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- カテゴリ:一般
- 発売日:2012/08/31
- 出版社: 小学館
- サイズ:19cm/301p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-09-388258-3
読割 50
紙の本
中国と茶碗と日本と
著者 彭 丹 (著)
なぜ日本人は中国から渡来した唐物を、自らの「国宝」としたのか。なぜそれらの優品が中国には残っていないのか。謎多き茶碗に秘められた中国と日本の似て非なる文化的本質を、新進気...
中国と茶碗と日本と
中国と 茶碗と 日本と
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商品説明
なぜ日本人は中国から渡来した唐物を、自らの「国宝」としたのか。なぜそれらの優品が中国には残っていないのか。謎多き茶碗に秘められた中国と日本の似て非なる文化的本質を、新進気鋭の中国人研究者が読みとく。【「TRC MARC」の商品解説】
若き中国人研究者が読みとく日本文化の死角
新進気鋭の中国人研究者による、斬新な日本文化論。四川省出身の著者・彭丹氏は、四川大学で日本文学を学び、中国西南航空公司勤務を経て日本留学。中国の航空会社に勤務した後、日本に留学。現在は法政大学講師。来日以来、疑問に思ってきたことは、中国では廃れた文化が日本に残っていることだった。それを最も意識したのが、茶の湯の茶道具であった。茶の湯で珍重される茶碗のほとんどが唐物(中国製)で、しかも国宝茶碗もほとんどが唐物である。日本の国宝であるはずなのに。しかも不思議なことには、産地・中国にはそれらの茶碗は何ひとつ残っていないのだ。なぜ日本の茶人は唐物を珍重したのか。なぜそれらが中国に残っていないのか。そこに見え隠れする、「借用」と「創造」という、日本文化の本質。それを解きあかしていくのが、本書である。日本人だからこそ気づかない、日本文化に潜む中国文化の影。中国人の視点から、茶の湯、そして国宝という、日本文化の美意識の聖域に踏み込んだ、まったく新しい比較文化論の誕生である。
【編集担当からのおすすめ情報】
日本文化とは何か、日本人はどういう民族か、といったことに興味ある方なら、陶磁のことがわからなくても思わずうなずきながら読んでしまう、目からウロコの日本文化論です。とても読みやすく、中国人とは思えぬほどの日本語文章のうまさにも脱帽です。【商品解説】
目次
- はじめに──「日本」の中にある「中国」
- 第一章 青磁茶碗の謎
- 一 中国青磁の原点、越州窯青磁がやって来た
- 青磁はつまり碧玉/陸羽茶道が青磁茶碗を生んだ/遣唐使・永忠、嵯峨天皇に茶を献ずる/
- 平安貴族があこがれた青磁茶碗
- 二 茶人に重宝された「砧青磁」
- 馬蝗絆茶碗の謎/誰が砧を持ってきたか?/四川禅僧蘭渓道隆、日本に渡る
著者紹介
彭 丹
- 略歴
- 〈彭丹〉1971年中国生まれ。法政大学大学院にて博士号を取得。同大学社会学部講師。日中比較文化・比較文学研究者。研究の傍ら、茶の湯、能楽、禅など日本文化に親しんでいる。
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