紙の本
幅広すぎて拡散している感じ
2014/07/17 19:46
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふとっちょパパ - この投稿者のレビュー一覧を見る
読みやすい著者の割には、読みにくい本であった。
どこが合わなかったのかな。
紙の本
発達障害?
2019/08/25 04:23
3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:きりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
おとなもこどもも、みんななんでも「発達障害」で一括りにされている感があります。そんなに病名を増やさなくてもいいのに。
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実際は愛着障害なのに発達障害と誤診されている。遺伝より環境要因が大きく、1歳半までの養育で決まる。金持ちの子供は自閉症になりやすく、貧乏はADHDになりやすい。等々。
障害なのか個性なのかの判断は人それぞれだろうが、世の中オカシナ人はたくさんいるし、自分もその一人にカウントされている可能性は高い。でも自立して生活し、法令順守してるなら特に問題はないのかと。
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最近よく耳にする「発達障害」という言葉だが、この本はタイトルが気になり読んでみた。
この本では発達障害の種類や症状などについて詳しく書かれているところが
ほとんどないので知識がない方は事前に入門書的なものを1冊読んでおいた方が
いいかもしれない。
近年、発達障害と診断される子どもや大人が増えていると言われているが
子どもが生まれてからすぐの母親の育児態度、心理状態、家庭環境、
両親の仲が悪かったりすると発達障害に似た症状や問題行動が出ることがあるという。
このことを知っただけでも読んだ価値があると思うが、筆者は安易に「障害」と
診断しすぎることに警鐘を鳴らしており、幼いうちなら親の気遣いや家庭環境の改善で
症状や問題行動が落ち着くこともあるというのだ。
また日本型教育の問題点やどんな気質や環境で発達障害やそれに似た症状が出やすいか、
また親が子に関わらな過ぎておこる愛着障害(発達障害に症状が似ている)
についても触れられており、教育関係者やお子さんがいる方、これから
お父さんお母さんになる方にすすめたいと思う。
中学、高校生以上の子どもの問題行動にも的確なアドバイスもされており、
読字障害のトム・クルーズや社会面で発達が遅れていたビル・ゲイツを例にあげ
様々な問題に対する対処法や生活の仕方、子どもの養育だけでなく
オトナの人間関係のヒントにもなる部分もあり興味深く読めた。
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ADHDが発達障害であるかも怪しい、など発達障害について改めてかんがえさせられる本だった
実は幼少期の育て方に問題があるとか
最近のなんでもかんでも発達障害にむすびつけようとする傾向を批判してるような感じの本だった
環境って子どもたちがいかにのびのび生きてゆけるかっていうことにとてつもない影響をあたえるんだなー
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文章を読み進めていけばいくほど、人間ってそうなんやろうなあと頷いていました。
第五章の発達障害は社会を映し出す、の章が印象的です。
社会の変化で愛着を育むのが困難になっただけではなく、そもそも発達障害やアスペルガーの特徴を持った遺伝子が生き延びやすくなってるのでは、という提起はなかなか衝撃的。
岡田さんの著書は本当に良心的。こういうひとが、本が、増えてもっといろんなひとに読まれてほしい。
ひとを壊すのもひとやけど、ひとを癒すのもひとである。本当に。
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発達障害の本かと思ったら違った
発達障害と診断される子ども、若者が爆発的に増えているのは愛着障害や自閉症スペクトラムをもいっしょくたにしてしまっているから
発達障害と愛着障害では対処法がかわるから慎重さが必要
発達障害と診断された保護者は強いショックを受けるので慎重さが必要
学習のタイプは常々感じることだったのでまとまっててよかった
視覚空間型、視覚言語型、聴覚言語型
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そうだとして、だから?と思ってしまった。だめかな。
今目の前の何かを苦手としている人と向き合う時に、はたして、意味があるだろうか、この本は。(反語)
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オキシトシンは女性、バソプレシンは男性。
それぞれの発達特性のタイプによっての関わり方が具体的に記述されているのでわかりやすい。
共感性が高い人は感受性が高い。低い人は相手の気持ちを理解しにくいし、自分を省みる能力が弱い傾向が見られる。両者は結びついた能力であり、リフレクティブ.ファンクションと呼ばれる。
リフレクティブ.ファンクションを高めるには、心に関心を向けられる時、心を探すが、心に関心が向けられないと、心は育たないと言うことである。相手の行動から気持ちをくみとっており、する言葉にするのが上手な人マインド.マインディドと呼ぶ。例えば感触を起こして泣き叫んでいる子供に、「うまくできなくて悔しかったんだね」「自分でやろうとがんばったんだね」と語りかけ、その子の気持ちを代弁することで子供は自分の気持ちが受け止められたと感じるだけでなく、自分の心のプロセスが理解できることで、気持ちをコントロールしやすくなる。気持ちをぴったり言い当てられると、興奮が収まるものである。うまく一言で相手の気持ちを言い当てられなくても、全く心配は要らない。相手の反応に応じて言い方を変えていき、何度かやり取りしながら、相手の気持ちに近づけていくというプロセスが大事なのである。
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発達障害と診断されるケースが急増している。
ちょっとおかしいと発達障害で片づけようとしていないだろうか。
著者によると実際は「愛着障害」が多数 みのがされているという。
「発達障害」と呼ぶ前に慎重な判断を!
鹿児島女子短期大学: 教員 胸元孝夫
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虐待、育ちと発達障害の鑑別について書かれている、良本。
図書館で借りたけど、そのうちに買おうと思う。
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本書によると、ADHDは原因遺伝子を刺激した結果ということである。つまり、養育環境が大きい。
確かにそう言われると、我が実家の父は、僕の原因遺伝子を刺激した、と思えてきたw
本書によると、ADHDは肥満と同じで、つまりは、環境が決めているのだ、ということだ。
肥満も、遺伝性より環境ですからね。
本書は、軽症発達障害を非定型発達と呼び、それぞれの特性を伸ばす教育を提案する。
私が「非定型発達」という言葉に感じたのは、希望へ向かう提案だということだ。
そして、多数派でしかない定型発達から外れているからといって、障害とまで呼ぶのは?と疑問を呈している。
著者の岡田氏は、少年医療刑務所の勤務経験もあり、その施設で出会った少年との交流もエピソードとして挟まれ、とてもハートフルな仕上がりにもなっている。
発達障害は、遺伝子、脳の器質と思い込んでいる人こそ読んでほしい一冊である。
本書によるとジョブズも養育環境が不安で愛着障害で、見た目はADHDそのものだが、ジョブズには現金なところがあり、ある学校の先生がジョブズが良い成績をとったら報酬を出して、ジョブズを成長させた。視覚空間型は職人タイプになりやすい。
日本の教育は、官吏養成所のようなところだから、職人タイプの視覚空間型は、どうしても、劣等感を持ちやすい。日本の現在の本質的な問題はその職人タイプが若くなるにつれて、その日本の官吏養成所教育で、育っていないことなのだ。
ある子供を、発達障害としてその枠に押しこめるのではなく、むしろ、特性を伸ばすには、親や教師、支援者の「愛着」が最も大事だと説く本書は、未来を切り開く一冊であることは間違いない。
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発達障害と比較しながら、愛着障害についてまとめられている。障害の遺伝率や愛着スタイルの臨界期など具体的な数値とともに載せられており、分かりやすい。親と教師の子どもに対する関わり方について、大切にすべきことは共通する部分が多いと感じた。
・発達障害が短期間に増えている理由は、定義の拡張+環境変化によるもの。
・双生児研究による遺伝率
自閉症9割 スペクトラム7〜8割 IQ7割弱
読字2〜5割強(飲酒や喫煙でリスク1.6倍増)
ADHD6〜7割 *体重の遺伝率も同様
愛着障害2.5割程度
・親のうつ→2次的に愛着障害につながる。
・愛着の臨界期は1歳半頃
・1歳未満で預ける→愛着や発達面で影響大
⭐︎愛着は量より質 子ども視点からどうか
・抵抗→絶望→脱愛着
・愛着=生理的な現象+大人の愛着スタイル反映
+スキンシップや授乳など…
・遺伝要因も少しは関係している。
・愛着は社会性、知的発達もバックアップしている
・1歳半時の愛着パターンは7割の大人が同傾向
・愛着パターンは18歳頃にスタイルとして固定
・幼少時の可愛がり度が生涯にわたって影響
・オキシトシンシステム
・アジア人種は母親の接し方による影響大
・自閉症スペクトラムは上位階層に多い。
・ADHDは貧困層に多い。
・画面控えめ+適度な不足状態の方が意欲増
・安定愛着を育むために…感受性+応答性
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勉強用としてメモをとりながら読む。なんでも発達障害として片付けてしまうことに疑問だったが、非定型発達との呼び方に変えるだけで、どれだけの子どもが健やかに育てるだろうと思う。改めて子どもを育てることの大変さを思う。求められたら応答する。過剰でも不足でもなく、与える。簡単なことなのに、とても難しい。
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発達障害は生物学的基盤によって起こる中枢神経の機能的発達の障害とされ、遺伝要因が強いことがわかっている。
しかし、遺伝要因が強いはずの「発達障害」と診断されるケースが近年急増している
その背景には、第二の遺伝子とも呼ばれる"愛着スタイル"が関与していると考えられる
生育史上の問題は、心理学的な問題だけでなく、生物学的、生理学的なレベルでも影響を及ぼしていることがわかってきた
ここで引き起こされる症状が、発達障害の症状に類似するのだ
そのため、専門家は発達障害と愛着障害を見極める必要がある
ところで、「障害」という診断は子どもにくだしてもいいのか。
前向きに乗り越えれる子どもがいる一方で、強い自己否定にとらわれる子どももいる。
また養育要因があることについても専門家は慎重に扱わなければいけない。
不用意に養育者に責任を求めると、子どもだけでなく親までもが強い自責の念に囚われてしまうからだ
そのことを踏まえ、周囲の大人が「発達障害」と呼ばれる子どもたちの特性を見極め、そこを伸ばしていけるような環境をサポートできるのが理想であろう
✏安全基地として機能しているかどうかを見分けるには、「何でも話せる人がいますか?」と尋ねてみれば良い。
そこで親や配偶者など身近な家族を挙げる人は、安全基地がうまく機能している人である。
それに対して、誰もいないとか、家族以外の友人やメル友しか心を打ち明けられないという場合、赤信号だ。