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- カテゴリ:一般
- 発売日:2012/03/23
- 出版社: 講談社
- サイズ:19cm/212p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-06-282120-9
読割 50
紙の本
学ぶとはどういうことか
著者 佐々木 毅 (著)
「学ぶ」とは人生を何度も生きるために「学び続ける」ことである。現代の碩学が、「東日本大震災と「学ぶ」ということ」「変革の武器としての「学び」」といったテーマで、「学ぶ」と...
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商品説明
「学ぶ」とは人生を何度も生きるために「学び続ける」ことである。現代の碩学が、「東日本大震災と「学ぶ」ということ」「変革の武器としての「学び」」といったテーマで、「学ぶ」ということを考察する。【「TRC MARC」の商品解説】
本書は「学びの塔」である東大の総長を務め、かつ政治思想史の碩学で政治という「歴史の中で人間を動かす学問」を研究と現実とで行ってきた著者が、長年の教育実践をもとに、福沢諭吉、アリストテレス、ヘーゲルやマルクスの知の軌跡に分け入りつつ示す、「勉強」を超えて到達する「学び」の境地。旧来の常識や手本を学び、それを超えて自由になることは、人生の可能性を大きく切り開く。
「勉強」だけで満足できますか?
「学ぶ」とは人生を何度も生きるために「学び続ける」ことである。
現代の碩学が大学生から勉強し直し世代にまで贈る「知のアリーナ」への招待状。
学ぶといっても作法がある。たんに情報を「知る」段階から、「理解する」「疑う」「超える」という段階を経て、はじめて「勉強」は「学び」に発展するのだが、通常、人は「知る」「理解する」段階で学んだと思って自己満足している。しかしこれは、その時々のデータを更新する繰り返しの作業にすぎない。受験秀才や能吏になれても、現在のような激しい時代の変化に対応できる人材になることはできない。
本書は「学びの塔」である東大の総長を務め、かつ政治思想史の碩学で政治という「歴史の中で人間を動かす学問」を研究と現実とで行ってきた著者が、長年の教育実践をもとに、福沢諭吉、アリストテレス、ヘーゲルやマルクスの知の軌跡に分け入りつつ示す、「勉強」を超えて到達する「学び」の境地。旧来の常識や手本を学び、それを超えて自由になることは、人生の可能性を大きく切り開く。「学び方=生き方」なのだ。だから本書は、長寿時代の生き方ガイドでもある。
○「学び」の四段階――「知る」「理解する」「疑う」「超える」
○「勉強」と「学び」の関係
○新聞を読む「学び」の危うさ
○「考える専門家」と「考えない専門家」
○「見立て」の技法
○学校と社会の「常識」から自由になるために……ほか【商品解説】
目次
- 第一章 東日本大震災と「学ぶ」ということ 「想定」の呪縛
- 人間は学ぶと同時に忘れる動物
- 自然の脅威との闘い方
- 「学び」の蓄積に壊滅的打撃
- 想定の枠内での「学び」、想定の枠を超える「学び」
- 第二章 『学問のすゝめ』を読み解く 「学び」と日本の独立
- 「学び」は人生と歴史の構成要素
- 野蛮、半開、文明
- 英雄中心主義への批判
- 「私徳」から「大智」へ
著者紹介
佐々木 毅
- 略歴
- 〈佐々木毅〉1942年生まれ。学習院大学法学部教授。東京大学名誉教授。日本学士院会員。政治思想史の重鎮。著書に「民主主義という不思議な仕組み」「現代政治学の名著」など。
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勉強ではない「学び」がある
2016/02/10 00:24
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投稿者:センター長 - この投稿者のレビュー一覧を見る
すでに言い古されたことであるが、勉強と学びは違う、ということを再認識させられた本である。東日本大震災によって、それまでの常識や想定が見事に覆され、われわれは再び「学び」とは何かを考えざるを得ない状況に追い込まれている。さらに、現在の高齢社会にあっては、誰もが学び続けることが、日本再生の処方箋のような気がした。