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紙の本
八丈島と、魔女の夏 (一迅社文庫)
著者 小椋 正雪 (著)
両親の長期出張で俺が預けられた先は八丈島?!しかも、俺を預かってくれることになった親父の親友は本物の魔女?!島に住む少女、真奈との出逢い。そして八丈島の穏やかな生活と魔女...
八丈島と、魔女の夏 (一迅社文庫)
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商品説明
両親の長期出張で俺が預けられた先は八丈島?!しかも、俺を預かってくれることになった親父の親友は本物の魔女?!島に住む少女、真奈との出逢い。そして八丈島の穏やかな生活と魔女エーファのまわりでおこる不思議な事件。俺のわりと波瀾万丈な八丈島生活がここに始まる!第一回キネティックノベル大賞佳作。【「BOOK」データベースの商品解説】 【キネティックノベル大賞佳作(第1回)】両親の長期出張で俺が預けられた先は八丈島。しかも、俺を預かってくれる親父の親友は、本物の魔女?! 島の少女、真奈との出逢い、八丈島の穏やかな生活と魔女のまわりでおこる不思議な事件。波瀾万丈な八丈島生活が始まる!【「TRC MARC」の商品解説】
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八丈島でもどこでも同じ
2015/09/17 11:22
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
火山学者である真名部猛と真名部佳枝がアイスランドに長期滞在することになったため、その息子である真名部学は父親の友人に預けられることになった。その友人が住んでいるのは、東京都の八丈島だ。
喫茶店「アハトブルク」にいるという友人エーファ・バイスシュタインの事を、父親は魔女と称していた。恐る恐る行ってみると、そこにいたのは彼と同じく転校して来たばかりのクラスメイト高遠真奈だった。
そしてあとから出て来たのは、父親たちとは同年代とは思えないエーファ。正真正銘、文字通りの魔女らしい。事情を聞くと、真奈もエーファのところに下宿しているらしく、ある理由から同居することを遠慮した学は、近くのぼろアパートに住みながら、放課後はこのアハトブルクで過ごすことにしたのだ。
この喫茶店にはめったに客が来なく、来たとしてもやはりクラスメイトの神崎鈴佳、水沢雪子、古田潮実あたりだけ。自然、店内は友人同士のバカバカしい語りあいの場となってしまうのだが…。
第一回キネティックノベル大賞佳作受賞作。せっかく八丈島を舞台にしているのに、旅行者みたいにひとめぐり観光をした以外は、八丈島の生活感が全く出ていない。物語の舞台は喫茶店の中がほとんどなので、それも当然と言えば当然だ。
つまり総括すると、生徒会室でだべっている様な日常系ラノベの劣化再生産品と言えるだろう。そもそも、続巻がある前提で、うす~い設定を引き延ばしにしている感がぬぐえない。