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商品説明
「eカウンセリング」プロジェクト、「伝統芸能デジタル化」プロジェクトなど、7つのデジタル・テクノロジー活用プロジェクトを紹介。超デジタル時代の技術を活用した、新しい時代の「学び」を探る。
著者紹介
渡部 信一
- 略歴
- 〈渡部信一〉1957年仙台市生まれ。東北大学大学院教育学研究科博士課程前期修了。同大学大学院教育情報学研究部教授。博士(教育学)。著書に「鉄腕アトムと晋平君」「ロボット化する子どもたち」など。
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著者/著名人のレビュー
デジタル技術は、あいまいなものや複雑なもの...
ジュンク堂
デジタル技術は、あいまいなものや複雑なもの、状況を切り捨てることによって「きちんとした知」をつくり上げ、効率的な伝達を目指す。一方、現実を生き抜くためには、「きちんとした知」(だけ)ではなく、「よいかげんな知」が不可欠だ。
そうした理解の上で、渡部は決してデジタル技術を否定しない。進歩を遂げたデジタル技術は「超デジタル」へとステージを上げ、複雑であいまいな現実を複雑であいまいなままに捉え、これまでのデジタル技術が得意とした「きちんとした知」の効率的な「学習」を「超え」て、「よいかげんな知」の「学び」を支援できるようになったと確信する。
そうした確信のもと、渡部が「超デジタル」技術の実践の場として選んだのが、一見デジタル技術の対極にある伝統芸能の伝承の場である。モーションキャプチャや、「師匠の思い」をデジタル化せんとするCG作成は、伝統芸能を担う人びとにも認められていく。内弟子制度の「しみ込み型」の「学び」をも、「超デジタル」技術は支援できる段階に達したのだ。
自閉症児の特別支援教育やロボット技術の発展(=アトムの実現)をも見据える渡部の実践は、すぐれて弁証法的で、刺激的である。