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商品説明
名うての十手持ちだった父親は、大悪党を追って行方しれず。父・辰三親分の留守をまもる文治が、お加代には頼りなくって仕方がない。母親とともに一膳飯屋を守り立てながら、ついつい、御用の向きにも、父親の行方捜しにも口を出す。ところが、どちらも一筋縄ではいきそうにない…。親分の留守は、知恵者の看板娘がまもる。その看板娘は、巨漢の子分がまもる。人情の擦れ違いで起こった哀しい事件が、若い二人を大人にしてゆく。時代小説注目の新鋭が情感豊かに描く、傑作捕物帖。【「BOOK」データベースの商品解説】
名うての十手持ちだった父親は、大悪党を追って行方しれず。はねっかえりの一人娘・お加代と、子分の大男・六尺文治が、町の平和を引き受ける…! 情感豊かな傑作捕物帖。『小説宝石』掲載に書下ろしを加えて書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
役立たず | 5−53 | |
---|---|---|
うき世小町 | 55−107 | |
神隠し | 109−158 |
著者紹介
中島 要
- 略歴
- 〈中島要〉早稲田大学教育学部卒。2008年「素見」で第2回小説宝石新人賞を受賞。著書に「刀圭」がある。
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書店員レビュー
失踪した名うての十手持ち辰三親…
ジュンク堂書店福岡店さん
失踪した名うての十手持ち辰三親分。
留守を守る子分の文治はなかなか認めてもらえないけれど日々縄張り内のもめごとに奮闘中です。
そんな文治が頼りなくてついつい口を出してしまう辰三の娘・お加代ははねっかえり。父親譲りの先を読む目は確かで文治を陰ながら助けています。
そんな二人が事件を解決してゆく連作捕物帖。
表題作「晦日の月」は子どもを思う父親の気持ちが独りよがりで、でもそれも子どもが可愛い、いとしいからなのだと切なくなる作品です。
最後に収められている「雲隠れ」には全編でちらちらと語られるあの人と思われる人物の目線で描かれていて、思わぬ出会いにうれしくなる最後まで楽しめる一冊です。
ジュンク堂福岡店 文芸担当 M