- カテゴリ:一般
- 取扱開始日:2012/09/21
- 出版社: 早川書房
- レーベル: ハヤカワ・ミステリワールド
- サイズ:20cm/412p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-15-209321-9
読割 50
紙の本
機龍警察暗黒市場 (ハヤカワ・ミステリワールド)
著者 月村 了衛 (著)
警視庁との契約を解除されたユーリ・オズノフ元警部は、旧知のロシアン・マフィアと組んで武器密売に手を染めた。一方、市場に流出した新型機甲兵装が“龍機兵(ドラグーン)”の同型...
機龍警察暗黒市場 (ハヤカワ・ミステリワールド)
機龍警察 暗黒市場
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商品説明
警視庁との契約を解除されたユーリ・オズノフ元警部は、旧知のロシアン・マフィアと組んで武器密売に手を染めた。一方、市場に流出した新型機甲兵装が“龍機兵(ドラグーン)”の同型機ではないかとの疑念を抱く沖津特捜部長は、ブラックマーケット壊滅作戦に着手した―日本とロシア、二つの国をつなぐ警察官の秘められた絆。リアルにしてスペクタクルな“至近未来”警察小説、世界水準を宣言する白熱と興奮の第3弾。【「BOOK」データベースの商品解説】
警視庁との契約を解除されたユーリ・オズノフ元警部は、旧知のロシアン・マフィアと組んで武器密売に手を染めた。一方、沖津特捜部長は、市場に流通した新型機甲兵装が「龍機兵」の同型機ではないかとの疑念を抱き…。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
月村 了衛
- 略歴
- 〈月村了衛〉1963年生まれ。早稲田大学第一文学部文芸学科卒。脚本家。2010年「機龍警察」で小説家デビュー。脚本執筆作に「天地無用!」「少女革命ウテナ」など。
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書店員レビュー
安心の三作目。今作も前作、前々…
丸善札幌北一条店さん
安心の三作目。今作も前作、前々作同様
主役級登場人物の過去を振り返りつつ
それらが現在の事件にも繋がってくるおなじみの構成。
「このミス」のインタビューで著者が言う
「個人がいかに(社会、組織と)戦うか」は
既存の警察小説ほど叙情的で無いにしても十分書けている。
と言うか今作は全編ほぼ『ユーリ』の戦いであり、
その割合は前二作の主人公二人のそれを凌ぐ。
いつも無口な彼を掘り下げるにはこれくらいは必要なのだろう。
前二作よりアクションシーンは少なめだが 内容は濃くなっている。
(龍機兵の前蹴り!!はちょっと笑ったが)
本書を含む三作品で龍機兵搭乗者三人の過去は
一応紹介された形だが、個人的には白髪の傭兵、
『姿俊之』をもう少し掘り下げてほしいと思う。が、次回やはり『沖津』あたりか?
このシリーズはユーモア要素は皆無、登場人物は皆、淡々と役をこなしている。
だが決してぺシミスティックではなく、「やるべき事はやる。それについて
いちいち大袈裟に泣いたり笑ったりするのは素人だし、第一そんな暇は無い」
というスタンスがカッコイイのだ。
終始、鋼の音と雪の冷たさに包まれた至近未来警察小説。
サト
紙の本
救いの無い世界の中
2017/01/26 21:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
絶望につぐ絶望、虐殺につぐ虐殺。一歩裏にまわれば世界とはこうも救いが無いものか。今回は自分にゆかりがある土地が凄惨な事件の現場になっただけに読んで疲労困憊。希望はあると信じたい、
電子書籍
ロシアの「最も痩せた犬達」の物語
2016/02/13 21:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やきとり - この投稿者のレビュー一覧を見る
毎回、龍機兵搭乗者の過去に絡んだ事件が描かれるこのシリーズ、今回の主役はユーリ・オズノフ警部。いきなり警視庁をクビになったユーリがロシア時代の知り合いゾロトフと組んでの武器密売。まあ何か裏があるとは思いましたがその通りの展開に。まるまる1章分費やして描かれるユーリの幼年時代からロシア警察時代。少年時代のユーリ(警官の息子)とゾロトフ(ヴォルの息子)の因縁。そして日常的に行われる不正に流されることなく誇りを持って生きようとする不器用な青年時代の彼にできた仲間「痩せた犬」たち。そして暗転。3名の搭乗者の中では唯一元警官のユーリ。なので警察小説としての座りは良くかなり警察してます(笑)。
後半、「相似」というキーワードで描かれるユーリとゾロトフの光と影、ロシア警察時代と現在(警視庁時代)がシンクロして最終決戦へ。それまで彼が感じていた疎外感や忸怩たる思いがこの決戦で爆発・昇華します。とにかく盛り上がります。バトルシーンも豊富で突入から最終決戦での「どつきあい」。「機甲兵装」同士のバトリングや飛び道具での殴り合いなど肉弾戦が堪能できます。
「武器密売」という題材をテーマに龍機兵と警察をシリーズ中1番無理なく扱った作品。素直に面白かった。しかしユーリ、泣いたね。
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