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剃刀日記
  • みんなの評価 5つ星のうち 4.8 4件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2011.12
  • 出版社: 烏有書林
  • サイズ:20cm/325p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-904596-03-6
  • 国内送料無料

紙の本

剃刀日記 (シリーズ日本語の醍醐味)

著者 石川 桂郎 (著),七北 数人 (編),烏有書林 (編)

噓か真か、日常に虚構がまぎれ込む−。家業の理髪店を営むかたわら、小説や随筆をものした俳人・石川桂郎の珠玉短編集。その中心をなす28作品と拾遺10作品を収録する。【「TRC...

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剃刀日記 (シリーズ日本語の醍醐味)

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商品説明

噓か真か、日常に虚構がまぎれ込む−。家業の理髪店を営むかたわら、小説や随筆をものした俳人・石川桂郎の珠玉短編集。その中心をなす28作品と拾遺10作品を収録する。【「TRC MARC」の商品解説】

収録作品一覧

11−15
16−24
薔薇 25−33

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みんなのレビュー4件

みんなの評価4.8

評価内訳

  • 星 5 (3件)
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  • 星 1 (0件)

紙の本

一読をすすめたい一冊

2016/05/18 07:27

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

本との出合いはさまざまだ。
 書店の店頭であったり図書館の棚であったり新聞の書評であったり友人に薦められたリ。
 この本は川口則弘氏の『ワタクシ、直木賞のオタクです』という本の中に書かれていた。直木賞を受賞できなかった名作のくくりだった。
 まったく知らなかった。
 そもそも石川桂郎なんていう作家のことを知っている人も少ないのではないか。

 石川桂郎は石田波郷に師事した俳人である。
 「三寒の四温を待てる机かな」とか「裏がへる亀思ふべし鳴けるなり」といった句がある。
 歳時記を読んでいると時々その名前を目にする。
 石川は1909年8月生まれ。
 東京三田の理髪店の息子で、自身その店を継ぐことになる。
 この『剃刀日記』はその理髪店での時代とのちに廃業した思いなどをエッセイ風に綴った短編集である。
 直木賞の候補になったのは1955年の第32回の時。『妻の温泉』という作品だった。
 候補にあがったもののほとんどの選考委員が賛成しなかったそうだ。ちなみにこの時の受賞は戸川幸夫と梅崎春生である。
 残念ながら、候補となったこの作品はこの本には収録されていない。
 ところが、石川のこの作品集は実に数奇というか何かの拍子に陽の目を見るようで、これまでにも度々文庫本になったりしている。
 石川は1975年11月に亡くなっている。

 この作品集の「序」を横光利一が記している。
 横光は石川の作品を「汚れを知らぬ簡素な心の放つ匂い」と称賛している。
 この作品集では「蝶」とか「炭」「指輪」といったところが有名らしい。私は「花輪」という作品がよかった。
 いやどの作品がどうこうというより、読み進むうちにはまりこんでしまったという方が正しい。
 どちらかといえば清貧の生活を描きつつ、それでもどっこい生きている市井の息づかいが感じられる。
 この本の解説を書いた七北数人氏は太宰治に通じるものを指摘しているが、なるほどと納得した。太宰というより昭和前半の時代のような気もする。

 ここには現代風な派手さもないが、強い生命力を感じる。
 一読をすすめたい。

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2012/03/28 17:52

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2014/04/18 10:12

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2012/05/21 02:29

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