「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
読割 50
紙の本
コミュニケーションは、要らない (幻冬舎新書)
著者 押井 守 (著)
気分を吐き出すための言葉をネットに書き散らし、不確かな言説に右往左往する。そんなものは、コミュニケーションではない。我々はなぜ人と繫がろうとするのか。真のコミュニケーショ...
コミュニケーションは、要らない (幻冬舎新書)
コミュニケーションは、要らない
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
気分を吐き出すための言葉をネットに書き散らし、不確かな言説に右往左往する。そんなものは、コミュニケーションではない。我々はなぜ人と繫がろうとするのか。真のコミュニケーションとは何か。押井守が初めて語る日本人論。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
押井 守
- 略歴
- 〈押井守〉1951年東京生まれ。アニメーション・実写映画監督。作品に「機動警察パトレイバー劇場版」「イノセンス」など。著書に「他力本願」「ケルベロス鋼鉄の猟犬」など。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
著者/著名人のレビュー
映画監督・押井守はただの映像作家ではない。映画だけでなく...
ジュンク堂
映画監督・押井守はただの映像作家ではない。映画だけでなく戦争、科学、宗教、国家を議論する。ただし、よくいる「知識人」ではない。他の知識人とうまく話をあわせることでコミュニティを形成する類の俗物ではない。故に彼の議論は一見突飛で暴論に見える。
本書でも震災後急増したコミュニケーションの必要性を無意味とする。まともな議論もなく(押井は議論どころかまともな「言葉」がないとする)、感情を共有して問題を直視しない「ひきこもり」と断ずる。原発と原爆の関係をうやむやにし、東北や北海道、沖縄を搾取してきた構造に目をつぶり、気分で「脱原発」を唱えた思考停止を厳しく指摘する。原子力政策を推進したディズニーや読売と提携したジブリが出した偽善的な横断幕も正面から一喝する。これだから押井の宮崎駿論は何が飛び出すかわからずコワい。
戦争や国家に対する思考を停止し続けて戦後を過ごしてきた日本人が何となく痛みを共有しようという「がんばろうニッポン」「絆」が昭和天皇崩御の自粛ムードとダブるというのにもまったく同感だ。また知識や情報でなくその獲得の過程が重要というのも御尤も。
黒書店員 D
電子書籍
なるほど
2013/06/20 14:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さるきち - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネットのコミュニケーションは広いようで狭く、面倒なご近所づきあいの方がよっぽどいいということか。
TwitterやFacebookでネット上のたくさんの情報を得ているようでいて、実はそうでないということを思い知らされる本。
うまくことばで説明できないこの感じがきちんと言葉で解説されていて、「なるほど」と思う。
電子書籍
社会問題についてのエッセー
2015/08/22 13:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しま - この投稿者のレビュー一覧を見る
内容は、タイトルの逆で、コミュニケーションは、必要だし、監督の仕事はコミュニケーションばかりと書いてある。ちょっとタイトルがおかしい。こんな新書一冊で答えはでないと、はっきりした結論のだしにくい社会問題、たとえば原発問題、東日本大震災などについて、あれこれと議論を展開している。