紙の本
わかりやすいピンチョンもいい!
2022/07/02 22:07
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
巷ではピンチョンにしては難解じゃないといわれているこの作品、確かに、これまでに読んでいた「V」や「競売ナンバー49の叫び」に比べるとすらすらと読むことができる。でも、登場人物が非常に多く、「この人誰だったかな」とページを遡っていかなければならないことも多かった、某サイトに登場人物のリストが掲載されていた、これは本当に役にたった、登場人物表にありがちなネタバレにも配慮してあった、製作者の方に感謝。キングギドラが登場する「三大怪獣地球最大の決戦」が「ローマの休日」のリメイクだとドックが叫んだときには、とうとう薬で脳をやられてしまったのかと心配していたが、訳者お二人の解説を読んで、ドックがリメイクだと叫んだ訳が理解できた、それにサリー・フィールドが空を飛ぶ「いたずら天使」の名前も久しぶりに聞くことができて大満足
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ポール・トーマス・アンダーソン監督映画化原作
2016/03/25 17:32
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヒッピー探偵が元恋人の依頼を受けて物語が始まる。オンボロの車がロサンゼルスを走り回る様子など、著者独特のリズムと言葉を感じる1冊だ。
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探偵はファンキーなヤク中野郎(ヒッピー)
2015/08/25 17:06
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投稿者:sin - この投稿者のレビュー一覧を見る
探偵はファンキーなヤク中野郎(ヒッピー)でテレビドラマのような盛り上がりと場面ごとの意外な出会い*都合の良すぎる偶然の関係*全編に流れるBGMが解らないもどかしさに見当違いのロックを流してみるがしっくり来ない。しかし作中ニクソンの「…これが自由のためのファシズムならどうでしょう。私は……それを……支持します!」の一言に時代の同一性を感じてしまう。そして、選挙に投票しない(この国に関心を持たない)彼らにとって今という時代は本当に大丈夫と言えるのだろうか?と、いまの日本にダブらせて憂えてしまう今日この頃です。
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ピンチョン・ワールドの索引。その世界に入り込むには最適のビギナー向け作品。
2012/06/30 12:30
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投稿者:abraxas - この投稿者のレビュー一覧を見る
LAのゴルディータ・ビーチにオフィスを構える私立探偵ドックのところに昔の恋人シャスタが訪ねてくる。今つきあっている男の妻が何かたくらんでいるようなので調べてほしいという依頼だ。男が開発中の宅地を訪ねたドックは何者かに襲撃され、意識を失う。気がついたときには傍らに死体が転がっているという典型的なハードボイルド探偵小説の幕開けである。
LAを舞台にした探偵小説といえば、誰だってチャンドラーやハメットを思い出すにちがいない。組織に属さない一介の探偵が、美女のからむ事件に否応なく巻き込まれ痛い目にあいながらも事件を解決に導く。もっとも真犯人が見つかってそれでよし、という訳にいかないのがハードボイルド。歪んだ犯罪心理やそれを生み出す社会状況への批判的な視点がつきまとい、読者を完全なカタルシスへと誘うことはない。
ピンチョンが狙ったのもそこだ。ハードボイルド探偵小説の構造を借り、一篇の探偵小説を描きながら、ニクソンが支配する時代のアメリカの暗部をあぶりだす。と同時に、クサと音楽と連続TV番組がすべてだった60年代ロスアンジェルスのビーチ周辺のヒッピー文化を描き留めておくこと。
実際、多感な時代に60年代に遭遇した者の一人として、あの時代のもつ雰囲気は誰かに知っていてもらいたいと思う。今から見れば、錯誤でしかなかったのかもしれないが、自分たちが世界に直接アクセスしているという根拠なき自信に満ちた多幸感。「ウッドストックネイション」という言葉さえ生まれたほどに。カントリー・ジョー・&ザ・フィッシュをプリントしたTシャツをひっかけたシェスタ。ベルボトムのパンツにサンダル履きのドックのスタイルがすべてを物語っている。
単なるノスタルジーでないことは言っておかねばなるまい。顔なじみの刑事に「ヒッピー」と揶揄されるドックの姿は、すでにそれらが全能感に満ちたものではなくなってしまっていることを物語っている。世界は愛と平和に満ちたものではなくなっている。監獄の中でさえ人種によるギャングの派閥ができ、人と人とはそうした殻から自由になれない。
それでも、人は何かを信じていなければ生きていけない。刑事はその相棒を、ヤク中のミュージシャンは家族を、そして我らが探偵は仲間を。非情で孤独が売り物のハードボイルド探偵小説をまるっきり裏返して、やたらと仲間とツルんでドタバタ喜劇を演じる私立探偵は、思いっきりセンチメンタル。まるで日本の股旅物のようだ。
全編を彩る音楽の曲名やミュージシャン名、アメ車の名前、聞き慣れないメキシコ料理。TV番組や映画のセリフが半端じゃない。『ダーク・シャドウズ』のリメイクが騒がれているが、そのTV番組もビーチボーイズ同様作品中にしっかり取り込まれている。まるで、それがカルマによるお告げであるかのように。
ただ羅列されているように見える映画の関係者の中で、ドックが執拗に憧れを表明するジョン・ガーフィールドは、マッカーシー議員によるアカ狩りに非協力的だったために命を縮めたことで知られる俳優である。エンタテインメント性の強い「読み易い」小説仕立ての作品に思想だの主義だの持ち出すのは野暮だが、アメリカ人なら読めば誰にでも分かるように書かれているが、今の日本人には訳者あとがきにあるような詳細な注がいるだろう。
ピンチョンの世界に入り込むには最適のビギナー向け作品である。『LAヴァイス』は、これまでの作品でピンチョンが描いてきた世界の索引といってもよい。ピンチョンが繰り出す技ありアイテムや独特の陰影を漂わすアイコンに夢中になれる読者なら、きっと他の作品世界にもハマるはず。
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世界観や文章など、さすがトマス・ピンチョンと思うけど、いまいち物語の中にどっぷり浸かることできなくて不完全燃焼でした。70年代のヒッピー文化を過ごしてきた人は感情移入しやすいかもです。あと、近いうちに映画化されるだろうなぁって作品です。
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奇才ピンチョンの目下の最新作(2009)。舞台は、1970年のLA。主人公は、ヒッピー探偵ドック。ピンチョンにしては「読み易い」小説という触れ込みには偽りはないが、どうして今これなのかは今一つというか、かなり判然としない。三人称小説にも関わらず、直接話法と地の文との切り替えがないなど、相変わらず文体は見事なのだけれど、、、。「読み易い」というのは、他のピンチョンの作品と違って筋立てがはっきりしているからで、その筋立てというのは、「誰かが訪れ、いなくなり、手紙が届き、その誰かを探し奔走する過程が自己を探す過程に重なる」という、お馴染みのチャンドラー式プロットのこと(LAで探偵小説といえば、全自動的にレイモンド・チャンドラー!)。しかし、これにしたって、村上春樹、ポール・オースター、矢作俊彦などに比べても、巧く使っているとはどうにも思えない。本作との関連性が強いという『ヴァインランド』(1990)が自室のベッドの脇に積み重なったままなので断定的なことは言えないけれど、どうして2009年に本作なのか、この作家はもう時代を映せなくなったのか。ピンチョンがまた1つ謎を産み落とした。
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ピンチョンが2009年に発表した最新作だが、背景となる時代はなぜかシックスティーズ。『ヴァインランド』からピンチョンを読み始めた評者のような読者には、懐かしい古巣に戻ったような思い。50年ぶりに再結成されたビーチボーイズは、相変わらずブライアン・ウィルソンならではのメロディアスなコーラスをひっさげて新曲を披露してくれたが、この『LAヴァイス』も、ピンチョン・ワールド全開で、ヒップでパラノイアックな世界を展開してくれている。
LAのゴルディータ・ビーチにオフィスを構える私立探偵ドックのところに昔の恋人シャスタが訪ねてくる。今つきあっている男の妻が何かたくらんでいるようなので調べてほしいという依頼だ。男が開発中の宅地を訪ねたドックは何者かに襲撃され、意識を失う。気がついたときには傍らに死体が転がっているという典型的なハードボイルド探偵小説の幕開けである。
LAを舞台にした探偵小説といえば、誰だってチャンドラーやハメットを思い出すにちがいない。組織に属さない一介の探偵が、美女のからむ事件に否応なく巻き込まれ痛い目にあいながらも事件を解決に導く。もっとも真犯人が見つかってそれでよし、という訳にいかないのがハードボイルド。歪んだ犯罪心理やそれを生み出す社会状況への批判的な視点がつきまとい、読者を完全なカタルシスへと誘うことはない。
ピンチョンが狙ったのもそこだ。ハードボイルド探偵小説の構造を借り、一篇の探偵小説を描きながら、ニクソンが支配する時代のアメリカの暗部をあぶりだす。と同時に、クサと音楽と連続TV番組がすべてだった60年代ロスアンジェルスのフラットではないビーチ周辺のヒッピー文化を描き留めておくこと。
実際、多感な時代に60年代に遭遇した者の一人として、あの時代のもつ雰囲気は誰かに知っていてもらいたいと思う。今から見れば、錯誤でしかなかったのかもしれないが、自分たちが世界に直接アクセスしているという根拠なき自信に満ちた多幸感。「ウッドストックネイション」という言葉さえ生まれたほどに。カントリー・ジョー・&ザ・フィッシュをプリントしたTシャツをひっかけたシェスタ。ベルボトムのパンツにサンダル履きのドックのスタイルがすべてを物語っている。
単なるノスタルジーでないことは言っておかねばなるまい。顔なじみの刑事にヒッピーと揶揄されるドックの姿は、すでにそれらが全能感に満ちたものではなくなってしまっていることを物語っている。世界は愛と平和に満ちたものではなくなっている。監獄の中でさえ人種によるギャングの派閥ができ、人と人とはそうした殻から自由になれない。
それでも、人は何かを信じていなければ生きていけない。刑事はその相棒を、ヤク中のミュージシャンは家族を、そして我らが探偵は仲間を。非情で孤独が売り物のハードボイルド探偵小説をまるっきり裏返して、やたらと仲間とツルんでドタバタ喜劇を演じる私立探偵は、思いっきりセンチメンタル。これでは、まるで日本の股旅物の世界じゃないか。
そう思いながら、読み終え、結局しっかり再読してしまった。ネットに、この小説に登場する曲のプレ��リストがあって、本を読みながらBGMに流すことができる。「サムシング・イン・ジ・エア」なんか聴いていると、こっちまで鼻の奥がツーンとしてくる。そういえば、この小説の中には、インターネットの先駆的なシステムが登場する。ネット社会最初のハッカー、スパーキーの発言は思いっきりグルーヴィーだ。
カタログ小説というと、なんだかピンチョンを矮小化するようで気が進まないが、全編を彩る音楽の曲名やミュージシャン名、アメ車の名前、聞き慣れないメキシコ料理。TV番組や映画のセリフが半端じゃない。ティム・バートンとジョニー・デップのコンビによる『ダーク・シャドウズ』のリメイクが騒がれているが、ビーチボーイズ同様作品中にしっかり取り込まれている。まるで、それがカルマによるお告げであるかのように。
ただ羅列されているように見える映画の関係者の中で、ドックが執拗に憧れを表明するジョン・ガーフィールドは、マッカーシー議員によるアカ狩りに非協力的だったために命を縮めたことで知られる俳優である。エンタテインメント性の強い「読み易い」小説仕立ての作品に思想だの主義だの持ち出すのは野暮だが、アメリカ人なら読めば誰にでも分かるように書かれているが、今の日本人には訳者あとがきにあるような詳細な注がいるだろう。
ピンチョンの世界に入り込むには最適のビギナー向け作品である。『LAヴァイス』は、これまでの作品でピンチョンが描いてきた世界の索引といってもよい。スクーナー船「黄金の牙」号から、『逆光』の気球にたどり着くのは容易だ。ピンチョンが繰り出す技ありアイテムや独特の陰影を漂わすアイコンに夢中になれる読者なら、きっと他の作品世界にもハマるはず。いざ、お試しあれ!
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ピンチョン作品に★3つはないだろうと思うのだが、★半分も4分の3もないので致し方ない。
トマス・ピンチョン最新作は何と探偵小説!ピンチョンなのに読みやすい!初めてピンチョンを読む人にはこれ!
AXNミステリーのオリジナル番組「BOOK倶楽部」で紹介され、ピンチョンが探偵小説を書いたってことにびっくりして、読みやすいってマジでかと思い、書店で帯見て即購入、ワクワクしながら読み始めた……んだけども。
面白かったは面白かった。読みやすい…うん、読みやすいんだろうな、たぶん。てか、ピンチョンってそんな読みにくいかな?
『V』と『重力の虹』は読みやすいとは言えないかもしれないけど、『競売ナンバー49の叫び』と『スローラーナー』はむしろ読みやすいんじゃ? 私が特に好きなのもこの2作品なのだが。
本作を読み進めていくあいだ、何度か強烈な眠けに襲われ、実際寝てしまった(←これは私の生活スタイルにも大いに問題あるけど)。
『競売ナンバー〜』や『スローラーナー』を読んだ時のような、めくるめく興奮は残念ながらなかった。
登場人物名は相変わらず普通じゃないし、キャラもいい具合の捩れキャラ、散りばめられた、おなじみの目の眩みそうなワード群……“らしさ”は健在だ。
ビッグフット刑事のおかげで、何十年かぶりにバナナ凍らせちゃったし(注:チョコはなし。バナナとチョコは融合させるべきではない)。
しかも、物語の背景は1970年の西海岸ロサンゼルス。サイケデリック・ロックをはじめ、周辺のカウンター・カルチャー好きなら悶え死にそうなシチュが用意されているにもかかわらず、何でこうノリきれないんだろう?
P.T.アンダーソンがロバート・ダウニーJr.主演で映画化との噂。というアオリに惑わされて、本来文章から得られるはずの想像上の景色が失われたからだろうか?
(『メイソン&ディクソン』と『逆光』は未読のため)『ヴァインランド』を読んだ時も、「ん〜???」というものが残ったのだが、ここで一つ考えられるのが、訳出が自分に合わないということ。本作も『ヴァインランド』も佐藤良明氏による訳出。
海外文学好きが、翻訳者のフィルターなしに作品を堪能するには、原文を読むしかない。それができるのは一部の限られた人たちで、たいていは訳出された物を読む。
ピンチョンの作品を(というか、どの作家の作品も)原文で読むほどの語学力を有していない私は、訳出された物を読むしかないし、それで十分だった(気にしていなかった)。
でも、訳文にも合う合わないはあるのかもしれない。
会話部分のセリフ回し、日本語としてもっと小気味良くならなかったんだろうかとか、読んでる最中けっこう不満だったし。
トマス・ピンチョン全小説は、氏の訳出がほとんど。本作を読む前は、新訳に挑戦してみる気満々だったのだが、やめておいた方がいいのかも。
ミッキー・ウルフマンが砂漠に作ろうとした夢の残骸、ゾームの集落のくだりは、J.G.バラードの作品を想起させる。個人的にツボ。
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ピンチョン史上もっとも読みやすい。ハードボイルド探偵小説風なになにかと思ったら、ハードボイルド探偵小説だったよ。古きよかったようなよくなかったような時代へのノスタルジー。面白かった。
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確かにピンチョンの小説は、探偵小説という入れ物とよく合うのかも。あやしい人や事件は次々と浮かぶが、普通の探偵小説のように収束はしない。村上春樹がノーベル賞を取る前に、ピンチョンが取るだろうな(というか、村上春樹はないと思う)。
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初トマス・ピンチョン。
トヨ〇キ部長がピンチョン入門としてオススメしてたので、手に取りました。
ヒッピー文化の中のアンダーグラウンドが描かれていて、非常にアメリカンでノリの良い小説なんだけど、決して軽いわけじゃない。(本自体もレンガ並の分厚さ・・)
当時のヒットソングやカルチャーが殴りこんでくる感じ。
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レイモンド・チャンドラーの世界だ。でもピンチョンの西海岸はスモッグで煙ってて、ドラッグがいっぱいで、女性が強くて情熱的でいいことを言う。最初は翻訳の軽口が空すべりしてるような気がして読んでて苦しかったけど、ドックのシャスタへのセンチメンタルな感情にホロリとしつつ、小説の世界にどんどんひきこまれていった。
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「LAヴァイス」(トマス・ピンチョン:栩木玲子、佐藤良明 訳)を読んだ。この人の本は2冊目。どうもいまひとつ私はトマス・ピンチョンという作家の文学的価値について理解できずにいる。でもまあ今回は少なくとも「競売ナンバー49の叫び」よりは面白かったと言える。
私の好みから言えば無駄に饒舌だったり、センチメンタリズムが少々鼻についたりするけれど、登場人物(ちょっと多過ぎるけど)がいきいきしてる。特にLAPDの『ビッグフット』がすごくいいな。
82頁2行目がどうにも理解できなかったのだが、出版社に問い合わせをしてとりあえず納得。
読み出はあるけれど、お勧めです。
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登場人物がめちゃくちゃ多いのと、みんなチャラくて適当な感じなのと、きっかけが忘れた頃に花開いたりするのとで、誰が何をしたいんだかよく分かんなくなってくる。断片的な挿話とか台詞とかはいい感じで、ぐっとくる瞬間はたびたびある。
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ピンチョンやノワール作品にあまり慣れ親しんでない自分には
読み進めることが非常に辛く、途中でギブアップして
最後の解説を読んだら色々合点。
訳者あとがきにある 原題:Inherent Vice を『LAヴァイス』と
した理由について、ピンチョンやノワールあたりの方々には
きっと納得されるのだろう。しかしちょっと私の様な一般人には
うやうやしいまま“そもそものありようである悪ないし欠陥”みたいな
タイトルであったほうが、ちょっと構えてからこの本を手にとる
ことができたかもしれない。あまりにも無防備に読み始めたので
途中で読み進める気力を失ってしまった。
でもこんなのあくまでも一般人の感想です。その道の皆さんには
きっと面白いのでしょう。私は本文後の、時代背景や登場する
映画・楽曲・人物の解説のほうが100万倍楽しめました。
解説読んだあとに本文読めば、また違うかも。
3年後くらいにまた図書館で借りてこようと思います。