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紙の本
良質な短編集
2021/11/16 05:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
良質な短編集です。
かなり削ぎ落として描いている感があるので
わりと読み手を選ぶかもとは思います。
標題作「愚か者は赤を嫌う」は3話構成
闘牛という中で牛の死に向かい合う闘牛士と解体士の話
生と死と愛を観念的に描き出す。
愛を知ったことにより死の恐怖を知り、
そしてそこからまた生まれる。
独特な色合いで描き出している作品
「円卓の死者」は「愚か者は赤を嫌う」のマウロの話
(傷のいわれが解かれる)
「BABY,STAMP YOUR FOOT.」
靴職人と作家の話
赤いハイヒールが象徴的でぐっとくる。
そしてラストが嬉しい
さりげなく年の差カップルなのも嬉しい
「Tiempos extra」
サッカー選手の兄であるサッカーサポーターと警備員
ああ、この二人これからどうなるのーって感じの終わり方。
このちょっともだもだとした感じが好き。
「リュミエール」
小説家とダンサー
舞台の上の光と影
時の流れや残酷さ等々の不思議さを感じさせてくれる作品です。
☆4.5
紙の本
短編集
2017/04/30 15:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
闘牛場に併設された肉の解体所で働くマウロと、才能溢れる若手闘牛士のラフィタ。
出会ってすぐに恋に落ちる二人。
今回もえすとえむさんらしく赤を象徴的に使って描いていますね。
赤は牛の血の色、闘牛士の衣装、おそらく二人で飲んでるワインも赤ではないでしょうか。
しかしマウロは色盲なのです。
表題作の他、短編が四作。