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藤原行成「権記」 全現代語訳 上 （講談社学術文庫）
『権記』は、平安中期、九条流藤原氏の嫡流で三蹟の一人と称される藤原行成の日記である。青年期は不遇であったが、長徳元年（九九五）、蔵人頭に抜擢されて以降は、一条天皇や東三条...
藤原行成「権記」 全現代語訳 上 （講談社学術文庫）
藤原行成「権記」全現代語訳（上）
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商品説明
『権記』は、平安中期、九条流藤原氏の嫡流で三蹟の一人と称される藤原行成の日記である。青年期は不遇であったが、長徳元年（九九五）、蔵人頭に抜擢されて以降は、一条天皇や東三条院、藤原道長の信任を得、側近の能吏として順調に累進してゆく。日々の宮廷の政治・儀式・秘事が細かく記され、貴族の多忙な日常が見える第一級史料、初の現代語訳。
一条天皇・藤原道長の側近として多忙極まる日常的政務
能吏による平安宮廷詳細日記
『権記』は、平安中期、九条流藤原氏の嫡流で三蹟の一人と称される藤原行成の日記である。青年期は不遇であったが、長徳元年（九九五）、蔵人頭に抜擢されて以降は、一条天皇や東三条院、藤原道長の信任を得、側近の能吏として順調に累進してゆく。日々の宮廷の政治・儀式・秘事が細かく記され、貴族の多忙な日常が見える第一級史料、初の現代語訳。
行成の日記である『権記』の名は、極官の権大納言による。『行成卿記』ともいう。（中略）特に蔵人頭在任中の活動が詳細に記されており、当時の政務運営の様相や権力中枢・宮廷の深奥を把握するための第一級の史料である。――＜「はじめに」より＞【商品解説】
目次
- はじめに
- 凡例
- 正暦二年（九九一）
- 正暦三年（九九二）
- 正暦四年（九九三）
- 正暦五年（九九四）
- 長徳元年（九九五）
- 長徳二年（九九六）
- 長徳三年（九九七）
- 長徳四年（九九八）
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紙の本
藤原行成の大成と平安時代の宮中での貴族の生活がわかる興味深い史料です！
2020/03/09 12:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、平安中期に九条流藤原氏の嫡流で三蹟の一人とされている藤原行成の日記を現代語訳で分かり易く書いた一冊です。この『権記』の量は膨大で、講談社学術文庫では、これを上中下の３巻にまとめて出版されています。同書では、不遇な青年期を過ごした藤原行成ですが、長徳元年に蔵人頭に抜擢されて以降からは一条天皇や東三条院、さらに藤原道長の信任を得て、側近の能吏として順調に累進してゆく姿が生き生きと描かれています。同書には、当時の宮廷の政治や儀式なども細かく記され、貴族がどのような生活を送っていたかを知る第一級の史料として価値ある一冊です！
紙の本
現代語訳のみ
2015/11/06 20:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：しましま - この投稿者のレビュー一覧を見る
『権記』が文庫３冊にまとまった。原文は無く、現代語訳文のみだが画期的。巻末に簡単な用語解説と人物注，年譜，系図などがついている。これで原文もついていたらなぁ。そうしたら、文庫３巻ではとても収まらないが。
上巻は、正暦２年から長保２年までを収録。
