紙の本
本当はお金の話
2015/12/19 20:00
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投稿者:やすくん - この投稿者のレビュー一覧を見る
宗教の実態について詳細にせつめいしてあります。
勉強になります。
しかし、筆者の本当に書きたかったのは、お金の話ではないだろうか?
自在にインフレデフレを作って金儲けをしている組織がいるということ。
これをあからさまに書くとまずいので、宗教の本にしている。
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宗教というのは自分から遠いもの、理解しがたいものとして、興味深いテーマ。
本書は宗教がなぜこれほどまでに世界史に影響を与え続けてきたのか、そのカラクリを解き明かしている。
宗教→経済→洗脳・催眠方法、という流れ。
経済面への記述が多いけど、もう少し純粋に3大宗教にフォーカスして書いても面白そうなのにな、と思った。
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読んだのは同じ筆者の『生と死の取扱い説明書』★4つ。
分かりやすくてさらっと読めるけれど、なるほど~と思う。
・宗教は死の専門家
・死は妄想
・自分とは何か
・死の恐怖を克服する
・生きるとは何か
「宗教は妄想とわかったうえで利用する」
「21世紀に恐怖の感情はいらない、恐怖を感じたら自分が誰かにコントロールされているのではにかと要注意」
特に最後の章がよかった。
「生きて自分がしていることを意識にあげる」
「自分の機能を果たす」
マインドマップを書こうと思う本でした。
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書いてあることが理解できるうちは自分を取り戻せる、ということか。
「こいつ、何言ってんだ」と思うようだと手遅れなのだろう。
中盤までのキリスト教発生のからくりは上質の原作、宗教的には中立に近い日本人の真骨頂。
終盤の拝金、経済の誰でも感じるおかしさをきちんと言語化してくれる手腕についてはさすがと言わざるを得ない。
結論が海江田四郎みたいなのが面白い。
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別の著者の「不思議なキリスト教」が流行ってるから、こんな本を出したのかな?どちらにしろ、ふしぎ~とはまた別の宗教の捉え方が出来ます。
前半は宗教ってどうして必要なの?キリスト教ってなんで人気なの?という素朴な疑問を紐解いてくれます。後半は宗教と呼ばれているものだけに限らず、現在全世界で「お金教」に引っかかってるよ!と警告を鳴らしてくれます。
そして最後には宗教やお金教に引っかからないための、「宗教作っちゃお」と宗教の作り方まで教えてくれます。要は自分教をつくって、何にも縛られない世界を作りましょうということです。
ユダヤ教もキリスト教も仏教もそれぞれ、素晴らしいところがあると筆者はそれを否定はしていません。ただ、素晴らしい教えを利用した部分に気をつけなさいと。
後気になるのが、参考文献書いてないんだけど、全部この人の頭で記憶してたことなのかな?w
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宗教と言うのが言語で人の思考を縛るものだというのが印象的だった。
現代の僕らが何に縛られているかは、本書で語られているところだけど、そこから抜け出すすべも、この本に書いてある!!
さぁ、自分を解き放て\(^o^)/
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言語束縛から自由になり、お金教からの脱洗脳が可能になる本。
たとえ周囲から頭のおかしい人と見られても次の次元の価値観を提示するというメッセージが良かった。
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マルクスによるお金の定義は「余剰価値の自己増殖的な運動体」です。
「余り物の交換手段」に過ぎなかったお金は、いつの間にか「目的」にまでなってしまっているわけです。145
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単純に言えば、不況は、銀行が通貨供給量を減らすことにより起きます。増やせば市場は活性化し、GDPは伸びます。146
不況は銀行が起こしているということです。それも意図的にです。実際、1929年にアメリカで始まった大恐慌のときは、先行してマネーサプライが3分の1まで減らされているのです。逆に言えば、銀行がなければ不況はないということです。
新たに生み出された付加価値の合計(GDPの成長分)に正確に合わせてお金の新規供給量を調整すれば、デフレもインフレも好況も不況もないのです。147
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宗教の解説書というより、宗教のカラクリを説明する書。
冒頭より、晩年に神を信じられなくなったマザー・テレサの苦悩について紹介してあり、惹き付けられた。
2007年9月、マザーテレサによる『Come Be My Light』が出版された。この中で彼女の生前の手紙が公開され、それをみると、彼女の信仰の危機、神の存在への疑念に悩まされていたことが明らかにされている、とのこと。
この書における「宗教」とは、宗教全般のことではなく、『時の政治権力と結びついて民衆を支配者の意図に沿って洗脳していくような、国家レベル、あるいは超国家レベルで世界に広がっている大宗教のことを指します。』とされている。
宗教を(あるいは宗教のみならず、社会そのものが)「言語束縛」を受けているという視点から解説してある。
宗教を概観し、特に世界宗教として君臨するキリスト教について、その成り立ちと本質について、著者の鋭い指摘がいくつも差し込まれている。
そして、現代である。
現代の宗教を、資本主義・・・「お金教」としている。
曰く『2012年現在、最も強い言語束縛を行っている宗教はお金教なのです。』
正直、ここで説明されている社会の構造は、理解するのが難しかったのだが、概論としては納得できた。
あからさまにお金様を奉り崇めるということはしなくても、たしかに、我々は「お金」というその価値観で動き、働き、時には人まで殺している・・・。
最終章は『世界宗教を1週間でつくる方法』とされている。タイトルにせよ内容にせよ著書なりのジョークだろうと思う。
ただし、「こんなもんなんだ」と思わせるには十分な内容だ。そこに束縛を受けないための心構えとしての一つの視点としては楽しめる。
以前「完全教祖マニュアル」(著:架神 恭介・辰巳 一世、ちくま新書)という本もあったが、この章はその苫米地英人版だといっていい。当然、この本を読んで具体的に実行する人はいないと思うし、それを目的にしたものではないと思う。
プロローグに書かれているタイトルは『あなたも記憶を消されたエージェント』となっており、エピローグ『既存の宗教を超えて自分教を生きる』に続く。
自分は大丈夫とかいう視点ではなく、自分こそ『記憶を消されたエージェント』なのではないかと疑い、改めることが必要かもしれない。
本書は著書なりのジョークや言い回しがあるので、それを真に受けてしまわないように注意しなければならない箇所がいくつかある。それは宗教に関するカラクリを簡潔に解説するために仕方のない表現だと思う。しかしながら、そのどれもが鋭い指摘だと思う。
改めて自分と宗教を見つめ直せる良書。
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宗教のカラクリをここまで暴いていいのだろうか…?
著者が、読者自身が真の自由を獲得して欲しいとの思いで書いているので、禁断の「世界宗教のつくり方」まで言及してくれてます。
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『シンプルなメッセージが世界に伝わる』
「働きさえすれば誰でも欲しいものが手に入る」
これは僕たちが今、信じている「お金教」が持つ、シンプルで普遍的
な救済のメッセージだ。
かつて世界は「血筋」「家柄」といった生まれながらの条件によって
買えるモノどころか、買える場所まで決められていた。
士農工商の時代に生きていた人間から今の社会を見たら、どう思う
のだろう。誰でもおカネがあれば、なんでも買える。
なんてフェアで、なんてすばらしい世界なのだろう。
そう思うに違いない。
世界に普及する思想・宗教には共通点がある。
シンプルで普遍的な救済のメッセージを持っているということだ。
律法に縛られていた貧しい人々に神の絶対愛と隣人愛を教えた
キリスト教。「戒律を破っていたとしても、罪を自覚し、救いを求め
るすべての人々は救われる。」
そのシンプルで力強いメッセージは当時の人々のココロにどれだ
け響いたことだろう。
しかし、シンプルで普遍的なメッセージであればあるほど、現実
世界でのチカラにはならない。
あまりにフェアであるために、チカラを特権的に確保できないからだ。
教えを伝えるために教団を作る。教団を大きくし、維持しようとする
に連れ、フェアではないチカラ、論理が必要になってくる。
それは教えのはじまりになった「シンプルで普遍的な救済のメッセ
-ジ」とは矛盾するチカラになる。
だからこそ、教祖のシンプルで普遍的な救済のメッセージは教団
の矛盾をあらわにし、時に原点回帰の運動を定期的に呼び戻す
ことになるんだろう。
さて、僕たちが今、信じているお金教。
本来であれば「働きさえすれば誰でも欲しいものが手に入る」
そんな教えであったはずだ。
なのに世界はそうはなっていない。
働かずとも生まれながらに豊かな国、豊かな家系に生まれた
ものがそうでないものよりも圧倒的に豊かになる。
豊かな国に住んでいたとしても、ほとんど人がビル一つ買えない
収入しか得られない。
次のオルタナティブは僕たちが探すしかないが、その前に、お金
教のシンプルで普遍的な救済メッセージを歪めてしまった、お金
教団とその中心人物がどんなことをしてきたのか。そのことを僕
たちはもう少し知っておかなければならない。
そう思える一冊でした。
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キリスト教を例に宗教の歴史とカラクリ、現代の「お金教」からの脱却について書かれています。宗教を批判しているように見えてしまいますが、決してそういう訳ではなく、カラクリを知った上で宗教と向き合うことを主張しています。
最後の「世界宗教の作り方」は本気でないにしろ面白かったです。現代の宗教よりひとつ上の価値を目指す「自分教」をいかに作るか。最後は生き方についてのメッセージで良かったです。
にしても難しかったー!
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いまいち、途中で読むのをやめてしまった。何が言いたいのかわかりにくいしキリスト教についての解説もかなり浅い
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宗教の話できりこんでいるけど、
キリスト教→資本主義→生き方
という内容。
最初のメッセージは良いけど、
それが仕組化され、システム化され、時間が経つと共に、
メッセージの中身は骨抜きされ、暴走するマシンとなるって感じでしょうか。
お金というものも宗教に数えるとしたら、
私たちは日常の中で、
「友達は良いものだ」「年長者は敬え」「ニュースは見るべきだ」「流行を追いかけよう」「AKBがすきなのが国民」とかとか色々な宗教を持っている。個人の中での宗教戦争が勃発していて、どの宗教が勝つかという世界になっている。
たぶん、この宗教の神話をまずは採用して、そうなると、そこと矛盾しない宗教は…というつじつま合わせを無意識で行っている。
さて、総点検した先はいかなるものが残るのか。
総点検した先にこびりつく宗教が、本当の私なるものなのか、
それとも単に病気の元凶なのか。
嘘とわかっても行動することで、身体や感覚として何かが変わるだろうから、そこにすがるしかないのかも。
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オウム真理教の信者の洗脳を解いたという著者の宗教に関する本。
1.宗教に洗脳されるからくり
「はじめに言葉ありき」=>言語束縛、恐怖による束縛
2.なぜキリスト教は世界宗教として君臨できたか
3.現代の世界宗教
お金教
4.世界宗教を1週間で作る法
という構成になっている
お金教のところで、銀行が通貨発行権を持ち、通貨の量を調整して景気、不景気の波をを起こしている、と書いているが逆なんではないか。確かに、引き締めの時などはそういう面もあるかもしれないが、景気が悪くなるから通貨供給量を増やしてお金が回りをよくして、景気を良くするのが順序のはずだ。
エピローグのところで、宗教というのは教祖の言ったこととは違うことを教義として人々に広めていっていると筆者が語っているが、納得するところがある。