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男子校を語るとき、どこか誇らしげになる男子出身者。
僕も、男子校でよかったと思っています。
出身者はもちろん、中学受験を控えたお子さんを持つ方々にもお勧め。
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予感していたように、モヤモヤする内容の本でした。
お金と、デキる男の子を持った母親向けの、進学後押し本とでもいいませうか。
あるいは、そういう手法で、遠回りにデキる自分を語っている著者の自慢話集といいませうか。
男子校の良いところを列挙しようにも、結局は男子校に特化しきれていないような。
「男らしさ」の大変さを批判的な視線で見られていないとか。
男脳女脳の話に落ち着いているとか。
「自然」や「数字」の持ち出し方が恣意的すぎるとか。
モヤモヤします。
何を排除することによって成り立っている世界なのか、そこへの意識は皆無です。
ミソジニーとホモソーシャルの再生産を肯定していく、そのセンスが好きではありません。
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東大合格トップ10はすべて男女別学という事実。うち8校は男子校。そもそも日本はもともと男女別学が当たり前だった。別学の価値を再確認して、男の園の魅力をのぞいてみれば?男女別学出身者は、母校への感謝が深まるかも。
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男子校出身だからか、わかる部分もたくさんあり、なかなかおもしろかったです。
この本を「男子校を薦める」という視点以外で見ても、「教育とは何か」と考えることができると思う。
確かに「もともと賢いタイプ」が男子校に集まっているのかもしれず、その理論構成がちょっと弱いけど、でも言いたいことはよーくわかりました。
男子と女子で脳の違いがある、ということは確かに言われていることだし、それに向けた教育もあるのは事実だと思う。
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男子校が日本の高校の3%しかないというのは意外でビックリした。男子校出身であることにコンプレックスを持っていた時期もあったけど、振り返ってみればいい思い出だし、貴重な体験でもあった。男子校出身であることに誇りと自信が持てるようになった。
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さらっと流し読み。比較対象なく書いてるから説得力には欠けるけど、息子は男子校でいい気がしてきた。旦那を見てるからかな。旦那にも読ませてみよう。
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女子中学・高校卒業した私としては共学も未知の世界だけど、男子校はもっと知らない世界。
同性の世界でのびのびできるのは女子校も男子校も同じなのかなって感じました。でも、ギリギリのところまで放任されて、バカできる男子がちょっぴりうらやましい。
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息子は小4。そろそろ中学受験に挑戦させるか思案のしどころ。この本を読むと、男子校がとても魅力的に見える。まあ娘の進路が一段落したら、ゆっくり考えます。
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<内容>
共学化がすすむ一方で、東大合格トップ10の8校が男子校であるという事実もまた浮き彫りになっている。中学高校という思春期を「男」だけで過ごす利点とは。現役教員や在校生、卒業生への取材を元に、男子校の魅力を探った一冊。
<感想>
「ボーイズクライシス」などという言葉がある。男女別学の禁止という風潮に従い、男女の発達や志向などを無視し、男女が同じ条件で教育されるようになったことにより、学業において男子が苦戦している、という指摘である。
本書では、男女の発達段階に大きな差がある中高の時期を別学にする利点が多く挙げられている。また、6歳上の先輩に肌で触れ、早期にロールモデルを見つけることができるなど、中高一貫校のメリットについても触れられていて興味深い。中高教育のあり方を考える上で参考になる話が多く、また、進学率などを語る上での「隔年現象」など、統計を見る基本的なポイントも丁寧に解説されている。これから子どもの進学先を考える上で読む保護者にとっても親切な内容であったと思う。
ただ、男女別学のデメリットについてほとんど書かれていないのが物足りない。テーマ設定からして、どこかしら「男子校礼賛」といった感じが漂ってしまうのは否めないが、男子校を選んで失敗したという生徒たちの声が聞こえないのは、それこそバンカラな雰囲気を体現しているようで、やや気になる。
本書の最終的な結論としては「男子校すげぇ」ではなく、「教育の多様化、選択肢の多様化を」ということだと思う。画一的な教育ではなく、生徒が主体的に選択できるように、教育に「幅」を与えることのできる社会を作っていくことが大切なのだろう。同時に、草食男子などの話を耳にしがちな昨今において「男子像」をしっかりと教育できる制度を求める声に応えよう、というのが、本書が出版された意図なのかもしれないと思ったりも。いずれにせよ、男女共同参画などと謳う現代において、なかなか面白いテーマであるように思う。
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男女平等と男女別学というのは本来矛盾しないはずなのだが、なぜだか男女共学というのが世の趨勢になっているらしい。それにしても全国の高校のうち男子校というのが2.6%しかないというのは、男子校出身の自分にとってはちょっと驚きだった。
内容は、ちょっと男子校持ち上げすぎかな、という気がしないでもないが、そこそこ面白い。特に、各学校の特徴について書かれているところは、よくある学校紹介の本よりも、はるかにその学校の特質を表現できていると思う。なので、男子小学生を持つ親で、中学受験を考えているなら、読む価値は大きいだろう。
まあ、なんだかんだ言って、やっぱり僕は自分の母校が好きだな。
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成長に最大2年以上差がつく中学校、高校時代での男子校の有効性を説く本著。国内、海外の男女別の有効例を紹介するところもおもしろかったが、6年生を抱える親としては、学校ごとの特色の記述がおもしろかった。次はご自分の経験を踏まえ、「麻布大全~入り方からその特徴まで~(仮)」でも書いてほしいですな、やはり受験対策本ではない学校別の分析本や比較本、売れると思うけど。いずれにせよ中学受験を考えている男の子がいる方、必読です!
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なぜ東大合格トップ10の8校は男子校なのか
と帯にある
確かに、男子校に限らず、女子校も桜蔭、慶応女子がある。
2010-2011年の2年平均東大合格者数ランキング(p.29) では
トップ10のうち、男子校8校、女子校1校、共学校1校
トップ11~20で、男子校4校、女子校1校、共学校5校
トップ21~30(11校)で、男子校6校、共学校5校
トップ31~40で、男子校1校、女子校1校、共学校8校
やっと、共学校が大多数になる
男子校が高校全体の3%に満たない(p.20)
とすると、このトップ校に占める男子校の割合は驚異的!
しかし、この本の主張は、勉強に特化してはおらず、
幼少期に女に囲まれて育てられる男子には
男だけのバカをやれる、自由な空間が必要だ、というもの。
やんちゃな男子、オクテで女子が苦手な男子には
男子校の環境はとても適している、というもの。
男女別学がどの程度学習成果と関係があるのか、
あるいは、男女別学がどの程度男子ののびやかな成長に影響するか
そのどちらかに的を絞って、集中的に論じて欲しかった
教育レベルが低下している現在、
もし男女別学が学習成果にものすごく影響するのであれば
もっと別学の学校を増やすことが有効な対策になる
その効果について、本当に知りたい
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中学受験を考えている親向け男子校推薦本。女子高育ちと相通じるものがあり、納得。結果、共学にも男子校にもそれぞれ良さがあると思うのだが。
男子校と十把一絡げには語れず、「家付き酵母」が作り上げた独特の風味がそれぞれの学校にあることがわかる。息子の受験で男子校を調べた身としては、著者が調べた各校の校風の解説は言い得てる。
共学では「発達障害」でも別学では「優秀者」―勉強や興味のある事を集中してできるのは利点だが、男子だけのため阿吽の呼吸で分かってしまうため、コミュニケーション能力にかける傾向がある気がする。
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中高一貫では高3の姿を見れる。
共学だと空気を読む⇒草食系につながる。
否定され続ける⇒自己表現なくなる。⇒頼りなくなる。
親子関係良好⇒一見◎だが、自立に向かわない。⇒得体のしれない生きにくさにつながる。
男子校⇒自分探しが出来る。どっぷり戦える。先輩が一番の先生。
好きなようにしなさいは、実は相手を束縛。
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男子校が東大の進学率が高いが、決して男子校が
勉強ばかりさせているわけではなく、むしろ自由に
バカをさせることで自主性を芽生えさせるからだ、
このバカをするという経験が非常に大事で、
男子だけのノビノビとした環境で密な人間関係を
築きながら時には羽目を外したりして過ごすことで、
学業面でも人間的にも成長すると筆者は述べています。
また、この時期に子離れしなくてはならない母親の気持ちが
分かってくださる男子校の先生方の存在は魅力を感じました。
でも筆者が男子校の優位性を述べ続けているのを読んでいると
男子校でも他人の目が気になってバカをできない男子も
いるだろうし、逆に共学でも女子の目を気にせずバカできる男子も
いるだろうし、その子によるのかなと。
男子校の優位性を語るならば、共学校に通う男子の
本当に女子が気になってバカできないのか?そうすると自主性は芽生えないのか?
女子がいるとそんなに窮屈なのか?
女子が学校にいるメリットはないのか?(彼女ができるとかできないとかじゃなくて)
女子がいると女子の目が気になって好きなことに堂々と追求できないのか?
(たとえば、鉄道とかアニメとかアイドルとかオタク系のことに対して)
という意見を聞いて比較してみたいと思いました。