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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2012/05/18
  • 出版社: 角川書店
  • レーベル: 角川文庫
  • サイズ:15cm/282p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-04-100318-3

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文庫

紙の本

天地明察 上 (角川文庫)

著者 冲方 丁 (著)

徳川四代将軍家綱の治世、ある「プロジェクト」が立ちあがる。即ち、日本独自の暦を作り上げること。当時使われていた暦・宣明暦は正確さを失い、ずれが生じ始めていた。改暦の実行者...

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天地明察 上 (角川文庫)

税込 704 6pt

天地明察 上

税込 594 5pt

天地明察 上

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紙の本
セット商品

天地明察(角川文庫)セット

  • 税込価格:1,45213pt
  • 発送可能日:1~3日

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商品説明

徳川四代将軍家綱の治世、ある「プロジェクト」が立ちあがる。即ち、日本独自の暦を作り上げること。当時使われていた暦・宣明暦は正確さを失い、ずれが生じ始めていた。改暦の実行者として選ばれたのは渋川春海。碁打ちの名門に生まれた春海は己の境遇に飽き、算術に生き甲斐を見出していた。彼と「天」との壮絶な勝負が今、幕開く―。日本文化を変えた大計画をみずみずしくも重厚に描いた傑作時代小説。第7回本屋大賞受賞作。【「BOOK」データベースの商品解説】 【吉川英治文学新人賞(第31回)】【本屋大賞(第7回)】【北東文芸賞(第7回)】【舟橋聖一文学賞(第4回)】【大学読書人大賞(2011)】徳川四代将軍・家綱の治世に、ある「プロジェクト」が立ちあがる。即ち、日本独自の暦を作り上げること。改暦の実行者として選ばれた渋川春海と「天」との壮絶な勝負が今、幕開く…。2012年9月公開映画の原作。〔2009年刊の加筆修正〕【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

冲方 丁

略歴
1996年岐阜県生まれ。96年、大学在学中に『黒い季節』で第1回角川スニーカー大賞金賞を受賞しデビュー。2003年、『マルドゥック・スクランブル』で第24回日本SF大賞受賞。09年、初の時代小説『天地明察』を刊行、同書で第31回吉川英治文学新人賞、第7回本屋大賞を受賞した。

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みんなのレビュー521件

みんなの評価4.2

評価内訳

紙の本

無茶苦茶おもしろい!!

2012/06/13 12:40

14人中、14人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぽかぽか - この投稿者のレビュー一覧を見る

上巻のページをめくるやグイグイ引き込まれてページをめくる度にたまらない快感を覚える。まるで映画を見ているようにハラハラドキドキしながら読めた。

囲碁技師で算額(江戸時代の日本の数学)好きの主人公が、突如お上から測地の仕事を命じられ、未だ知らぬ大きな運命に向かって翻弄されながらも成長していく物語。算額、測地、天文学などが物語の切り口になっているというと、何やら読みにくそうに思えるけれど、読んでみるとそんなことはなくて、一切の専門知識なしにスラスラと読み進めることができる(なのにちょっと頭が良くなった気分になるのは不思議)

主人公の渋川春海を含め、登場人物は全員実在した人なのかな? もしそうなら、よくここまで史中の人々を生き生きと描けるなぁと思う。まだ1巻を読み終えたばかりだけれど、早く次が読みたくてたまらない。流石は本屋大賞など複数の賞を取った小説。これは老若男女問わず、誰が読んでも面白いんじゃないだろうか。上巻の時点では文句なしの★5点!!

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紙の本

キラ星達のエリミネーションマッチ

2012/05/31 00:42

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:SlowBird - この投稿者のレビュー一覧を見る

渋川春海は、碁家の生まれだが、この安井家というのは元は畠山氏を祖にする源氏の流れの武家、戦国の世が続けばどこかの合戦か関ヶ原あたりで討ち死にしていてもおかしくなかった身の上だ。それが父の一世安井算哲が囲碁にすぐれて、公家や武家に可愛がられたことで、碁打ちとして生計を立てるようになった。生まれも育ちも京で、公家屋敷などに出入りするのもしばしばであった二世算哲少年は、様々な人々との交流があり、広い見識を身に付けることができたと思う。神道や占星術、算術もあれば、歌も書もあり、その幾つかには才能を発揮したかもしれない。
それに対して、囲碁の上でのライバルとして描かれる本因坊道策は、石見の国から幼少時に江戸へ出て、若くして師の道悦の域に達し、さらに新しい囲碁理論を完成させて、囲碁のレベルを飛躍的に向上させた、この道の天才にして革新者。春海とはまったく違った内面構造を持っていたろうが、二人はお互いをどのように見ていたろうか。
春海の意識を形作った背景には、かつて花開いた東山文化があり、それは戦乱の世のために居場所を失ったが、脈動を伝える人々は残り、平和が訪れた安土桃山から江戸時代へと大きく花開かせた。文化人達にとって精神的な意味も含めての最大のパトロンは天皇家であり、その威光に近づこうとした秀吉も家康もまた、文化振興策を取るのは必然だったかもしれない。春海や彼を取り巻く人々は、そんな世の流れによって才能を開花させたという見方もできるだろう。
一方で、安井家は会津藩にも縁が深く、保科正之ら幕府初期体制を構築した人々にも春海は薫陶を受ける。その武断政治から文治政治へ移行する流れの中に春海を位置づけたのが、本作の独創的な点であり、物語の力強さを生み出している。
現代風にモラトリアム意識の強い性格に設定された春海は、当時の囲碁界に(あり得ない設定ではあるが)真剣勝負が無かったということの物足りなさから、算術の世界にのめり込み、そこから改暦プロジェクトに抜擢されることになる。筋道自体はある種の成長物語であるし、成功物語であって、挫折を乗り越えて名誉を勝ち取るまでの描写は痛快に楽しめる。ただ彼のどこが周囲に評価され、またどのような内面の成長があったのかはさっぱり分からないままで、少年マンガ風に必殺技を編み出しながらひたすら勝ち進んでいく話でもある。
春海自身がどうであれ、彼の中には彼を支え、信じてくれた人々の思いが積み重なっていく。暦法は世を治める知恵であり、様々な文化や学問を統合した一つの集大成だ。春海という一人の人間は、実はこの時代のある種の人々の思いの集合体として存在している。剣術や武力で活躍した武士、武将だけでなく、これらの人々もまた時代を形作った人々であり、光を当ててみれば幾多のロマンがあることが知れるだろう。そこには発展もあれば、衰退も諍いもあり、希望も哀しみもあるだろう。そういった物語達の一つの入り口にもこの作品は位置づけられるのではないだろうか。

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紙の本

天を読み地を知る

2012/06/15 10:35

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:pokhara - この投稿者のレビュー一覧を見る

暦(カレンダー)というと、ふだんは空気のように使っているけれど、それが古人によって天を観測し、体系化されたものだと改めて認識してみると、随分印象が変わってきます。この物語はその暦を作ることに命を賭した男たちの物語。個性的なキャラクターがたくさん出てきますが、みんな実在の人物というところが驚き。また、昔の日本の数学や天文学の話が随所に出てきますが、難解な部分はなく話自体はとても読みやすいです。映画がもうすぐ公開されるようですが、自分の中にできた原作のイメージを壊すのが勿体ないように思えるくらい面白かったです。

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紙の本

天地明察への布石

2013/03/31 00:38

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:しあん - この投稿者のレビュー一覧を見る

まず、上巻では春海が改暦という一大プロジェクトを担うまでにお偉い方に品定めされる期間となる。そうとはつゆしらず、自分の思うとおり素直に行動する春海。研究者としての素質たっぷりの素行を見せる春海を見守る周囲の面々。期待されて、試されている感がたまらない。

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紙の本

史上最強

2012/10/16 16:39

3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:takuma - この投稿者のレビュー一覧を見る

読まないと絶対に損する!
本当に面白い!読んだ後、尋常じゃないほどの満足感に浸されます!

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電子書籍

面白い!!

2012/09/23 16:45

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:koubou - この投稿者のレビュー一覧を見る

映画も見ました今までほとんど本を読まなかったですがこれはおもしろい!!!

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紙の本

面白かった

2023/07/29 11:51

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:doremi - この投稿者のレビュー一覧を見る

同じ著者の『はなとゆめ』をきっかけに手に取ってみた作品。
テンポ感がよく、ぐいぐい惹きつけられた。
碁や暦に関する知識がなくてもスラスラと読めてしまう作品。自分は、歴史小説に疎かったが、ものすごく楽しく読むことができた。

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紙の本

一気読み!

2020/03/18 14:57

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:笑う門ふう - この投稿者のレビュー一覧を見る

面白かった~
有川浩さんが、お勧めされていたので、読んでみたら
はまった!文章も大好き!
数学も天文学も何もかも無知だけれど、ぞんぶんに楽しめました。

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電子書籍

面白いよ

2016/10/24 16:03

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:留年天使ダブリエル - この投稿者のレビュー一覧を見る

この本を読むまで冲方丁という作家自体あまり意識したことがなかったが、読後にこの作家の発言や言動を追うことも多少あった。
江戸時代の算学の魅力に気づかされた良作である。
この著者のSF作品は攻殻機動隊アライズしか知らないが、こっちの方が面白い。

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紙の本

中世日本の山岳の算学の魅力を発見

2016/10/24 15:59

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:留年天使ダブリエル - この投稿者のレビュー一覧を見る

あまり小説はほとんど読まず、特に歴史小説などは自分には縁のないものだと思っていた。
そんな私に父が勧めてくれたのがこの本である。
数学や歴史自体に興味はあったので、そこらの小説よりはおもしろそうだと嘗めてかかった。
しかし読み進めて行くうちに世界観に引き込まれていき、一気に読めてしまった。

なんだか、中学受験の問題を必死に解いていたこともついでに思い出させてくれた妙な小説である。

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紙の本

「暦を作る」という一大プロジェクトを描いた時代小説

2016/01/27 08:58

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

この作品は、本屋大賞にも選ばれた人気作品ですが、その理由は読めばすぐにわかります。徳川時代、これまで使っていた暦が少しづつ現実に合わなくなってきている状況から、新しい日本独自の暦を作る計画が立ち上がり、それに向けて人々が力を合わせていきます。果たして、その過程にはどのような困難と苦難、そして喜びが待ち構えているのか。この作品には、暦を開発するという科学的な面白さと同時に、それを担った人々の努力と苦難を知ることができ、非常に読み応えのあるものとなっていると思います。

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紙の本

暦のものがたり

2015/12/27 16:42

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:十字軍の鏡 - この投稿者のレビュー一覧を見る

数学大好き人間にとって高校時代を思い出して数学の本だと思って読んでたら、暦の変遷なんだ。読んでいくうちに「天地明察」の意味がわかってなるほど。そして最後まで読むとホロと。上巻下巻あわせて580ページ土日の二日で瞬く間に読んでしまった。冲方さんにはまるかも。

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紙の本

勉強になります

2015/12/07 00:27

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:papakuro - この投稿者のレビュー一覧を見る

実はこの話はコミカライズされたものから入ったのですが,十分に大人も満足させる内容でした。
もちろん原作も十分に面白いです。
上巻では、才気あふれる主人公が後の改易事業ものととなる北極出地(日本各地での北極星の観測を元にした測量事業)に出かけて帰ってくるところまでが描かれています。
江戸時代の、しかも初期に,こんな大規模な測量事業が行われていたとは驚きです。
また,暦が,政治的にも宗教的にも経済的にも重要視されていたことが知れます。
碁打ち衆の四家なんてものがあったことも初めて知りました。本因坊くらいは聞いたことがありますが、単なるタイトルだと(野球の沢村賞のようなもの)と思っていました。ちなみに,本因坊家は昭和初期まで世襲が続いたが,実力主義とすべしとタイトル戦に変わったのだそうです。
主人公は算術マニアですが,まあ,数学なんてものはパズルのようなものですから,さもありなんと。難しい問題が解けたときは,エンドルフィンがあふれますよね。
その他の登場人物も魅力的ですが,特にヒロイン(上巻では女性は1人しか出てきません!)のツンが気になります。さて,江戸時代にもツンデレは居たのか!?
ところで,冲方さんにしろ古典部シリーズの米澤穂信さんにしろこの世代の岐阜出身の作家の作品が面白いのは何故でしょう!?

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紙の本

御城碁と算術と暦

2015/09/23 20:50

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ポン吉 - この投稿者のレビュー一覧を見る

下手っぴ碁打ちですが、脇役として登場する少年期の道策がどのように描写されているのか興味があって購入しました。予想外にとても面白く上下巻とも一気に読破。徹夜で出勤する羽目になりました。とてもお薦めです。

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紙の本

読みやすい歴史小説です

2015/03/24 00:21

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る

本作は碁打ちの名門に生まれた算術家、渋川春海の生涯を描いた歴史小説です。冲方さんといえばSFのイメージがありますが、本作によって歴史小説とSFの二刀流作家のイメージが定着したのではないかと思います。

上巻は、渋川春海が改暦事業に挑むまでの出来事が描かれています。算術にのめり込む様、測量の旅、淡い恋…全てに丁寧な心理描写が付いていて、非常に読みやすい歴史小説になっています(丁寧過ぎるという意見もありますが、人それぞれだと思います)。題材が地味な為、大きな山場こそないものの、静かな感動が味わえます。

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