「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
日本の大学の医学部ではどのような教育が行われていて、医学生たちはどんな姿勢でそれらに取り組んでいるのか。医学の世界に身を投じた一理系女子が、迷走しつつも前を向いて歩いていく様を綴った東大医学部体験記。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
安川 佳美
- 略歴
- 〈安川佳美〉1987年北海道生まれ。2011年3月東京大学医学部医学科卒業。同年4月より医師臨床研修開始。著書に「東大脳の作り方」がある。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
6年経っても変わらない、相変わらずの安川節
2012/02/16 18:17
14人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:塩津計 - この投稿者のレビュー一覧を見る
桜蔭高等学校首席卒業・東大理三現役合格の安川佳美さん。安川さんも晴れて東大医学部をご卒業することになり、その記念?として本書を新たに執筆されることとなりました。「東大医学部に入って周りを見回してみたら、東大生の半分は東大脳を持っていないことが分かった」という「迷言」でしられる迷著『東大脳の作り方』を著してから、もう6年がたったんですね。6年という歳月は、しかし安川さんご自慢の東大脳には何の変化ももたらさなかったことは、本書を読めば痛いほど分かります。相変わらず「東大医学部生は合コンでもてるか」などという、あさって見出しを見ると、思わず「こいつ、大丈夫かなあ」と思わずにはいられません。それに書いてあることは「東大医学部に入ったは言いが、教養学部時代は退屈だ」「解剖は怖い」「BSL(ベッドサイドラーニング)」はしんどい。精神科の閉鎖病棟見学は恐怖体験みたいな、もうおどろおどろしい苦労話の連続で、本書を読んだ人は、医学部に入りたくなくなるんじゃないかと思ったりもします。いや、そもそもこの安川という人、本当に医者になりたかったのか、医者になりたくて医学部に入ったのか。偏差値だけで医学部を選び、超難関の東大医学部に入って偏差値を基準に他人を見下し「どう?私ってすごいでしょ。褒めて。尊敬して」と言いたいがために東大理三を受験したのではないかと勘繰ってしまいうような内容です。安川さんが、立派な女医さんになることを願わずにはいられません。何といっても桜蔭に通う我が娘の大先輩ですから。でも本書は娘には薦められないな(笑。