２０歳の自分に受けさせたい文章講義 （星海社新書）

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とにかくキーボードを打ちまくっている毎日だけど、わたしの行為は『書く』には程遠いなあ。
考えるために書こう。書くために考えよう。
この本こそまさに、おおっ！！、そうそう、ふむふむ、だった。

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★我々はかくと言う再構築とアウトプットの作業を通じてようやく自分なりの解を掴んでいくのだ
美しい文よりも正しい文が良い伝えるべきことは自分の意見だ
書き手の側も聴覚的なリズムを気にする前に視覚的リズムを考えなければならない
1.句読点の打ち方。1行に一つ
2.改行のタイミング
3.漢字とひらがなのバランス

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　著者は、自分の中の言いたいことの「ぐるぐる」を書き言葉に変換し、自分の中から解を得るために書く事を奨励する。

　文章においてなにより大事なのは、「文体」であり、それを形作るのは「リズム」であり、それは「論理展開」から生まれる、とする。
　
　この「論理」も、
大マトリョーシカ：主観
中マトリョーシカ：主観を訴える理由
小マトリョーシカ：理由を補強する客観的事実（なるべく細部まで丁寧に書き込む）
　の入れ子構造で行うと、説得力が増す、とする。

　主題の配置も、映画の構成になぞらえて、
序：遠景（客観）
本：近景（主観：主人公の視点）
結：遠景（客観）
　をすすめる。

　主題の絞り方は徹底し、「（何が入っているかわからないけどとりあえず、な）野菜ジュースよりオレンジジュース」とする。

　その過程で、「誰に向けて書くか?」では、万人向けの無難な文章より、
・ある特定の人
・10年前の自分
　をイメージして、絞り込むことを奨励している。
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おもいつくKW10コ
その傾向をネーミング
それ以外10こ

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良い文章を書くためのテクニックと、文章を書くうえで必要なマインド、このバランスが丁度良い。文章は人に伝えるためのものではあるけど、その前に自分の考えを整理して自分自身を納得させるためのツールでもあるのかなと思った。
この本を読んで、思考と行動を前進させるためにも、もっともっと文章を書きたいと思った。

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一時期小説の書き方に関する本を何冊か読んでいた時期があるのだが、これはノンフィクションの書き方。かと言って、ビジネス文書ではない。こういうのは一般人には書く機会があまりなかったと思うのだが、全ての人が文章表現を求められる時代ということですかね。書くこととは言語化することであり、すなわち考えることである、という基本スタンスには共感する。著者の言うぐるぐるを翻訳するというのがすなわち言語化なんだと思う。

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消費される為の文書に関するレクチャー。
筆者が生業として執筆して来た中で得たノウハウを整理して教えてくれている。
プレゼンの苦手な新人営業マンに読ませても良いかも。

文章とは、頭の中のぐるぐるを伝わる言葉に翻訳したもの。
読者にゴール地点を見せるのが目的ではなく、ゴールまでの道のりを示す事が文章の役割。

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随分前に買った本なのでなんなら30代になってしまったけどそれはそれでよかったな！文章の本って「書きたくてたまらないものをどう書くか」という情熱を前提とした本か、ビジネス書の方向に全振りしてる本かのどちらかという印象だったので、企画書でも小説でもメールでもブログでもというこの本はわかりやすかった。新書は内容が古くなったりもするからとっておかないものが多いけど、これはとっておこう。また見直したい。

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文章のリズムは、「論理展開」によって決まる。
接続詞を意識するだけで、文章は論理破綻しにくくなる。
美しさとは、どこまでも主観的なモノサシ。美しさよりも先に「正しさ」がくるべきだ。正しさを意識することは、客観的な目線を意識することにつながる。
１行の間に必ず句読点をひとつは入れるというルール
早い話が「こんな文章で、うちのオカンは理解してくれるかな？」と考える
難解な文章とは、読者の読解力に甘えた、内輪向けの文章にすぎない。あらゆる人に開かれた“平易な文章”ほど難しいものはないのである。
いかなる読み落としや誤読も、最終的には書き手の責任
冒頭に「自らの主張と真逆の一般論」を持ってくる。
理路整然としすぎた文章、正しすぎる文章には、付け入る隙がない。「正しいだけ」の文章は、その正しさゆえに伝わらないのである。
あなたの“主張”を正確な形で知っているのはあなただけであり、すべての読者は「それを知らない素人」
物事を“引き算”で考える作業は、最終的に「自分にとって大切なものはなにか？」「自分はどういう人間で、どんな価値観を持って生きてきたのか」を考えることにつながっていく。

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2013年19冊目。

過去に読んできた「文章指南書」の中でトップ。
「その方法があったか！」という新しい学びと、
これまでなんとなく経験則で使っていた技術の言語化のバランスが良い。
どれも抽象的なアドバイスではなく、今からでも取りかかれる具体的なアドバイスばかり。

■「起承転結」よりも、「起転承結」
■論理展開のマトリョーシカ＝「主張」→「理由」→「事実」
■「過去の自分」か「特定のあの人」に向けて書く

などなど。
ずっと手元に置いておきたい一冊。

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後輩に教えてもらいました。
おこがましくも最近のお仕事でぼんやり感じていたことを体系化してもらった気持ちです。

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ぜひ実践したい。
役立つ本を読んだらアクションプランを決めること。
そのアクションプランに期日を入れること。
それをしたくなる本に出会った。
少ししたらまた読もう。