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紙の本
懐かしのアニメを思い出させる復刻版
2013/02/10 16:19
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
子どもの頃からアニメ(当時はマンガ映画と言っていたんだっけ)が好きで、いろいろなテレビ番組を見ていた覚えがあるし、当時(1960年代)は子ども向けのアニメをたくさん放映していた気がする。有名なところではもちろん『鉄腕アトム』だし『鉄人28号』や『8マン』だったりするのだろう。もちろんそのあたりのアニメも好きだった。
だが、そんな中でなぜか妙に好きだったのが『レインボー戦隊ロビン』だった。有名で人気のあるアニメはよく再放送もされていたと思うのだが、この『ロビン』はあまり再放送もしていなかったように思う。いつもなぜ放映されないのかと思っていたような記憶がある。
その『ロビン』の原作というか、コミカライズされたものがこの『レインボー戦隊』だ。それが[完全版]として出たというのだから、もう読まずにはいられない。
アニメの『ロビン』とこの『レインボー戦隊』との相違については、この本の解説でも述べられているが、現在からみればメディアミックスのはしりだったようだ。
いずれの作品も、今や伝説と化したスタジオ・ゼロの手によるという。スタジオ・ゼロとは石森章太郎や藤子不二雄ら、トキワ荘世代と呼ばれるマンガ家たちが始めたプロダクションで、アニメ製作やマンガを共同で手掛けていたと言う。つまり、この本に収められているのは、そうしたスタジオ・ゼロの作品集と言えなくもない。
内容自体は古きSFをそのまま体現したような、ロボットが出てくるわ、宇宙人が攻めてくるわ、主人公にはいろいろ曰くがあるわという話だ。でも、今読んでもそれなりに楽しめる。
この[完全版]には、マンガ以外にも当時出たソノシート付きの絵本(?)がカバーなども含めて再録されていたりして、懐古趣味のオジサンには十分楽しめる本となっているが、それでも3500円というのは少々高いかもしれない。
それでも、これを『009』と一緒に書棚に並べてしまうんだろうなあ。