紙の本
意識する事が大切だと思いました
2017/03/20 12:29
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:こなきち - この投稿者のレビュー一覧を見る
仕事としては、アサーティブなコミュニケーションができるのに、実生活ではすぐに心のシャッターを閉じてしまいます。
同僚との関係もそうです。
関わりたくない人をすぐに空気にしてしまいます。
空気にされた人が怒って嫌がらせをしてくると、ますます相手を空気にしてしまい、自分も空気になろうとして最後に職を辞すことで相手と自分を抹殺してしまいました。
つまり、身近な人も自分自身も大切にできないということなのだなあと思いました。
意識する事で少しずつ改善していきたいと思います。
紙の本
自己表現の基本
2015/11/23 20:52
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タヌキチ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本では、自己主張の方法として以下3通りがあるとしています。
1.相手を優先して自分を後回しにする「非主張的自己表現」
2.自分を優先して他人を軽視または無視する「攻撃的自己主張」
3.自分も相手も大切にする「アサーション」
最終的に、相手も自分もよい方向に向かうために「アサーション」が重要とであり、
アサーションな行動を実現するための方法や、そのための考え方、
自分の自己主張の傾向チェック等等がわかりやすくまとめられていて良かったと思います。
一通り通読しましたが、本書の内容を活かせるようにするために
改めて精読しようと思います。
紙の本
そうはいっても...
2012/04/05 19:56
8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のちもち - この投稿者のレビュー一覧を見る
アサーションとは、「自分も他者も大切にする自己表現」のこと。相手を大事にする気持ちを持ち続けてコミュニケーションをしていくことで、世界が開ける、っていう素晴らしいコミュニケーションスキル、である。
例で出てきましたが、「天ぷらそば」を頼んだのに「うどん」が出てきたときどうするか?
1.時間がないので何も言わない
2.怒って取り換えさせる
3.一言いって、でも「今回は」それを食べる
順番に、「非主張的自己表現」「攻撃的自己表現」そして「アサーティブな自己表現」となります。最初の二つは自分を抑えるか、感情をあらわにするかで、最後の「アサーション」はそのバランスなり。前の二つは結局どこかに歪が生じるだけで解決にならない、ってことなんだな、きっと。
そして、そのバランスを身につけて「アサーティブな表現」ができるようになれば、それによって自分発信のコミュニケーションのスタイルが変わってくれば、相手も変わってくると。
キレイですねー。確かにその通りかもしれません。本書にもありましたが、気に入らない相手、それこそ「アサーティブでない」相手は世の中にたくさんいます。いや、むしろそちらのほうが大多数であったりします。彼らと関わらない生き方ができればいいのですが、そんなパラダイスは現実的ではないんだよね。だからこそ「アサーティブ」。自分の中で閉じず、相手を攻撃せず。相手を変えることはできないけれど、自分が変わることによって「間接的に」相手を変えることはできる(かもしれない)というリソー的な展開です。
そのためには、自分が意識して「相手」を考えることが大切になります。そして、自分発信のコミュニケーションを、自分が抑えることなく発信すること。それで世界が開ける...なかなか高いハードルと言えるかもしれません。できる人は難なくできるんだろうけれども。「言わない方が...」と自分判断で決めてしまう場面、やっぱりあるんだよね。そして「相手」によってアサーティブになれたりなれなかったり、という弱い面もさ。
それを乗り越えて、「話しやすい人」になるのが理想だけれども。非常によくわかる話で、「アサーティブ」に向かおう!と思うんだけど、こーゆー話は本で読んで頭で理解するだけでは進めない気がします。やはり「リアル」で体験することが大事だよなあ。アタマで理解するんじゃなく、その「空気」(コミュニケーションが回っている感覚)を感じることが一番いいもんね。
【ことば】...「なぜ~?」「どうして~?」という表現には、理由など聞くつもりはなく問答無用で責める意図が含まれやすいのです...「意図や理由、いきさつについて知りたい」とか「聞かせてほしい」と伝えること...
わかる、わかるなあ。そういう受け止め方をしてしまう時が、あります。でも、自分は使っていないだろうか...って思うと多分使っている。立場の弱い人に対して。いかんなあ、まず自分が「アサーション」を実行しないと。
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自分と相手とのコミュニケーションを取るのに有効なアサーションを解説した文字どおりの入門書。わかることは多々ありますが、これを新書という形式で出版するというのには疑問が残ります。
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とっても勉強になった、ためになった。
そうなりたくない、いろんなものを、考えを受け入れられる人でありたい、リベラルな人である、と思っているのに、使っている言葉を見直すと、そうじゃない、と気付かされた。
皆同じじゃない。同じことは考えていないし、知らない。
そして、どれが正解でもなく、常識なんてものはない。
「なぜ?どうして?という表現には、理由など聞くつもりはなく問答無用で攻める意図が含まれやすい。意図や経緯を知りたい、聞かせてほしい、と伝える」p160
「当たり前、はずだ、当然、ということはめったにない」p161
「話し合いのポイントは、相手も自分と同じ状況把握をしているはずだ、早合点しないことです。」p142
「私メッセージで気持ちを伝える。
あなたは、大声を出さないで、あなたがはやくしなさい、あなたがだらしない、
ではなく
私には大声に聞こえるので小さくしてほしい、
私が急いでいるので、急いでほしい、
私にはだらしなく見える、
あなたが〜だ、ときめつけると、相手は、そんなことしてない、とおもうかもしれません。
より率直で、決めつけに聞こえないメッセージを」p160
「やって良いことは意外にたくさんある
・この依頼を断ってはいけないのではないか。
・無視されたのは、私が取るに足りない人間だからだ。
自分がやって良いとおもえないときは、他の人はやって良いかどうか考えてみましょう。他の人がやって良いと思えることは、自分もやって良い可能性が高いのです。」p67
「余裕というのは、物事の受け止め方についても言えます。当然だ、とかべきだ、と決めつける調子ではなく、そうするに越したことはないけれど、必ずしもそうではないのではないか、というように考える幅や、周りを見回す余裕」p80
「安全の欲求がある程度充たされた国では、人々は、何かを成し遂げなければ受け入れてもらえない、というメッセージを常に受け取っている。」p124
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近頃、色々なところでメジャーになったアサーション。その基本作法を簡単に概説している本。その要はタイトルにもなっているが、「自分も相手も大切にする」こと。
過度に自己主張をして相手をねじ伏せるのでもなく、過度に相手に合わせるのでもなく、状況を踏まえた上で自分の意図を上手く伝えるというのがその基本路線。書かれていることを実際やってみようとすると、それほど難しいことではない。ただ、日ごろのコミュニケーションで行っていることを振り返って、それぞれの言動を概念整理した上で、上手く使い分けるべしというもの。
ただし、この本に書かれていることを体得するためには明らかに本書だけでは不十分で、何らかのアサーション=トレーニングなどのレクチャーを受けなければならないだろう。あくまで交通整理のための本ということで。
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家族との関係を考察することをきっかけに、手にとった本です。
アサーション(もしくはアサーティブ)とは「自分も相手も大事にする自己表現(やコミュニケーション)」のことを言います。アサーションとは何か?アサーティブになるにはどうするか?アサーティブになるとどうなるのか?などが180ページ程度で、ライトにまとめられています。入門、ですし。
まずわかったことは、僕はアサーティブな一面をもっていること。なんかもー全然できていない気分満載だったのですが、ちょっと軽くなりました。しかし、特定の人物に対してアサーティブではなく、攻撃的自己表現も、非主張的自己表現も両方存在しています。とりあえず3名の方が対象であることには気付いておりまして、比較的関係が深い数名に対しても其の片鱗を醸し出しているかもしれない、と思っております。
アサーティブに対して少し誤解もありました。「なんでも好きなこという」みたいなような理解をしていたのですが、アサーティブなアウトプットをするまでのプロセスを理解すると、そうではないことがわかりました。
「以心伝心には頼らない」という節がありました。ここがもっとも印象的だったかもしれません。
そしてその延長で思ったのが、僕はあらゆることを想定し過ぎていて、他人もそうだと思い込んでいたのかもしれない、ということ。自分が想定していることに反応してもらえないと、感情がゆさぶられるんですよね…。元々想定外に弱いことから、あらゆることを想定することで回避してきたつもりが、それが自己表現やコミュニケーションに支障をきたしてるかもしれないという…。
近々講座を受けてみるので、この辺はその時に探求してみようかな、と。
あと、これについては一般教養としてやるべきだなぁ、と思いました。
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アサーションとは、サブタイトルにもあるように、自分も相手も大切にする自己表現法で、アメリカでその理論を学び、日本へ紹介した著者によって、日本の風土にあった方法で実践され広められているという。
自分と相手、お互いを大切にしながら、 それでも自分の意見、考え、気持ちを率直に、素直に、その場にふさわしく表現するというアサーションは、誰もが身につけておきたいコミニュケーションスキルと言えるのでは。
本書はアサーションの入門書として、わかりやすく読み易い。
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昔、新幹線で見たおじさまの、駅員にはっきりとマイナスなことを含む要求を伝えていながら、さわやかで優しさを感じる対応が忘れられない。そういうことができるようになりたくて手にとった。職場でアサーティブという言葉を目にしたせいもある。少しずつやれてきているかな…?
マズローの欲求の五段階説が、あてはまりすぎてびっくりした。最終段階の自己実現の欲求というのは、見えてきた自分を吟味し、できることとできないことを区別し、ありのままの自分を知ることに力を尽くし、その自分を受け入れ生かそうとすること。できないことを嘆いたり、自己評価を低くしたりするのではなく、やりたいようにやることでもなく、使命の達成というような欲求。やっとそこに向かってきたのだとおもう。
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平木先生は、日本の「カウンセリング」の世界では、巨匠のひとりといって過言ではありません。
経験の深い先生ならではの、こなれた説明で自己表現のひとつである「アサーション」について理解することができます。
一方で、アメリカから、カウンセリングマインドという新商品を輸入してきた代理店第一世代が平木先生としたら、その後に並行輸入でアメリカ企業の日本法人として「アサーティブ」という言葉もありそうな感じ。
出発点は同じでも、やや、表現方法が違います。
読み比べると、理解が深まると思います。
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久しぶりに読んだアサーティブコミュニケーションの本。
おさらいにと思ったのだけど、
http://booklog.jp/item/1/456969456X
や
http://booklog.jp/item/1/4569692699
に比べて、少々とっつき辛い印象。
ちょっと読み終わるのに時間がかかってしまいました。
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どうしても苦手で,コミュニケーションをとるのがしんどい相手に困っていたときに,友人に「アサーション」と言う言葉を教えられ,とりあえず簡単そうなこの本を手にとりました。
私は非自己主張的な部分があり,なかなか思ったことを言えずに(言わずに)ストレスを溜め込んでいることが多いんですが,そしてそれが一番場をうまく納めるのによいことだと考えていたんですが,それは自分を大切にしていないコミュニケーションで,結果的に相手も大事にしないことになるという点は納得しました。確かに。
自分のコミュニケーションのとり方をちゃんと考えていかなければいけないなあと思いました。
アサーティブなコミュニケーションとは言っても,相手にもよるし…とは思ったんですが,案ずるより産むが易し。ってこともあるので,後半,かなり実用的なコミュニケーションのとり方が示されていたので実践してみようと思いました。
入門によさそうな本でした。
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平木典子さんの本は何冊か読んだことがあって、他の本の内容とも被っていると思うけど、最初に読むのにお勧めの本だと思った。平木さんのブックリストもついているし、いつもながら読みやすくて、本自体がアサーションの実例という印象を受けた。
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僕が教育相談の係になる前から薄々感じていたことが、ここに明確に書いてありました。モヤモヤ感がスッキリしました。
アサーションは自分を前面に押し出すのではなく、相手と協調を目指すもの。でも万能じゃない、というのも納得です。自分の中で、どう落としどころを見つけていくのか、という所まで書かれているので、職場での人間関係にも活用できると思います。
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コミュニケーション関連の本ですが
万能さよりも、きちっと限界もおさえているので好印象。
正攻法だけど、基本が意識してできるってことは
結構大変なことだ。