- カテゴリ:一般
- 取扱開始日:2012/09/21
- 出版社: 早川書房
- サイズ:20cm/412p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-15-209322-6
紙の本
天才を考察する 「生まれか育ちか」論の噓と本当
天才アスリートや天才科学者はどうつくられるのか? 歴代の天才を対象にした「天才研究」から遺伝子・ゲノム理論、発達心理学の成果までを紹介しながら、従来の「遺伝か環境か」とい...
天才を考察する 「生まれか育ちか」論の噓と本当
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商品説明
天才アスリートや天才科学者はどうつくられるのか? 歴代の天才を対象にした「天才研究」から遺伝子・ゲノム理論、発達心理学の成果までを紹介しながら、従来の「遺伝か環境か」という論点がいかに無意味であったかを説く。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
デイヴィッド・シェンク
- 略歴
- 〈デイヴィッド・シェンク〉アメリカの作家。The Atrantic.comの記者であり、『ナショナル・ジオグラフィック』『ニューヨーク・タイムズ』など各紙誌に寄稿。著書に「だんだん記憶が消えていく」等。
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著者/著名人のレビュー
ある種の天才は世の中に存在する。科学者、スポーツ選手、音楽家…
ジュンク堂
ある種の天才は世の中に存在する。科学者、スポーツ選手、音楽家…。彼ら一部の天才は持って生まれた才能が並外れていたから天才足りえているのか。本書は天才は生まれか環境かという従来の議論を具体的な例を引きながら分析する。
原題は「THE GENIUS IN ALL OF US」、つまり我々誰もが自らの中に天才の種を有しているとする。遺伝子は固定されたものでなく、環境との相互作用によって特徴を育て発現するという「遺伝子2.0」に始まり、知能は経験によるプロセス、生来の才能を伸ばすのは訓練次第、同じ遺伝子と環境を有する一卵性双生児も類似性を保障しない、早咲きとされる人もその後の本人の姿勢、手段、プロセスが成功を左右する、民族・人種による優位性よりそれを伸ばす環境と本人の渇望がスーパーマンを生む、など一見科学的な主張が続く。最後は自らが遺伝子を変化できるという「遺伝子2.1」で終わる。
努力すれば何とかなる的な自己啓発本といっては身もフタもないが第2部「天才を育成する」はまさにそう。だいたい200ページの内容に同じ分量の注釈・引用を後につけ、前書きもそこにまわす構成のあざとさは実に天才的だ。
黒書店員 D