紙の本
このままでいいのか
2015/03/26 17:35
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:september - この投稿者のレビュー一覧を見る
近未来、世紀の半ば、遠い未来 我々のテクノロジーは、どこへ向かいどこまで発展していくのか これからの未来に期待を抱かせるとともに、このままでいいのかを 考えさせられる一冊
電子書籍
素晴らしい
2017/09/03 13:36
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:gachimura - この投稿者のレビュー一覧を見る
読書が苦手な私でも面白く最後まで読むことができました
2100年までの現実的な技術の進化が丁寧に解説されています
投稿元:
レビューを見る
今から100年後の科学技術はどこまで進歩しているか、という壮大な夢を語る書物。前書きでレオナルドダビンチは彼の死後400年を経て実現した空飛ぶ機械、即ち飛行機やヘリコプターを予言し設計図まで描いていた、1860年台の小説家ヴェルヌは百年後のガラス張りの摩天楼、エアコン、テレビ、インタネットのようなものまで通信技術の発展を予言していたとあり、いかにも本書にもそうした荒唐無稽なほどの未来技術が語られるのかなと期待したのだが。
残念ながら著者が2100年の科学として取り上げたものは人工知能、ロボット等既存技術の延長線にあるものばかりで、今から100年(正確には90年だが)もの時を経ているわりに技術的な飛躍が無く、驚きが欠ける題材選びになってしまっているのが本書のなんと言っても物足りなさだ。勿論、一つの技術のブレークスルーが大変な時間と努力を要するのは理解するのだが、今有る技術の延長だけでは夢も希望もないではないか。
個人的には100年というのはとてつもない長さの時間であり、今は技術の萌芽しか見えないものが一体全体どのようにして実用化され、更に発展して想像も付かないものになっていくのかを知りたい、と云うか夢想したいのだ。どうせ100年後など誰も知りはしないのだから、ウソでもいいから突拍子も無い技術の世界を語っても良いではないか。そういや昔読んだ同じ著者の本「サイエンス・インポッシブル」では透明人間になる方法とかワームホールを利用したタイムマシンの製造方法とか楽しいものがあったはずで、それの続編と思って期待していたのだがやや期待を裏切られた感じだ。
投稿元:
レビューを見る
2100年までに科学技術がどのように発達するか予測した本。この本がただのSFと違うのは今の最先端科学について取材した上で予測しているというところ。
これも同じ科学者である筆者の力量によるものかもしれない。
投稿元:
レビューを見る
460頁超ありましたが、読了しました。
テクノロジーベースでの未来像をまとめた本。
全体としては楽しめたと思います。
冒頭からコンピューティング環境の充実していく様に始まり、医療、エネルギー、果ては人類の未来と話はかなり広くなりますが、その分内容は少々考察の薄い展開に。
基本的に、現在研究・開発中のテクノロジーをベースにその先を考察していくので、想像力豊かな人だと、読む前からイメージできてることがおおいかも。
特に、現在のノイマン型ベースではそのうちアーキテクチャ上の限界にたどり着くだろうことから、量子コンピュータやその他の演算装置の研究開発には興味深いですね。どんなに頑張っても、原子レベルでレジスタ組むレベルまで行ったら終わりですから。
あ、原子レベルで制御できるってことは、入出力デバイス側は凄いことになりそうで楽しみですね。でも、そのあたりはあんまり書いてなかったなあ。
特に、後半のSF中心で文化レベルの整理を行う試みについては、賛否両論あるんじゃないかな。SF好きとしては違和感少ないけど。
投稿元:
レビューを見る
・科学は知識の組織化、知恵は生の組織化。―イマヌエル・カント
専門なだけあり、核融合技術についての付近が一番深く感じた。
投稿元:
レビューを見る
最近読んだ本の中では最高の内容
世界を変えることができるのは科学とテクノロジーであり
その視点から未来予想することは極めて正しい行為だと思う
巷の未来予測本のつまらなさと憂鬱さと胡散臭さに比べて
圧倒的に面白いし未来に希望が持てる
投稿元:
レビューを見る
はじめに―来る100年を予言する
1 コンピュータの未来―心が物を支配する
2 人口知能の未来―機械の進歩
3 医療の未来―完成以上
4 ナノテクノロジー―無から万物?
5 エネルギーの未来―恒星からのエネルギー
6 宇宙旅行の未来―星々へ向かって
7 富の未来―勝者と敗者
8 人類の未来―惑星文明
9 2100年のある日
投稿元:
レビューを見る
科学が2100年にどこまでになっていて、宇宙開発とかコンタクトレンズ型ディスプレイとか具体例を用いて説明してる。そういう事はあまり興味がなかったし、その時に驚きたいと思ったので最初の方の章は割愛した。だから富の未来の章にある、その科学の進歩によってどう資本主義が変わるのかっていうところが一番興味深く読むことができた。アメリカがよく映画とかでやっているようにロボットに人間の仕事が奪われて格差がさらに拡大して暗い未来が待ってますよーっていうようなことが書いてある(そこまで露骨ではないが)商品資本主義だったり、工業だったりといったものが終わる。そしてそういう社会で仕事をこれからもしていくためには、機械が出来ないこと、いわゆる知能資本分野の仕事をしていくしか無い。創造性、芸術的才能、変革、リーダーシップ、分析力などのことを指して知能資本というみたい。でもやっぱりおかしい。今まで人間がやっていた部分を機械化したんだからその分人間は裕福にならないとおかしいだろ。社会生活と資本家や権力者だけが裕福になって肝心のその社会生活を享受すべき人々のほうが世界中で職にあぶれている。資本主義が根本的に非効率的に働いてるとしか言い用がない。100億人の人間が全員創造性、芸術的才能、変革、リーダーシップ、分析力を駆使して仕事をする社会なんてのは考えにくい。そもそもの時点でいろいろと間違ってるとしか言い用がない。答えのある問題にだけ取り組んでいればよい科学者はなかなか気楽な職業だな。
投稿元:
レビューを見る
つい先日リリースされたばかりのGoogle Glassは、普段メガネの人にとってメガネとGlassを同時に装着できない困ったシロモノらしい(視力矯正機能が早く付けばいいのに)。この本の冒頭では、さらに進んだ"インターネット・コンタクトレンズ"も登場します。省電力だし、しかもディスポーザルでしょうし、TPOにより使い分け可能になると思われます。
最終章"2100年のある日"の描写でもコンタクトレンズは朝から活用されています。カーツワイルの本と同様、とても面白い語り口です。
それにしてもコーヒーはその時代になっても朝食の定番なんですね。
投稿元:
レビューを見る
一流の物理学者さんが、コンピュータ、バイオ、ナノ、エネルギーなど各分野の専門家に突撃インタビュー。今後100年間に実現できそうなテクノロジーについて、3段階の実現レベルでまとめた素晴らし本。
たぶん、現状実験室で実現できているのは今後30年、こうしたらいいんじゃね?ていう案状態なのは50年後、夢物語なのは100年後なのかなあ、と勝手に理解しました(-_-)
内容のグレイトさはぜひ読んで!てとこやけど、文明論も考察してるのが興味深かった。テクノロジーの発展に伴い、今後国の垣根がなくなって惑星文明に移行するやろうけど、うっかり道を踏み外して破滅の道に落っこちる危険性もあるよ、と。特にこれからの100年は、正しく科学を理解することが重要なので、教育はものすごく大事!
てことで、100年後のお話から、今の私らの足元にブーメランで戻ってくる構成が、ほんと秀逸やなあ、と思いました。
投稿元:
レビューを見る
未来のことを分野に分けて説明されていてできるだけ分かりやすく読めるようになってました。
それでも読むのに集中力が必要で、結構時間がかかりました。
エネルギー関係のところは本当に考えさせられます。
ぜひ、読んでみてほしい一冊
投稿元:
レビューを見る
2100年の世界には実現されているであろう科学技術について、現在の研究内容を元に想定し、まとめた一冊。
夢のある内容です。
投稿元:
レビューを見る
誰にお勧めしたらいいかわからない本。
ちょっと科学に興味のある人であれば、ごく当たり前のことの羅列に過ぎない。科学に興味のない人であれば、一つ一つの内容が薄いので結局何を言いたいのかよくわからないと思う。
投稿元:
レビューを見る
西暦2100年、科学は限りなく神に接近する。
考えられないほどのスピードで進歩を続ける人間社会だが、だからこそ最後に記されたマハトマ・ガンジーの名言が心に残る一冊である。
その名言とは・・・
「7つの社会的罪 〈Seven Social Sins〉」
1.理念なき政治 〈Politics without Principles〉
2.労働なき富 〈Wealth without Work〉
3.良心なき快楽 〈Pleasure without Conscience〉
4.人格なき学識 〈Knowledge without Character〉
5.道徳なき商売 〈Commerece without Morality〉
6.人間性なき科学 〈Science without Humanity〉
7.献身なき信仰 〈Worship without Sacrifice〉
幾ら科学が進歩しようが、このポイントを押さえておかないと、時代の移行に取り残されるのだろう!
そんなことを知らされた一冊である。