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紙の本
凶鳥の如き忌むもの (講談社文庫)
著者 三津田 信三 (著)
瀬戸内海の兜離の浦沖に浮かぶ鳥坏島。鵺敷神社の祭壇“大鳥様の間”で巫女、朱音は神事“鳥人の儀”を執り行う。怪異譚蒐集の為、この地を訪ねた刀城言耶の目前で、謎の人間消失は起...
凶鳥の如き忌むもの (講談社文庫)
凶鳥の如き忌むもの
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商品説明
瀬戸内海の兜離の浦沖に浮かぶ鳥坏島。鵺敷神社の祭壇“大鳥様の間”で巫女、朱音は神事“鳥人の儀”を執り行う。怪異譚蒐集の為、この地を訪ねた刀城言耶の目前で、謎の人間消失は起きた。大鳥様の奇跡か?鳥女と呼ばれる化け物の仕業か?『厭魅の如き憑くもの』に続く“刀城言耶”シリーズ第二長編待望の刊行。【「BOOK」データベースの商品解説】
瀬戸内海にある鳥坏島。鵺敷神社の祭壇“大鳥様の間”で巫女・朱音は神事“鳥人の儀”を執り行う。怪異譚蒐集の為、この地を訪ねた刀城言耶の目前で、謎の人間消失は起きた。大鳥様の奇跡か? 鳥女と呼ばれる化け物の仕業か?【「TRC MARC」の商品解説】
目次
- はじめに
- 第一章 凶鳥の舞う島へ
- 第二章 兜離の浦の民俗史
- 第三章 鵺敷神社の巫女たち
- 第四章 鳥女の化物
- 第五章 鳥坏島
- 第六章 集会所の夕餉
- 第七章 鳥人の儀
- 第八章 中空に鳥女を用心すべし
- 第九章 二人目が消える……
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紙の本
凶鳥舞う島で人が次々に消える
2021/12/29 22:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:アントネスト - この投稿者のレビュー一覧を見る
刀城言耶シリーズ第二長編。シリーズの長編で唯一本格ミステリベストテンで10位以内にランクインしなかったせいもあり、あまり話題にならない一冊ですが、読みどころは少なくありません。
刀城シリーズで舞台が孤島となるのは本作だけ。嵐で孤立するわけではなくとも、容易く脱出ができない島という舞台はサスペンスを高めます。断崖絶壁の上に作られ、出入り不能のはずの祭壇から巫女が煙のように消えるという事件もまた殺人とは断定できない分、怪奇色が濃厚。論理的に説明がつくの? 妖異の仕業じゃ? と思わせる不気味さは随一。ホラーミステリーのホラー部分が好きな人にはシリーズで一番お勧めできるかもしれない作品です。
紙の本
ホラー×ミステリーの傑作
2023/02/26 23:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yino - この投稿者のレビュー一覧を見る
ホラーとミステリが融合する「刀城言耶シリーズ」の第二長篇。今回は瀬戸内の漁村にて古くから伝わる、無人島での宗教上の儀式が舞台。密室にて消失した巫女、さらに立ち会い人として島に滞在していたメンバーも次々に消えるという状況の中、同じく儀式中に人が消失した18年前の事件の真相、儀式そのものの真相が徐々に明るみになっていく。最初の巫女消失をロジカルにアプローチする過程、真相に至るまでの道筋が本格ミステリとして丁寧に書かれており、非常に読み応えのある1冊だった。
紙の本
巫女消失の理由を知り・・・
2015/09/07 21:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:鹿ノ子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
瀬戸内海に浮かぶ鳥坏島にある神社での神事「鳥人の儀」で起きた人間消失。
消失そのものよりも、消失に至るまでの経緯、過程を知った時にゾクッときた。
表紙絵を見ると、なるほどと思う。
電子書籍
鳥人だねえ
2023/11/18 09:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:どら - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作よりは読みやすくなったけど、ホラーやトリックの好みは前作の方が好きだったなという印象でした
無粋なのは承知ですが、「ムリがある」と思っちゃったなあ
これで2作目ですが、刀城さんの解答編になってからの真相へウロウロしながら(消去法という感じがしない)たどり着くスタイルに慣れる日は来るのだろうか
電子書籍
民俗学の絡む話が好きな人にオススメ
2016/01/05 02:07
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投稿者:五月雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
表紙とタイトルから、ホラー的な内容のイメージを受けるかもしれませんが、本書は普通にミステリー小説ですね。ただ、その背景と推理考察に民俗学的な解釈が絡んでくるというものです。自分は、三津田さんの作品だと同じシリーズで「厭魅の如く」と、別物で一冊完結の「のぞきめ」を読みましたが、小説の構成はどれもよく似ています。物語の半ば過ぎまでは状況説明が展開され、終盤で一気に謎解きを披露してフィナーレへ持って行くという…。
このミステリー小説にありがちなワンパターンが苦手な方、物語全体に民俗学の講釈が入るのが苦手な方にはあまりオススメではないですが、例えば漫画の諸星大二郎による「妖怪ハンター」辺りが好きな方は結構ハマると思います。自分も同じ嗜好なので、また似たような話なんだろうなーと思いつつも同氏の次の作品もきっと読んでしまうことでしょう(笑)