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- カテゴリ:一般
- 取扱開始日:2012/03/29
- 出版社: 集英社
- サイズ:19cm/185p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-08-775404-9
紙の本
松浦弥太郎の新しいお金術
著者 松浦 弥太郎 (著)
お金をせき止めない、人のために使うほどお金は喜ぶ、大きなことにお金を使おう。『暮しの手帖』編集長が、お金持ちの人たちに話を聞いて見つけた、お金に悩まなくなる方法と知恵、法...
松浦弥太郎の新しいお金術
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商品説明
お金をせき止めない、人のために使うほどお金は喜ぶ、大きなことにお金を使おう。『暮しの手帖』編集長が、お金持ちの人たちに話を聞いて見つけた、お金に悩まなくなる方法と知恵、法則を紹介する。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
松浦 弥太郎
- 略歴
- 〈松浦弥太郎〉1965年東京都生まれ。『暮しの手帖』編集長、文筆家、書店店主。著書に「本業失格」「最低で最高の本屋」「くちぶえサンドイッチ」など。
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書店員レビュー
暮らしの手帖編集長が送るマネー本です。
ジュンク堂書店藤沢店さん
暮らしの手帖編集長が送るマネー本です。
松浦弥太郎ファンの方は、いつもと違う棚にあるので未読かもしれません。
マネー本を読み慣れた方にとっては一味違った切り口が楽しめます。
藤沢店社会科学担当
紙の本
お金さんとの新しいおつき合いを始めたくなりました
2012/03/09 13:29
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:佐々木 なおこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
久しぶりに本屋さんでじっくり棚を眺めました。中学生ムスメに頼まれて、雑誌「セブンティーン」を買いに行ったついで、です。
雑誌をひととおり、それから新刊棚、レジ回りの特設コーナー。ここの本屋さんは本の並びが良くて、てきぱき書店員さんもいるし、大好きな本屋さんの一つ。今回は、ここで松浦弥太郎さんの新刊を見つけました。
!!!!
表紙を見せる並べ方で数冊ありました。お金に関する本で、新鮮なタイトルです。帯には、『暮しの手帖』編集長の人生を変える新・マネー術!お金は友だち。とあって、こちらも新鮮でした。で、少しだけ迷って、購入しました。
のっけから弥太郎さんは言います。
今日からお金を「お金さん」と呼んでみる。これが、お金といいつきあいをする第一歩です。
やはり今まで私が読んだことがあるマネー術の本とは、まったく違う切り口。予想していた通りでした。弥太郎さんがお金持ちの友だちから聞いた話もたくさん紹介してありました。
ちょっとピンときた目次を書き抜いてみますね。
お金さんに喜んでもらうためには、
お金は血液。動いていますか?
お金はせき止めてはいけません
「自分株式会社」を経営しよう
農夫のように育てる
誠実に、正直に、勉強あるのみ
人のために使うほどお金は喜ぶ
お金について学び続ける
大きなことにお金を使おう
自分にできることを一心に
一番心にひびいたのは、「自分株式会社」のところです。
「株式会社松浦弥太郎」の経営哲学は、「正直、親切、笑顔、今日もていねいに。」とあって、ああ、これなんだな…と思いました。春はなにか気持ちも切りかわって、新しいことを始めたくなる時期。お金さんとの新しいおつき合いを始めたくなりました。
そうそう、挿絵はポール・コックスさん。やさしい鉛筆書きで、一目で好きになりました。
紙の本
お金さん、元気かな?
2012/05/17 18:35
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
まさかこの本に「貯蓄術」とか「節約術」といったものを期待してはいませんよね。
何しろ書いたのは、「暮しの手帖」編集長であり書店店主の松浦弥太郎さんですよ。松浦さんがそんな「お金」の本を書くと思います?
では、松浦さんが書く「お金術」ってどんな手法かというと、その第一歩が「お金」のことを「お金さん」と呼ぼう、ですから、さすが、というか、ええーっというか、もうその時点でこれは巷で出回っているような「お金」の本ではないことに気づかされます。
そもそも「お金」のことを「お金さん」と呼べますか?
かつてのTVドラマで「同情するなら金をくれー!」という流行語がありましたが、ここでは「お金」ではなく、「金(かね)」。
それぐらいドロドロした世界の「お金」をさん付けで呼ぶなんて。つい、往年の曲、「♪涙くん、さよなら」みたいに、「お金さん」さよなら、なんてならなければいいのですが。
次に松浦さんが提唱? するのは、「自分株式会社」の設立と経営。これは「お金術」としてはまっとう。
家計簿をつけている人がどれだけいるかはわかりませんが、自分という会社を経営するなら、いったいこの「お金さん」は「投資」なのか「費用」なのか、はたまた「使途不明金」なのかはわかった上で使わないと。
他人の「お金」ならともかく、自分の「お金さん」なのですから、従業員を労わるように大切に働いてもらわないといけません。
そういうお話は続くのですが、考えてみればこの本は「お金さん」との友情物語といっていい。
最後に松浦さんはこんなことを書いています。
すなわち、「お金は友だちだけれど、万能でもなく、正義の味方でもないこと。僕は改めてお金の大切さと、お金より大切なものについて思いを巡らせました」と。
友情を知って、初めて相手の存在感を感じるということでしょうか。
夕焼けの海に向かって、投げ入れるのは石ころにしてくださいね。まちがっても、「お金さん」は投げないように。