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紙の本
地球外生命9の論点 存在可能性を最新研究から考える (ブルーバックス)
著者 立花 隆 (ほか著),佐藤 勝彦 (ほか著),自然科学研究機構 (編)
地球の外にも生命は存在するのか? 宇宙に「地球」はたくさんあるとする天文学者、「生命」は地球だけの奇跡だという生物学者、各分野のトップランナーが、最新の研究成果をもとに地...
地球外生命9の論点 存在可能性を最新研究から考える (ブルーバックス)
地球外生命 9の論点 存在可能性を最新研究から考える
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商品説明
地球の外にも生命は存在するのか? 宇宙に「地球」はたくさんあるとする天文学者、「生命」は地球だけの奇跡だという生物学者、各分野のトップランナーが、最新の研究成果をもとに地球外生命を考える「論点」を呈示する。【「TRC MARC」の商品解説】
あなたはどう考えますか?
生命は地球だけの奇跡である/宇宙は生命に満ちあふれている
タブーではなくなった地球外生命
地球の外にも生命は存在するのか? 科学ではタブーとされてきたこの問いは、21世紀に入ってからの相次ぐ新発見によりいまや科学者が真剣に取り組むテーマとなった。
宇宙に「地球」はたくさんあるとする天文学者、「生命」は地球だけの奇跡だという生物学者、各分野のトップランナーが最新成果をもとに地球外生命を考える「論点」を呈示する。【商品解説】
目次
- 序説 「科学」になった地球外生命 佐藤勝彦
- 第1部 地球外生命がいるとしたら、それはどのような生物か
- 論点1 極限生物に見る地球外生命の可能性 長沼毅
- 論点2 光合成に見る地球の生命の絶妙さ 皆川純
- 第2部 生命が誕生し、繁栄するには何が必要なのか
- 論点3 RNAワールド仮説が意味するもの 菅裕明
- 論点4 生命は意外に簡単に誕生した 山岸明彦
- 論点5 共生なくしてわれわれはなかった 重信秀治
- 第3部 宇宙には生命誕生の条件はどれだけあるのか
- 論点6 生命の材料は宇宙から来たのか 小林憲正
収録作品一覧
「科学」になった地球外生命 | 佐藤勝彦 著 | 14−30 |
---|---|---|
極限生物に見る地球外生命の可能性 | 長沼毅 著 | 32−50 |
光合成に見る地球の生命の絶妙さ | 皆川純 著 | 51−76 |
著者紹介
立花 隆
- 略歴
- 〈立花隆〉1940年生まれ。ジャーナリスト。東京大学大学院情報学環特任教授。著書に「宇宙からの帰還」など。
〈佐藤勝彦〉1945年生まれ。自然科学研究機構長。著書に「インフレーション宇宙論」など。
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紙の本
天文学者、生物学者など各界の専門家により地球外生命の存在について考察した興味深い書です!
2020/02/06 12:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、理数科の難度の高い知識を一般の人々にも分かり易く教示してくれると大好評の講談社「ブルーバックス」シリーズの一冊で、同巻は、地球外生命について書かれた一冊です。私たちは、昔から「月にはうさぎがいる」と信じていましたが、アポロ月面調査以来、それは単に想像あったことが証明されました。この後、「地球外に生命は存在するのか?」というのは、科学界では論外とみなされてきたのですが、21世紀に入ってから再びこの問いが再び注目を集めています。そこで同書では、天文学者や生物学者、それに加え、各分野の専門家によって、地球外生命の存在の可能性について徹底的に議論した一冊となっています。
紙の本
どこにいるのか「兄弟」よ
2012/09/15 22:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Tucker - この投稿者のレビュー一覧を見る
ドレイクの方程式。
フランク・ドレイク博士が提唱した、銀河系の中に、地球外知的生命体による文明がどれだけあるかを概算する公式。
N = R × fp × ne × fl × fi × fc × L
Nは銀河系内にあると推定される、電波による通信技術を持つ文明の数
R :銀河系内において恒星が誕生する速さ(1年間に恒星が誕生する数)
fp:恒星が惑星系を持つ確率
ne:一つの恒星が持つ生命に適した惑星の数
fl:生命に適した惑星から実際に生命が発生する確率
fi:発生した生命が知的生命に進化する確率
fc:知的生命が電波通信が可能な文明を持つ確率
L :高度な文明が存続する時間の長さ
ざっくりと言ってしまえば、何種類かの確率の掛け算となっている。
ちなみにこの式は、地球外知的生命体に関しての議論のたたき台として挙げたものだが、いつの間にか、この式だけが一人歩きしてしまったらしい。
この式の中で客観的なデータが取れるのは、R、fp、neのみ。
それでも、fpに関しては、最近になってようやく惑星が観測できるようになってきたので、データの蓄積が必要な項目だ。
本書は、このドレイクの方程式のne、fl、fiに関係するテーマを9人の学者が論じたもの。(確率を計算するわけではない)
生物学のテーマ5つと天文学のテーマ4つから成る。
一般的に生物学者は、地球外生命体には否定的で、物理学者は楽観的な予測をするらしい。
本書の生物学に関するテーマでも触れられるが、光合成のしくみや共生の絶妙さ等を知ると他の惑星でも同じような事が起きるのだろうか、という疑問を持ってしまいがちになる。
が、全体としては(「知的」な地球外生命体に限っていない、ということもあり)かなり高い確率で存在するだろう、という論調になっている。
自分も極限環境生物という類の生き物が存在する以上、同じような環境があれば、姿形はともかく、同じような能力を持つ生き物がいても不思議ではない、と思っている。
本書でも触れられているが、ドレイクの方程式を眺めた時、気になるのは最後の「L」
つまり、「高度な文明が存続する時間の長さ」
地球外知的生命体の発見に一番重要な点は「人類自身の文明が長く続くこと」
お互いを殺しあう道具ばかり作っている場合ではない。