「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
紙の本
植物からの警告 (ちくま新書)
著者 湯浅 浩史 (著)
碩学のナチュラリストが植物と人間の営みの関わりを解説しながら、地球規模で生じている環境変動の実態をあかし、知られざる植物の世界へ案内する。異端植物のカラー写真も満載。【「...
植物からの警告 (ちくま新書)
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
碩学のナチュラリストが植物と人間の営みの関わりを解説しながら、地球規模で生じている環境変動の実態をあかし、知られざる植物の世界へ案内する。異端植物のカラー写真も満載。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
湯浅 浩史
- 略歴
- 〈湯浅浩史〉1940年生まれ。東京農業大学大学院農学研究科博士課程修了。農学博士。元・東京農業大学農学部教授。生き物文化誌学会会長。著書に「世界の不思議な植物」「世界の葉と根の不思議」など。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
遠いところにも身近なところにも意外性満載
2013/08/15 18:40
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:もんきち - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界各地を飛び回り、植物の状況を観察して回るという、受け取り方によってはとっても贅沢と言うか、のどかな仕事をしている人の仕事の成果をまとめた本です。いろんな土地の植生とその時代による変化を紹介していて、それがタイトルにあるように人類への「警告」になっています。
植物にとって、温暖化より降水量の変動のほうが影響が大きい、なんて話も最近の集中豪雨のニュースや農作物への影響を考えると納得ですし、また、竹の一斉開花による枯死の問題など、まさに盲点とも言える話も興味深いものでした。外来植物と言えばセイヨウタンポポとセイタカアワダチソウ、と言うのはどうも生活への影響から見たら的外れのようです。
ギアナ高地の話や南アフリカの花畑の話など、紀行文的な面白さもあり、そこに人間と植物のかかわりと言う著者の専門分野から見た解説もありで、カラーページの写真とともに単純な科学書より楽しんで読める本と思います。