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商品説明
忘却の堆積に埋もれていた驚愕の史実に当代一のストーリーテラーが命を吹き込んだ。1945年8月15日、異端の石油会社『国岡商店』を率いる国岡鐵造は、海外資産はもちろんなにもかもを失い、残ったのは借金のみ。そのうえ石油会社大手から排斥され売る油もない。しかし『国岡商店』は、社員ひとりたりと馘首せず、旧海軍の残油集めなどで糊口をしのぎながらも、たくましく再生していく。20世紀の産業を興し、国を誤らせ、人を狂わせ、戦争の火種となった巨大エネルギー・石油。その石油を武器に変えて世界と闘った男とは何者なのか--実在の人物をモデルにした、百田尚樹作品初の本格ノンフィクションノベル!
敗戦の夏、国岡鐡造は借金以外なにもかも失っていた−。20世紀の産業を興し、戦争の火種となった巨大エネルギー・石油。その石油を武器に変えて世界と闘った男とはいったい何者か。実在の人物をモデルにした歴史経済小説。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
百田 尚樹
- 略歴
- 〈百田尚樹〉1956年大阪生まれ。同志社大学中退。関西の人気番組「探偵!ナイトスクープ」のメイン構成作家を経て、「永遠の0」で小説家デビュー。ほかの著書に「ボックス!」「風の中のマリア」など。
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書店員レビュー
安部総理も愛読してるそうですが…
ジュンク堂書店郡山店さん
安部総理も愛読してるそうですが、この本はすべての政治家が
読むべきです!
フィクションでも、こんなかっこいい人はなかなか出てきませんよ。
それが、実在する人物でしかも日本人。
情に厚く信念を曲げない、主人公はまさに日本人の素晴らしい所を
すべて兼ね備えたような人物です。
だからこそ命を懸けた仕事さえも社員は喜んでやる、しかも
戦時中にもかかわらず、外国の人たちをも魅了してしまう。
今この時代に、出光佐三(国岡鐡造)が居てくれたらと思わずには
いられません。
文芸担当 郡司
紙の本
海賊とよばれた男上
2012/10/11 14:44
14人中、11人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:matrix - この投稿者のレビュー一覧を見る
高まる感情を抑えるのに苦労しました。戦前の人達の優秀さ、意思の強さを今更ながら認識した次第です。
紙の本
明治男の気骨さを見よ
2012/09/21 19:29
10人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:つーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
これが実在した人物の一代記なの!!!激動の時代にゆるぎない信念に感銘しました。現代の軟弱な政治家・官僚・企業家の方々に是非読んでほしい。
紙の本
かっこいい日本人
2013/05/04 23:05
3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さつま人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
古き日本人の勇ましさ、カッコよさを感じます。
現代に果たしてこのような人物はいるのか?
今は誰しもが利益第一で自分の損得で動く時代。でも、本当は誰もがこのような人間になりたいのではないだろうか?
紙の本
久々に興奮した
2017/03/06 16:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Hide - この投稿者のレビュー一覧を見る
小説を読むのはぶりだったが、実在する人物がいるせいかとても面白い。主人公の男気あふれる性格と、その周りに控える人物との絡みが大変面白く書かれている。 下巻を読むのが楽しみである
紙の本
昔の日本の企業人の凄さ
2015/12/15 21:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:けんたん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「この物語に登場する男たちは実在した」
冒頭の,この一文を心に刻みながら,読み進めました。
出光興産創業者・出光佐三の伝記です。
日石の特約店契約で,門司でも下関でも油を売ることができなかった時,関門海峡の船の上で漁船に売るという奇策を考え,『海賊』とよばれました。
別の本にも,似たシーンが出てきます。
それは,黒木亮著『鉄のあけぼの』です。戦後,川崎重工の製鉄所(後の川崎製鉄)が石炭不足に苦しみ,日本酒数十本を積んだ船で明石海峡に漕ぎ出し,双眼鏡で石炭を積んだ貨物船を見つけては,日本酒と石炭を交換してもらう話です。
ともに,昔の日本の企業人の凄さを感じるエピソードです。
本書におけるクライマックスである,『日章丸事件』は,下巻です。
紙の本
出光創業時の戦いが分かる!
2014/04/12 14:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ほっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
出光佐三の人間性、信念が手に取るように伝わってきます。
紙の本
傑作だと思う
2014/03/08 22:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:リゲル - この投稿者のレビュー一覧を見る
これは傑作といっていいと思う。なぜなら、心をゆさぶり、仕事や生活に前向きに生きようと心を動かしてくれる。
紙の本
なんと宮部さん登場
2014/02/11 11:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ろなか - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公が満州に滞在中の出来事で「永遠の0」の宮部さんが登場しました。
主人公はまさに武士道を貫いた方と感じました。
下巻が楽しみです。
紙の本
おもしろかった
2013/07/15 22:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ハーマー - この投稿者のレビュー一覧を見る
内容があり面白かったです。
紙の本
群れない男
2014/10/29 00:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:英現堂 - この投稿者のレビュー一覧を見る
出光興産の創業者・出光佐三の半生を描いたもの。本書での名前は国岡鐡造となっているが、政府要人等は実名で登場する。
彼は人を大切にした経営方針を貫いた。タイムカードなし、定年なし、馘首なし。そして自分が正しいと思ったことをやり遂げる時には、決して群れない。当然敵も多くなるし、石油業界や政府も敵に回した。しかしながら彼の考えは、世の流れを十分読んだものであった。だからこそ戦ったし、また彼を応援する人物も現れたのだと思う。但しやり方が海賊なんである。
出光興産の成り立ちと日本の石油の歴史がわかる。
紙の本
単純
2016/01/12 02:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「出光」の創業者、出光佐三氏の遺伝らしいが、ノンフィクションと言うには虚構が多く、一応、小説なのだろう。が、文体が未熟だし、所詮、放送作家の余技に過ぎない。外国資本を敵に回し、イランから石油を買い付けて輸送するから「海賊」なのだろうが、真面目に小説を書いている人たちは、どう受け止めているのだろう。甘さが残る。
紙の本
小説としての評価は?
2013/08/28 23:56
2人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くりんぐりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
テーマや、モデルとなった出光石油の創業者の人生はとても面白いと思いますが、文章と構成のヘタさはいかんともしがたい。
同じ作者の「永遠のゼロ」を読んだ時にも思いましたが、小説としてはまだまだ改善の余地があるように思います。
構成の仕方がほんとうにバラエティの構成作家出身ってのがまるわかりです。
バラエティ番組の再現VTRのような……。
紙の本
実在の人物ではありませんって書いてよね
2013/06/14 00:53
25人中、19人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:LR45 - この投稿者のレビュー一覧を見る
人によってはネタバレと思われるかも知れない内容が入っているかもしれません。
予めご承知おきを。
相変わらず読みやすかった。
石油の専門用語とか、外貨がどうとか、そのへんが少し分かりにくかったけれど、本筋ではないのでスルーすれば問題ないかな。
問題なのは、この国岡という主人公に対して、魅力を感じなかった部分。
どこが魅力的なんだろうか?
上巻初っぱなのシーン、終戦で何もかも失った国岡が従業員を一人もクビにすることなく、やれることは何でもやって這い上がろうとする下りは確かに魅力的だった。
こういう人たちが戦後の日本を作ったんだろうなぁと。
が、上巻後半の国岡の青年期、創業期を描き始めた辺りから、だんだん読むのが辛くなる。
大体作品を通してこの主人公には、次から次へと「いかにも」な敵が現れてそれを国岡が一喝して解決する(まるで黄門様のように)、それが一段落するとまた次の新しい「いかにも」な既得権益集団が現れる、それを・・・の繰り返し。
バイキンマンと戦うアンパンマン、あるいはなんとかレンジャーと同じ構図。あまりに単純。もっと言えば幼稚。
会社はとにかくたくさん働くことが美徳、という価値観。
当時はそれが美徳だったんだろうが、ワークライフバランスと言われる現代にこの価値観を伝えたいという意図もよくわからない。
「人間本位だから定年もないし出勤簿もタイムカードもない」と言えば聞こえはいいが、見方を変えれば労働基準法なんて眼中にない無法会社。
そんな会社がイチイチ法律に逆らおうとする矛盾。
自分に都合の悪い法は悪法というご都合主義。
自分の主張が通らないとヒステリーを起こす主人公。
その一方で、国岡のどこに惹かれたのかよくわからない支援者が現れて大金を国岡に無償でくれたり、国岡の離婚すらを美化したり。
何よりも決定的(多分これが全て)なのは、この小説の主人公である国岡鉄造なる人物は実在しないんだってw
なんだそれ。
出光の創業者出光佐三がモデルになっているようだけれども、「永遠の0」でも使われていた、実在人物と架空人物をごっちゃにして登場させるという手法のよう。
あのね、そういうことはどこか帯なり冒頭なりに書いておいて欲しかった。
株式会社の下りもどうもフィクションのよう。
戦前戦後に石油界で活躍した出光佐三にインスピレーションを受けて、都合のいい部分だけ事実のエピソードをいただいて都合の悪いところはでっち上げを含む脚色をしてパラレルワールドを作ってみました。こんな戦後の日本どうですか?ってことでしょ。
いかにも出光佐三を追った本のように売り出しておきながらそりゃねーぜとっつぁん。
いつ出光興産が出てくるかと期待して読んでた自分がバカみたいだ。
読みやすいのは読みやすいんだけど、とっても腑に落ちない内容。
後半に進めば進むほど国岡出て来なくなるし。。。
子母沢寛は、自分は歴史を書いているわけではないと言ったそうな。確かにそうだろう小説は作家が作った創作なんだから。
一方で、船戸与一は今刊行中の本のあとがきの中で、歴史小説を扱う作家の心構えとして、歴史は作家のおもちゃではない、作家は歴史の奴隷ではないと言っている。
この本は歴史をおもちゃにしてるようにしか思えませんでした。私には。
「この本は実在の人物をモデルに構築したパラレルワールドを描いた作品です」
この一言に尽きる。
紙の本
意外な登場人物も
2020/07/31 23:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ただの人間 - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画として見たことがあるからか、話の筋は追いやすかった。航空兵宮部が出てきたところに目が留まるあたり、少なからず内容を把握しつつ読めていると感じた。