綾香

投稿元：

レビューを見る

前半の雰囲気が後半にはいかされておらず残念。でも読了後のホッとする感じはやはり黒野さんの作品だなあ、と思った。

投稿元：

レビューを見る

死の間際に現れる女・綾香。
彼女に近づくと死が訪れるのか、彼女が近づくと死が訪れるのか。
彼女が交わった男たちは次々に死んでいく。
自分が近づくと男が死ぬと悟った綾香に未来は見られるのか。

面白い悪女もの

投稿元：

レビューを見る

なんかのサイトでおすすめされていた本。
軽く流し読み。

「綾香」に関わった人が次々に亡くなっていく。

殺人ミステリーかと思ったら
「綾香」には人の死期が分かる予知能力があった。
「綾香」に関わって命を落とした兄の最期を知るため、
警察官として捜査にかかわった黒木は、児童養護施設の亮を
救うため逃げた綾香を追い、そこで真実を知る。

子どものころから、悲しみに満ちた生活をしてきた
綾香。人の心を察し、人の気持ちを想いながら生きて行動してきたのに・・・・最後までかわいそう。

投稿元：

レビューを見る

時にはホステスだったり、また介護の仕事をしていたり、葬儀レディだったり。
その時々、綾香の色香に惑わされる男たちがいて、綾香も男たちを拒まない。さまざまな男たちと情を交わす綾香。
そして綾香のいるところには男たちの不審な死がある。

投稿元：

レビューを見る

綾香の行動にあまり共感ができないのに、刑事は兄が巻き込まれたにもかかわらず、わりとあっさりと共感して……そこに違和感があっておもしろいと思えなかったんだけど、あっさり共感するとこも綾香の魔力的なとこを表してたのかな、と、今、書きながら思った。

投稿元：

レビューを見る

綾香の周りで起こる不思議な出来事が年代によって少しずつ紐解けて行く。

じょじょに世界に引き込まれる感じと、ゆったりなのにこわいけど、何故かほっこりな感じが味わえた。

投稿元：

レビューを見る

ミステリかホラーの方向になるのかと思いながら読んだら、ハッピーじゃないけどいい話系でまとめられたみたいで、なんか拍子抜け。
いろんな業界が次々出てくるのは飽きが来なくてよかった。

投稿元：

レビューを見る

神出鬼没、不可解な死を遂げる人たちの回りには
綾香という一人の女の存在がありました。

介護ヘルパーとして、
体の不自由な孤独な老人の世話をしていましたが、
老人の家庭事情を知りながら、男女の仲に。
やがて老人の死体が家族によって発見されますが、
綾香は勤め先の介護会社をやめて行方不明になっていました。

その後のストーリー展開は、過去にさかのぼります。
次々と死ぬ人が出てきますが、
キャバクラ嬢として綾香が接客していたり、
葬儀社につとめる綾香がそばにいたりと、
まるで事件・事故の鍵をにぎるように
綾香の存在が光っているのです。

たった一人の肉親である兄の死に不審な点を見つけた黒木刑事。
死の数カ月前に兄の前に現れ、そして姿を晦ました綾香を
追い詰めるうちに、
彼女の一種の能力がわかるようになってきます。

謎の女綾香。
彼女はいったい何なんだろう、彼女の目的ってあるのだろうか。
そんな気持ちになりながら、先が気になり、読み進めました。
幸せな環境で育ったわけでない綾香は
自分のある能力に気が付いたとき、
運命に逆らわずに生きていくことにしたのです。

決して自分の手を汚さずに
最後までターゲットに悔いを残させないように接していました。
ある意味、菩薩なのでしょうか。
面白く読めましたが、私の頭の中では、
綾香自身がいまだに謎の存在のままです。

投稿元：

レビューを見る

　始めは後妻業的な話かなと思って読んでいたが、ホラーミステリーだった。
　綾香の能力は死(運命)に捉えられた人を感知できるというものだが、その『死』についての線引きが曖昧だったように感じる。橘正太郎の病死や香坂伸二の事故死を予見したのは能力に適う。だが伊丹社長が幸田に殺されたのは綾香を挟んだ三角関係のもつれであり、綾香がいなければ起こらなかった死である。また涼を死から救えたのなら黒木社長も救えたはずだし、何より自身も死なずに済んだのではなかろうか。
　面白かったが、少しモヤモヤが残ったため、☆４つ。