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紙の本
桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)
著者 朝井 リョウ (著)
田舎の県立高校。バレー部の頼れるキャプテン・桐島が、理由も告げずに突然部活をやめた。そこから、周囲の高校生たちの学校生活に小さな波紋が広がっていく。バレー部の補欠・風助、...
桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)
桐島、部活やめるってよ
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商品説明
田舎の県立高校。バレー部の頼れるキャプテン・桐島が、理由も告げずに突然部活をやめた。そこから、周囲の高校生たちの学校生活に小さな波紋が広がっていく。バレー部の補欠・風助、ブラスバンド部・亜矢、映画部・涼也、ソフト部・実果、野球部ユーレイ部員・宏樹。部活も校内での立場も全く違う5人それぞれに起こった変化とは…?瑞々しい筆致で描かれる、17歳のリアルな青春群像。第22回小説すばる新人賞受賞作。【「BOOK」データベースの商品解説】
【小説すばる新人賞(第22回)】バレー部のキャプテン桐島が、突然部活をやめた。それがきっかけで、同じ高校に通う5人の生活に、小さな波紋が広がり…。野球部、バレー部、映画部といった部活をキーワードに、至るところでリンクする5人の物語。〔2010年刊の増補〕【「TRC MARC」の商品解説】
映画化大ヒット青春小説!
バレー部のキャプテン・桐島の突然の退部が、5人の高校生達に波紋を起こして……。至るところでリンクする、17歳の青春群像小説。第22回小説すばる新人賞受賞作。(解説/吉田大八)
【商品解説】
収録作品一覧
菊池宏樹 | 9−14 | |
---|---|---|
小泉風助 | 15−50 | |
沢島亜矢 | 51−81 |
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書店員レビュー
桐島が部活をやめたことによって...
ジュンク堂書店鹿児島店さん
桐島が部活をやめたことによって、いつもの日常に少しずつ変化をもたらします。
部活の問題や、友達関係、進路など高校時代に悩んだなと、自分と重ねてしまいました。
また、著者と同年代ということもあり、高校時代に見た映画や聞いていた音楽が話の中にでてきて、さらに鮮明に思い出しました。
文芸文庫担当
紙の本
映画版に超期待!作者の今後にも期待!でも、これはねえ・・・って感じ。
2012/08/17 03:47
12人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:summer_rose - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画の予告篇を観て読みました。映画版の予告篇はホントに凄かった。まさに日本の高校生版「ゴドーを待ちながら」だと思った。部活をやめたという桐島という男。その男の行動に玉突き的に影響を受け右往左往する他の高校生たち。でもそのほとんどは桐島という男が誰かも知らないっていう設定。主演は天才子役から一人の男優に進化中の神木隆之助で、映画部部員でおタクっていう役の彼の魅力も含めて、ものすごい予告篇だったので、さっそく原作を読んでみた。残念ながら、「ゴドー」的な、不在の存在を強烈に感じさせる内容ではないし、高校生の未成熟な軽薄さの表現が、ホントに今の高校生はこんなん?って思えてしまう感じでリアルを感じることが出来なかった。小説としては、中の下だと思いますが、それでもウルっくるところは何か所もあって、この作家の今後には絶対期待したくなる小説ではあるので、先物買いをしたい人にはお勧め。てっとり早くいいものを読みたいひとはがっかりすると思います。超微妙な小説だね。すばる文学賞かなんかを受賞したらしいけど、やっぱり二流の文学賞の受賞作はこんなもんかなあという面もあるけど、大学生時代にこれを書いたってことで、やっぱり今後には期待。もう何作も出しているけど、今後もチェックしたい作家ではある。これは処女作なので、表現が幼稚で稚拙な面があり、読んでいてイラッとくることも多々あるので、評価としては1点かな。でも作者には今後期待してます!!!
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衝動買い
2016/11/28 12:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:東行 - この投稿者のレビュー一覧を見る
衝動買いでした。内容は期待していたものとは違いました。外から描くという手法は
面白かったのですが。
紙の本
今の高校生活を追体験
2017/12/09 07:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
思春期に、「自分は何者か」というアイデンティティの確立に悩むのは今も昔も変わりません。そんな高校生の心の機微を鮮やかに描いた青春小説です。
5人の登場人物の内、「宮部美果」の話は良かったですし、カーストなる上下関係が学校生活に影を落としていることも理解しました。ただ全体としては、今の高校生活を追体験できたという程度の感想です。
同じ青春小説でも、武者小路実篤氏の「友情」の方が感銘を受けるような私は、本書に登場する「高校生の心に響く言葉を持たない校長先生」の感性に近いのだろうということに衝撃を受けたのでした。
ところで、私自身は、外見はクラスの中で存在感を消す「前田涼也」に近く、内面は目標が分からず苦悩する「菊池宏樹」のような高校生でした。当時はカーストのような上下関係はありませんでしたが、私は全く目立たない存在でした。クラブ活動もしておらず、交友関係は狭く、また特に恋愛にも興味ない。かといって勉強に集中するわけでもない。読書とゲームセンターに嵌まっていました。空虚な毎日を過ごした結果、大学入試に失敗し浪人生活に突入。良い思い出は何もない高校生活でしたが、本書は、そんな自分の青春時代を思い起こすパワーがありました。
紙の本
不完全燃焼
2017/02/03 08:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:akiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルに入っている桐島くんが最後まで出てこないなど、試みとしては面白いと思うのですが、読み終わって、正直「だから何だったんだろう?」と思ってしまいました。訴えたいことがあまり響いてこなかったです。
紙の本
桐島、部活やめるってよ
2013/03/31 20:07
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ジョニー - この投稿者のレビュー一覧を見る
それぞれの人の動きは、細かく描写され、心に残りましたが、全体的にどのように進行したか?があれば、もっと印象深くなったと思います。
電子書籍
こんな世界だったのか?
2016/09/25 17:07
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:プロビデンス - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本にもスクールカーストがあったんだと驚いた。これは私が高校生の時に見た世界とは全然違う、いや、少なくとも私はこんな世界の存在には気がつかなかった。偏差値横切りで高校が決まってたからか?著者は若い男性なのに事細かに高校生の女の子の心や目線を知っているのに驚いた。桐島くんご本人が登場しないのも面白いとおもった。
紙の本
面白かったです。
2015/09/28 23:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:eri - この投稿者のレビュー一覧を見る
遅ればせながら手に取ったのですが、面白かったです。ちょっとした心理描写がすごく的を射ている思いました。著者の他の本を読むのが楽しみになりました。
電子書籍
『桐島――』のレビュー
2015/10/31 01:00
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kiyo - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初のうちは
楽しい青春小説だなーと思っていました。
それがラスト近くで思わず本を落としかけた。
これはスクールカーストを書いとる!!
そう気づいたとき
桐島の名が、最初に登場する理由に納得。
学生時代のツラさを、
かなりリアルに思い出す。
理想化されていたものが
等身大の現実に、一瞬で変わる。
けれど読んで後悔させない、記憶に残る一冊でした。
電子書籍
エースの戦線離脱によって
2020/06/26 22:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
補欠の間に静かに波紋が広がっていきます。映画部の男子やブラスバンドの部長など、脇役たちにも感情移入できました。
電子書籍
桐島について
2017/01/02 21:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:地蔵 - この投稿者のレビュー一覧を見る
以下、ネタバレになるが。
桐島自身について、直接は殆ど明らかにはならない。
桐島が部活を辞めた理由も明確には記述されない。
描かれるのは桐島の周りにいる高校生達の、
閉塞した日常の中での心の動きであり、桐島の退部?は
そこに起こる出来事の一つでしかない。
おそらくはこの作品の主題は、高校生達の
厳しく辛く危うい社会生活であり、その中身も悩みも
殆どが、高校という空間に閉じ込められた人間関係で
ある。それはある部分確かに幼稚でもあるのだが、
現在の成年のものと、本質的には同種だと思う。
電子書籍
新鮮
2016/08/16 03:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しん - この投稿者のレビュー一覧を見る
朝井さんの作品は他にも何冊か読みましたが、「何者」とこの作品が同じくらい好きです。この作品はみずみずしさが溢れていて、とても好感が持てました。風景の描写も、心象の描写も、同じくらい新鮮で、その上読みやすかったです。おすすめです。
紙の本
カーストとやりたいこと
2015/12/26 08:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はる - この投稿者のレビュー一覧を見る
高校生たちのエピソードが生き生きと描かれる。派手なグループの子、地味なグループの子それぞれに。いわゆるスクールカーストの描写もうまいけれど、カーストの下位にいても、「好きなこと、やりたいこと」を持っている喜び、が「ひかり」として描かれ、カースト上位の子がそれをうらやましい、と思っているのもさりげなく示されている。面白かった。
電子書籍
意図しているものは
2015/11/22 23:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みーたん - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み終わったあと、これで終わり?霧島は?と疑問と物足りない感があった。しかし、よくよく考えてみると今の自分がこの本に出てくる煮え切らない何か、必死に頑張れない何かを持っていたり、他人の物差しでばかり動くところ、外見格好で他人と自分を競っているばかなところ、全部自分に当てはまるような気がした。
もう高校をとうに卒業していい大人なのに。
いつまでたっても変わってないなあの頃と。
おばさんって呼ばれる歳だけど、まだ成長過程なのかなあと思わせてくれる。気付かせてくれる作品だと思います。
紙の本
デビュー作でこれは!
2013/06/20 18:26
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:単siron - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分の高校時代とオーバーラップするエピソードが多くて、キュンキュンでした。自分は都立だったけど、やる事は全国共通なんだなって。
なんか、思い出のアルバム的に、しまっておきたい小説でした。稚拙だとかって意見もありますが、ストーリーの内容に文体を合わせただけだと思う。私はそう信じます。
紙の本
「何者」にもつながる、人は見かけに・・・
2023/08/01 11:34
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
私が大好きな作品「何者」の作者、朝井リョウ氏が初めて世に出たといってもいい作品、タイトルだけ眺めていると桐島君を中心とした青春群像化と勘違いしてしまうが最後まで桐島君は登場しない(彼女は登場するが)、それどころか最後の東原かすみの話には桐島君のきの字もでてこない(まあ、東原さんが桐島君のことを知らなかった中学時代の話だから当然なのだが)、この物語にも「何者」と同じ匂いがする、周りと一緒に騒いだり馬鹿話している私だけど、私は彼ら(彼女ら)とは違う、彼らのように単細胞じゃない、もっと複雑に物事を考えているんだという何人もの独白が続くが、実はこの小説で独白をさせてもらえなかった(単細胞の)彼ら、彼女らだって、本当は複雑にものごとを考えているのだとということが大学生になり「何者」になったときに気が付くのだ