サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

ポイントUPキャンペーン  ~9/30

※0時~ 本の通販ストア OP 3%OFFクーポン(1019-23)

電子書籍化お知らせメール

商品が電子書籍化すると、メールでお知らせする機能です。
「メールを登録する」ボタンを押して登録完了です。
キャンセルをご希望の場合は、同じ場所から「メール登録を解除する」を押してください。

電子書籍化したら知らせてほしい

  • みんなの評価 5つ星のうち 3.7 32件
  • あなたの評価 評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
  • カテゴリ:一般
  • 取扱開始日:2012/05/22
  • 出版社: 講談社
  • サイズ:20cm/219p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-06-217661-3

紙の本

燃焼のための習作

著者 堀江 敏幸 (著)

雷雨がやむまで、もうしばらく。終わらない謎解き、溶け合う会話、密室の、探偵と助手と依頼人…。たくみな仕掛けと愉悦に満ちた小説。『群像』掲載を単行本化。【「TRC MARC...

もっと見る

燃焼のための習作

税込 1,650 15pt

予約購入とは

まだ販売されていない電子書籍の予約ができます。予約すると、販売開始日に自動的に決済されて本が読めます。

  • 商品は販売開始日にダウンロード可能となります。
  • 価格と販売開始日は変更となる可能性があります。
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて予約購入しても、予約一覧から簡単にキャンセルができます。
  • honto会員とクレジットカードの登録が必要です。未登録でも、ボタンを押せばスムーズにご案内します。

予約購入について詳しく見る

ワンステップ購入とは

ワンステップ購入とは、ボタンを1回押すだけでカートを通らずに電子書籍を購入できる機能です。

こんな方にオススメ

  • とにかくすぐ読みたい
  • 購入までの手間を省きたい
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて購入しても、完了ページもしくは購入履歴詳細から簡単にキャンセルができます。
  • 初めてのご利用でボタンを押すと会員登録(無料)をご案内します。購入する場合はクレジットカード登録までご案内します。

キャンセルについて詳しく見る

あわせて読みたい本

この商品に興味のある人は、こんな商品にも興味があります。

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

このセットに含まれる商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

商品説明

雷雨がやむまで、もうしばらく。終わらない謎解き、溶け合う会話、密室の、探偵と助手と依頼人…。たくみな仕掛けと愉悦に満ちた小説。『群像』掲載を単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】

終わらない謎解き、溶け合う会話、密室の、探偵と助手と依頼人。たくみな仕掛けと愉悦に満ちた、著者最新小説。【「BOOK」データベースの商品解説】

著者紹介

堀江 敏幸

略歴
〈堀江敏幸〉1964年岐阜県生まれ。作家、仏文学者。「おぱらばん」で三島由紀夫賞、「熊の敷石」で芥川龍之介賞、「スタンス・ドット」で川端康成文学賞受賞。他の著書に「なずな」など。

この著者・アーティストの他の商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

みんなのレビュー32件

みんなの評価3.7

評価内訳

紙の本

善意の人しか登場しないのに、どこかやるせない後味の残る佳編

2012/07/09 12:51

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:abraxas - この投稿者のレビュー一覧を見る

同じ作者によって何年か前に書かれた異国の河岸に繋留された舟を住まいとする青年の静謐な日常を記した『河岸忘日抄』なる小説がある。その年若い主人公には故国に「哲学的な」話題を話し合える年上の知人がいて、その名が確か枕木であったと記憶する。

主たる登場人物は三人。風に乗って潮風が海の匂いを運んでくるような運河沿いに建つ古い貸しビルの二階に、頼まれた仕事なら何でも引き受ける「便利屋」の事務所を構える枕木と、その事務所の雇い人の聡子さん。そして、事務所を訪れた依頼人の熊埜御堂という珍しい名の中小工場の経営者。時ならぬ雷雨に降り込められたかたちの三人が、雨夜の品定めならぬ四方山話に時を過ごすといった体。

「探偵」が事務所で人探しの依頼を受けるのが発端なのだから、ジャンルから言えば探偵小説のスタイルだろう。ただ、聞き手が心理療法士よろしく、どこまでも相手の話を妨げることなく聴くというスタイルで、おまけに時折り合いの手のように自分の回想を織り込んで話しはじめるものだから、いつまでたっても依頼人の頼みごとがなにであるかにたどりつかない。そこへもってきて、途中から話に割り込む形になった郷子さんが、枕木に輪をかけての話好きだからたまらない。話は右往左往し、何人もの人物に纏わるエピソードがアラビアンナイトのように入れ子状に錯綜して収拾がつかない。

どうやら枕木は、相手が警戒心を解いて自ら話し始めるのをいつまでも待つことのできる類まれなる聞き手らしい。そうして話が引き出せれば問題はほぼ解決されているというのだ。問題というのはそれを解くより、問題を提出する方が難しいものだという枕木の言葉には成程と思わせられた。薄毛で小太りの中年男という、およそ外見からは魅力を感じることのできない枕木の面倒を郷子さんがみているのもそこらあたりが理由らしい。

依頼人である熊埜御堂もまた枕木の産婆術によって自分の過去を語りだすことをためらわない。こうして、どこにでもあるような話に細やかな陰影が付され、男二人の会話には哲学的な切り口さえ仄見えることになる。もっとも、聡子さんの介入によって話が徒に晦渋になることは慎重に避けられている。このあたり作家の成長ぶりを感じるとともに、以前の堀江敏幸が少し懐かしくなったりもする。

身の回りの細々とした小物にも一言あったこの作家が提出した今回の主人公は、ネスカフェにクリープ、それにこれだけはこだわりのある赤いスプーン印の角砂糖をほうりこんだ「三種混合」なる飲み物をひっきりなしに飲む。仕方なしにお相伴する依頼人は腹具合が悪くなり、富山の薬売りの置き薬、赤玉を白湯で飲む始末。しかも、その後空腹になった三人はスパゲティとお握りを作って食べるという、どこまでもゆるい設定に堀江敏幸の変貌を見るのは評者だけだろうか。

表題の「燃焼のための習作」は、枕木のかつての依頼人の話の中に出てくる風見鶏ふうのオブジェの名前。明朗なタッチで綴られるこの小説の中で、成就されることのなかった愛を描くそこだけは唯一暗い情念のようなものがたゆたう世界が現出している。エピソードとエピソードを記憶に残る声や音、物の名前、ある種の形といった些細なものごとでつなぐ連想ゲームのような中編小説。物語性をできるだけ回避しつつ、それでいてそこにあるのはあくまでも小説でしかない、といったちょっと手の込んだ作風になっている。話の間に挿まれる風雨や雷鳴、空き缶の転がる音の精妙な描写にこの作家ならではのセンシティブな持ち味を堪能できる。善意の人しか登場しないのに、どこかやるせない後味の残る佳編である。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2012/08/07 22:03

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2012/06/15 12:01

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2012/10/07 21:40

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2016/11/06 02:39

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2013/01/15 10:32

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2012/10/30 08:49

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2013/01/10 09:54

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2015/02/19 08:56

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2015/03/14 15:55

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2012/08/31 12:25

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2012/09/15 14:54

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2012/10/12 16:43

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2012/06/29 04:09

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2015/11/04 23:06

投稿元:ブクログ

レビューを見る

×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。