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商品説明
江戸市中にて行われる合戦。乱を孕む時代を疾走する青年武士、戦場の異種格闘技としての決闘を描く。第6回小説現代長編新人賞受賞作。【「BOOK」データベースの商品解説】
【小説現代長編新人賞(第6回)】太平に騒乱をもたらす「戦国の英雄」赤迫雅峰vs.若き旗本「掃討使」小留間逸次郎。血塗られた戦いは連鎖し、やがて江戸市中は戦場と化す…。無惨にして無常、新感覚時代小説。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
長浦 京
- 略歴
- 〈長浦京〉1967年埼玉県生まれ。法政大学経営学部卒業。出版社勤務などを経て放送作家に。日本そば店勤務。
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紙の本
血塗れなのにスタイリッシュ
2012/01/07 21:47
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にこらら - この投稿者のレビュー一覧を見る
江戸初期、徳川家光のころに市中で無数の辻斬りを続ける戦国の生き残りの英雄たちを、旗本の次男、小留間逸次郎が退治してゆくお話。ありきたりの時代劇ではありませんでした。真剣勝負の殺し合いが続いてゆくのに、チャンバラでも男臭いだけの格闘モノでもありませんでした。この感覚、どういえばいいんだろう? 血塗れなのに、どこかクール。本の売り文句の「新感覚時代劇、ここに開幕」という感じ。時代劇は好きだけど、義理人情や痛快男児が活躍するものばっかで食傷気味だったわたしには、すごく新鮮だった。文体も文章のテンポもいい。続編が読みたい。