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紙の本
死亡フラグが立ちました! 2 カレーde人類滅亡!?殺人事件 (宝島社文庫 このミス大賞)
著者 七尾 与史 (著)
廃刊寸前のオカルト雑誌「アーバン・レジェンド」の編集長・岩波美里は頭を悩ませていた。謎の殺し屋を追った「死神」特集が大コケした責任を問われた彼女は、新しい題材を探すようラ...
死亡フラグが立ちました! 2 カレーde人類滅亡!?殺人事件 (宝島社文庫 このミス大賞)
死亡フラグが立ちました! カレーde人類滅亡!? 殺人事件
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商品説明
廃刊寸前のオカルト雑誌「アーバン・レジェンド」の編集長・岩波美里は頭を悩ませていた。謎の殺し屋を追った「死神」特集が大コケした責任を問われた彼女は、新しい題材を探すようライターの陣内に命じる。ネットで話題になっている呪いの映像の真相を追い始めた陣内は、恐ろしい人類滅亡計画に辿りつき…。「死神」に狙われながらも計画を防ごうと奮闘する陣内と天才投資家の本宮の運命は。【「BOOK」データベースの商品解説】
オカルト雑誌の編集長・岩波美里は、特集が大コケした責任を問われ、ライターの陣内に新しい題材を探すように命じる。ネットで話題になっている呪いの映像の真相を追い始めた陣内は、恐ろしい人類滅亡計画に辿りつき…。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
続・珠玉の『B級ミステリー』
2013/02/25 21:21
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エリック@ - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作『死亡フラグが立ちました!』の続編。
概要としては、四流雑誌で連載を持つフリーライター陣内が、
巷で囁かれる都市伝説を取材する中、
小さいようで大きな事件に巻き込まれるというもの。
前作においては、
主要人物が複数名存在しており、
作品中の視点が、
それらの登場人物に次々移りながら、
物語が進んでいくという展開だった。
今回も基本的には、
その構成は変わらず、
時間の経過と共に、
場面を次々展開しながら人物の視点が入れ替わる。
立場の異なる人物たちが徐々に同じ舞台へと集まり、
最後カタルシスを迎えるという点も同一だ。
ストーリーもさることながら、
作中で繰り広げられる登場人物同士のやり取りや、
所々に光るB級ネタの数々が、
読者の笑いを誘う内容となっている。
作品としては、
良くも悪くも全般的に読みやすい。
ミステリーを標榜しながらも、
今回はどちらかというとオカルトチックな側面が色濃いため、
何も考えずに読めるのは楽だ。
謎解き要素はほぼ皆無で、
前作以上にエンターテイメント性重視の作品に仕上がっている。
物語の舞台が、
関東の小さな商店街から始まり、
それが徐々に日本全体に波及するという、
荒唐無稽な筋立てはただただ面白い。
途中、カレーを美味しく食べるために、
命懸けで福神漬けを買いに行くシーンなどは思わず噴出した。
タイトルになっているにもかかわらず、
全く物語の本筋に関係ないあたりも笑える。
分かりやすく人が死んだりするあたり、
内容としては決して軽い物ではないはずなのに、
それをそうと感じさせないあたりが著者の上手さか。
難点としては、
『お約束を追及する』という作風ゆえに、
話の展開を予測しやすく、
伏線を追う楽しみが味わえないほどに、
『分かり易すぎる』点が挙げられる。
これは作品の長所と表裏一体ではあるが、
伏線を楽しむミステリー好きにはお奨めできない作品となるだろう。
個人的には、
同著者の作品はどれも読んでいて面白いと感じるので、
今回もタイトルを見かけただけで『即買い』だった。
読了し、
期待通りの満足感を得られている。
まだ著者の作品に触れたことのない人については、
この作品よりも先に前作を手に取ることを勧めたい。
前作に抵抗を感じないのであれば、
間違いなく『買い』だ。
紙の本
編集長さん、見てみたい
2019/09/08 17:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
死亡フラグ第2弾。
「アーバン・レジェンド」編集長・岩波さん、見てみたいなあ。
そして、陣内さんはまたしても振り回されると。
紙の本
破天荒な展開に思わず……
2013/01/25 19:51
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nori - この投稿者のレビュー一覧を見る
破天荒なストーリー設定だけど、普通に面白かった(^^)。ストーリーテーラーとしては本当に面白いと思うので、今度はハードボイルドとまではいかないまでも、もう少しシリアスな展開・描写を期待したい。いや、「死亡フラグ」シリーズはこのままでいいけれど……。