資質、ひづちの老獪さ、二人が互いに寄せる信頼。違う時代、違う出会い方をしていればと思わずにはいられません。
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こんな人生は嫌だ
2017/07/17 15:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
薫衣みたいな人生は勘弁して欲しい。これが第一の感想。彼と その身近な人たちばかりが悲しい目にあっているのは読んでいて辛い。しかも敢えて汚名をかぶっての最後だし。疲れました。