地熱エネルギー 地球からの贈りもの

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地熱に限らず、エネルギー問題全般についても書かれている。また、今の地熱発電は、地熱を直後利用しているわけではない、ということを知った。未来ある分野だ。

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三重苦として
発電費用
國立公園
温泉問題
があることが分かる。

風力のような不安定さや公害問題がなければ，長く研究する価値はあると思った。

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分かりやすく、地熱エネルギーのイロハが書いてあります。日本の課題や、世界の状況の説明があり、読み応えがありました。
ただ技術的な説明な箇所で図が少なく、理解が難しい箇所がありました。

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地熱の概念と地熱を利用するための仕組みについて、分かりやすく解説されている。1970年代のオイルショック時に開発が進められた地熱発電は、その後の石油価格安定によって停滞してしまったが、2011年の東日本大震災によって再び注目されるようになった。地震国・火山国である日本におけるエネルギー供給に大きな貢献をする地熱は今後、もっと研究・利用されるべきである。

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何となく興味はあったが、まともに文献に当たったことがなかったので、読んでみた。
まず、エネルギー収支（EPR）上、地熱が石油や石炭火力に匹敵しており、他の再生可能エネルギーよりも優れている点。EPRとは、そのエネルギーから得られるエネルギー（出力エネルギー）量とそのエネルギーをつくり出すのに要するエネルギー量（入力エネルギー）との比を示す量のこと。（恥ずかしながら、あまり見たことのない指標である。。。結局経済性がモノを言うということだろうが）
また、太陽光や風力に比べ、安定的に発電が可能なことも優位性があるとしている。
と、ここまでは何となく一般論としても理解されているところであるが、なぜ地熱発電は日本で発展しないのか。本書では、３つの足かせとして、?発電コスト?国立公園問題?温泉問題とまとめている。技術的なブレイクスルーと法整備、国民の理解が得られることを期待したい。
また、コラムの温泉の探し方は興味深かかった。２０００ｍ掘って温泉をあてるようなことを考えると、多くの場合、4億円以上かかるらしい。深く掘ったら完全に赤字である。いかに浅いところで掘り当てるかが重要である。温泉といえば、直近で実証が行われているのが、温泉バイナリー発電である。今後注目していきたい。