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商品説明
明治に日本に派遣され、東京中央駅を中心として高架鉄道線の設計計画を指導したドイツ人技師バルツァー。そのときの設計内容を記述した論文「東京の高架鉄道」を収録。東京駅を中心とした鉄道建設・改良の変遷なども解説する。〔初版:1990年刊〕【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
島 秀雄
- 略歴
- 〈島秀雄〉明治34年生まれ。東京帝国大学工学部機械工学科卒業後、鉄道省に奉職。国有鉄道理事工作局長、宇宙開発事業団理事長等を歴任。勲一等瑞宝章受章。
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書店員レビュー
創建当時の姿に復元された東京駅について
MARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店さん
創建当時の姿に復元された東京駅について、詳しい歴史を知ることが出来る1冊。1990年刊行の書籍を、この度の復元完成に合わせて復刻、出版したものです。
東京駅を中心とした東京市街地の鉄道高架線についての計画・設計指導のため、ドイツから派遣された土木技師バルツァー。彼の論文『東京の高架鉄道』を中心に、当時の鉄道建設の様子がわかる資料や、海外から派遣された技師たちの鉄道にかける思いが伝わるエピソードなどがおさめられ、専門の知識がなくても興味が湧く内容です。
バルツァーたちは、ヨーロッパでの鉄道建設の際に得た、失敗も含めた経験を生かそうと、日本人の暮らしぶりを思い浮かべ、この国の将来をも見据えながら計画を練り、当時の日本の鉄道関係者と共に形にしていこうとしました。
読みすすむうち、現在の日本の駅、鉄道、街、人のつながりのおおもとに辿り着いた気分になります。
また、この書籍自体の刊行や復刊をめぐる話や、携わった人たちの思いが度々綴られているのも魅力。人々の思いが込められ作られたものは、繰り返し形となり、守られていくのだと感じさせます。
(評者:MARUZEN&ジュンク堂書店 渋谷店 木戸)