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紙の本
夕陽カ丘三号館 新装版 (文春文庫)
著者 有吉 佐和子 (著)
一流会社勤務の夫の転勤に伴い、東京で憧れの社宅暮らしをスタートした音子。喜びも束の間、社宅内の人間関係に振り回されてゆく。一人息子・悟の教育問題、見栄と欺瞞に満ちた主婦同...
夕陽カ丘三号館 新装版 (文春文庫)
夕陽ヵ丘三号館
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商品説明
一流会社勤務の夫の転勤に伴い、東京で憧れの社宅暮らしをスタートした音子。喜びも束の間、社宅内の人間関係に振り回されてゆく。一人息子・悟の教育問題、見栄と欺瞞に満ちた主婦同士の情報戦に追い詰められ、焦った音子は愚かな行動に出るが—痛烈な人間描写、現代のドラマが大迫力、傑作長編エンターテインメント。【「BOOK」データベースの商品解説】
一流会社勤務の夫の転勤に伴い、東京で憧れの社宅暮らしをスタートした音子。喜びも束の間、社宅内の人間関係に振り回されてゆく。一人息子・悟の教育問題、見栄と欺瞞に満ちた主婦同士の情報戦に追い詰められた音子は…。【「TRC MARC」の商品解説】
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電子書籍
現代と同じ
2017/05/31 14:37
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る
時代は高度成長期ですが、社宅住まいがエリートの象徴だったんですね。
しかも棟で順列も決まるという怖さw
社宅、ママ友関係は今と全く同じですね。
紙の本
高度成長期時代に、社宅で暮らす妻たちの人間ドラマが面白い
2013/06/15 19:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ポムポム - この投稿者のレビュー一覧を見る
高度成長期時代のある一流企業の社宅を舞台にした物語です。
主人公の時枝音子は、T大卒のエリートを夫にもつ主婦。
夫の転勤と共に近代的な設計の社宅に引っ越しが決まり、
濃密な「社宅での生活」がスタートします。
行動が筒抜けの環境で、主婦ならではの悪気のない若干軽率な憶測と噂話。
きっとひとりひとりは悪い人ではないのだろうけれど、見栄の張り合い、
陰口の叩き合いで、サイコスリラーの様なぞくぞくする怖い面もあれば、
コメディのようにほっと笑える部分もあって、さすが「有吉佐和子!」と、
感心しました。
昭和40年代くらいの時代背景を感じる「モーレツ社員」という単語や
お歳暮を使いまわす話など、時代背景も中々興味深く取り入れられていますが、
人の心というのは、昔も今もさほど変わりはないのかもしれません。
ちょっと感情的でイタイ所のある主人公の音子が、自業自得な部分もありながら
途中で精神が壊れかけていく様子は心配になりましたが、
決して救いのない、不快な終わり方にはならないので、ご安心を。
厚みのある本ですが、最後までグイグイ読ませる文章はさすがです。