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紙の本
アイルランド紀行 ジョイスからU2まで (中公新書)
著者 栩木 伸明 (著)
北海道より少しだけ広い島国だが、魅力を表す言葉は果てを知らない。それがアイルランド。ケルト文明の地、スウィフト、ワイルド、イェイツ、ジョイス、ベケット、ヒーニーらによる世...
アイルランド紀行 ジョイスからU2まで (中公新書)
アイルランド紀行 ジョイスからU2まで
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商品説明
北海道より少しだけ広い島国だが、魅力を表す言葉は果てを知らない。それがアイルランド。ケルト文明の地、スウィフト、ワイルド、イェイツ、ジョイス、ベケット、ヒーニーらによる世界文学の生地、ヴァン・モリソンやU2が歌い上げる音楽の島、「虐げられてへつらう者たち」、英国からの独立闘争の国―。一木一草に至るまで言葉が刻まれているこの土地を、達意のエッセイと美味しい訳文でまるごと味わい尽くす。【「BOOK」データベースの商品解説】
ケルト文明の地、スウィフト、ワイルド、ジョイスらによる世界文学の生地、ヴァン・モリソンやU2が歌い上げる音楽の島、英国からの独立闘争の国…。一木一草に至るまで言葉が刻まれている土地・アイルランドの魅力を綴る。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
栩木 伸明
- 略歴
- 〈栩木伸明〉1958年東京都生まれ。上智大学大学院文学研究科英文学専攻博士課程単位取得退学。早稲田大学文学学術院教授。著書に「アイルランド現代詩は語る」など。
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アイルランドの文学に思いを馳せる。
2015/12/25 16:14
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投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
アイルランドには、すごい文学者が揃っていることを実感させられる。ジョイスやイェイツはもちろんだが、ワイルドやスウィフト、ベケットと続くと、そのバラエティぶりに感心する。
個人的にはなぜトレヴァーの作品が挙がっていないのか疑問だったが(土地ゆかりの文章を紹介しながら各章を組み立てていく構成にもぴったりそうなのに)、その点をのぞけばなかなかおもしろかった。
実際にアイルランドに行ったことがないのでそれぞれの土地をイメージしにくいのは事実だが、知らないなりに楽しめる本だと思う。歌も取り入れていて、アイルランドの民謡で奥さんが自分の死後の葬儀のやり方を詳しく説明してる歌、というのが印象的だった。