紙の本
脅され女装して家庭教師!
2015/09/14 16:19
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
ウィストリア皇国のグリンダ=ドイルと言えば、世界中にその名が知れ渡った天才少女だ。地上に並ぶもの無きほど隔絶たる知と力を持つ彼女は、エーレン国王シザエルの子供たちの家庭教師として赴任することになっていた。しかしその直前に、書き置き一つおいて失踪してしまう。
いつも彼女の気まぐれに振り回されてきた弟のシャーロック=ドイルは、今回も彼女の犠牲となってしまう。外交官のヘルムートが、彼を女装させ、グリンダとしてエーレンに送り込もうというのだ。そうして連れてこられた王宮で、第一王子の竜樹=ハーン=ハイツ、第一王女の聖羅=シルヴィーン、第二王女の更紗=ロウィーネ、第三王女の織絵=リベルタ、第二王子の真=クリフトに紹介される。
次期王として気張る少年の竜樹、何事も冷めた目で見る少女の聖羅、いたずら好きの幼女双子の更紗と織絵、無口な真と、それぞれに個性的な子供たちに振り回されながら、しかしたぐいまれな幸運もあって、天才でもない普通の少年が、王族の家庭教師を曲がりなりにも務めていく。
王妃の雪の歌声に癒やされ、メイドのアニスの腐女子トークに翻弄され、キザな騎士のギルマーに言い寄られ、あらゆる艱難辛苦を舐めながらも、かつてグリンダに付き合わされた経験が、頑なな聖羅の心をほどいていくことになるのだった。
“文学少女”シリーズの前の作風のノリで展開される、コミカルなサウンド・オブ・ミュージックという感じだろうか。ただし、家庭教師は女装の少年だけど…。所々にファンタジーな裏設定も見え隠れするのだが、果たしてこれはただの愚痴なのか伏線なのか…愚痴なんだろうな。
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「文学少女」や「ヒカル地球にいた頃…」の野村美月先生のもう一つの新作。「ヒカリが」シリーズと同時にネットで連載が始まった作品の書籍化。
突然双子の姉のかわりに女装して外国の皇子達の教育係になってしまう。
今回はコメディメインで、短編集やバカテスとのコラボでその片鱗をうかわがせていた野村先生のコメディが丸々1冊楽しめます。
ただ、ストーリーやキャラクターはしっかりしていて、シャールがエーレン王家の人たちと仲良くなっていく様子が読んでいて微笑ましい。
挿絵も素敵で絵師買いも悪くないんじゃないかな?
最終的にシャールはロリとショタとナルシスト(男)に好意を持たれ、シャール本人は人妻メイドに恋をするというどう見ても全方位バッドエンドという状態に。どうしてこうなった。
文学少女がアレだったので、個人的には「ヒカル(ry」と同様彼は誰と結ばれるのかが気になって仕方がない。私としてはちゃんと男のシャールを知っている聖羅と結ばれるのが一番だと思うけど・・・9歳は犯罪です。残念ながら。
となると、貴腐人メイド(メイド多いな!二人だけど!)が正規ルートなのか?彼女の書くシザ×ヘル本読んでみたい気はする。
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ギフテッドの話だった。
基本コメディで、文学少女とかよりゆるい雰囲気である。
なお、9歳児の話ではあるがあんまりロリっぽくはない。
メインの話はこれで解決だろうと信じているので、本巻の構成でもいくつかの番外編を含むように、周りのエピソードを展開していく形になるのかなと思う。
第一王子とか姉の今後は非常に気になる。でも9歳児の無垢な信頼も実に美味しいので、その方向でもいいです。
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f主人公の恋愛対象に同年代の異性がいないドーナツ化現象がなかなか新鮮。一人腐ってるのがいますが、コレはありなんだろか。
店頭でパッと観たときは最近乱立気味のタイトルインパクト先行の骨軽ラノベかと危うくスルーするところでしたが、野村先生の新作(?)なら話は別です。堅実に楽しめました。
しかし、2巻は出るけど3巻以降は売り上げ次第ってのは…。
いえ、分かるんですけど「3巻が出るか出ないか」ではなく、「3巻を最終巻にするか否か」で考えるべきではないのか全てのラノベの編集部よ。
シリーズ立ち上げた以上、責任持って「完結」させようよ色々と。
連載漫画と違って、シリーズ途中でいきなり断ち消えになっちゃうのがラノベ業界の要改善点。
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野村美月さんの新シリーズ。突如失踪した姉グリンダの代わりにそっくりな双子の弟シャールが女装して王族の家庭教師として派遣される話。“文学少女”や“ヒカル…”の軽い部分を凝縮した感じ。ほのぼのとした明るいコメディで楽しめました。うん、色々とモテモテだけどとりあえず気をしっかり持って頑張れシャール(笑)。グリンダがどのように本編に登場するのかとシャールの名前が何かの伏線なのかも気になりますので続きも楽しみにしています。あと番外編のギルマーの変態っぷりに吹きました。
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天才の姉の代わりに、凡才の主人公くんが姉のふりをして女装して王家の子供たちの家庭教師をすることに。ドタバタコメディです。文学少女シリーズのコメディとシリアスの配分が逆になった感じ。なんだかんだ言って素直で一生懸命なシャール君に好感がもてます。天才無表情系お姫様も、ツンデレ王子も他の子供たちもみんなかわいい。主人公の名前がシャーロックホームズから取られているっぽいのは意味があるのか。
つづきがとても楽しみです。
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思っていたよりいい作品でした。
買おうか悩んで買わなかったら後悔していたかも。
番外編のギルマーが突っ込みどころ満載で良いw
とりあえず聖羅が一番可愛い。
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キャラが皆すっごくかわいかったです(´ω`)
コメディ成分が多かったので、ニヤニヤしながら一気に読みました。なんだかんだ一生懸命頑張るシャール君が好きです。竜樹君の初恋はいったいどうなることやら…。
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新シリーズ。天才な双子の姉に代わって、女装して他国の王族の家庭教師にとか、なんて設定だと思いつつも楽しめた。ピンチも何故かうまく乗り越えちゃうし。ある意味、人生最大のモテ期をどうするんだろうw
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久々の「野村先生+竹岡先生」タッグでない作品ということで、
最近の作品とは毛色が違いそうで読んでみました。
野村先生の「文学少女」以前の過去作品にはイマイチなものが
多かったので、どうかなだったんですが、良かった!
王道の「ベッタベタ設定」による王道の「ジュブナイル」でした。
心温まるお話で、ホロリとしますねぇ。
ちゃんと「ドレスな僕」が家庭教師になるべくしてなったなぁ
というのが読むとわかりますねぇ。
WEB連載が「最終回」となっていましたが、どうなるのかなぁ。
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ずっと前から気になっていたので、購入しました。
『ヒカル~』シリーズとは違って、コメディ色が強い作品でしたが、面白かったです(特に番外編のギルマーの残念日記)。
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って長いよ!長いよタイトル!!
つーか「~な件」とかまた最近増えてきたな。
ちょっくら地雷臭を感じてたのに、
なかなかどーして、結構面白かった!
つーか個人的にはかなり好きかも。
あの人の嘘には主人公もろともすっかり騙されたしw
あの見せ場もちゃんとじんわり来ました!
いろいろ強引なとこもありますが、
ちゃんとキャラも立ってて面白かったです。
にしても野村美月化けたよな…
卓球とか野球とかが逆に懐かしいぜ…w
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ロリ系萌え要素てんこ盛りのラノベだけでは終わらない、暗いウラがあるのがこの作者の作品の良いところ。聖羅王女の天才の孤独が今回のメイン。なんでも持っている人は本当に欲しい物がなんなのか自分でよく分からなくなります。俗世間の幸せに気づいた彼女は幸せですね。それはそうと、本物のグリンダお姉さん、王宮まで入り込むとは…彼女はたぶん最後まで登場させないでしょうが、突然平凡な男性と一緒になったり、女たらしにころっと騙されたりとかしないか(^^ゞ
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天才の姉が失踪した.
その代役として凡人の双子の弟が隣国の王子・王女たちの家庭教師をすることに.
姉の代わりなので女装して.
もちろんバレたら国際問題&死刑.
作者は文学少女シリーズの野村美月さんですね.
文学少女シリーズは2冊目の暗号文の話があまり面白くなかったんで
読むのをやめちゃったんですけども.
読みやすくていいね.
変な設定とかもないし.
ファンタジーといえばファンタジーだけど
中世的なファンタジーであって魔法の世界ではないようだし.
というか,魔法が出てきたらきっと双子の姉弟入れ替わりは不可能だよな.
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面白い姉弟入れ替えコメディでした。王族の子供たちの中でも竜樹くんがいい感じにかわいかった。サブも腐ってたり腐ってたり腐ってたり(ぇ してキャラ立ってたので、外伝も楽しめました。ラブの方もTSだけに関係が複雑なことになりそうだけど、それはそれで面白いコメになりそうなんでそっち方面も楽しみ。