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純粋理性批判 7 (光文社古典新訳文庫)
純粋理性批判の課題であった存在の領域からはなれて、当為の領域へ−。最高善と“恩寵の王国”の思想をもとに、理性の道徳的な使用へと考察を向けたカントの「超越論的な方法論」を収...
純粋理性批判 7 (光文社古典新訳文庫)
純粋理性批判 7
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商品説明
純粋理性批判の課題であった存在の領域からはなれて、当為の領域へ−。最高善と“恩寵の王国”の思想をもとに、理性の道徳的な使用へと考察を向けたカントの「超越論的な方法論」を収録する。【「TRC MARC」の商品解説】
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カントによる先験的方法論が説かれ、純粋理性の訓練、基準、建築術、そして歴史について解説されます!難解なカントの思想の全貌が見えてきます!
2020/05/08 11:29
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、18世紀のドイツを代表する哲学者カントのあまりにも有名過ぎる哲学の名著です。光文社古典新訳文庫では、分かり易い現代邦訳で、全7巻シリーズで刊行されており、同書はどの最終巻です。同書では、いよいよ最後の「先験的(超越論的)方法論」の章に入り、「純粋理性の訓練」、「純粋理性の基準」、「純粋理性の建築術」、「純粋理性の歴史」について述べられます。同書の中で、「そもそも理性の関心は、何をわたしは知りえるか?何をわたしは為さねばならないか?何をわたしは希望しうるか?に区分される」と説かれ、理論理性によっては与えられない理念の客観的実在性を、可想界において確立すべきものは、何が起こるべきか(当為)を主張する実践理性であると主張されます。そして、先験的自由と自然因果性の中間に位置する実践的自由は、自由な決意性によって感性的衝動を克服するとも説かれます。いよいよ難解なカント思想の全貌が見えようとしています。