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孤闘 立花宗茂 (中公文庫)
著者 上田 秀人 (著)
武勇に誉れ高く、乱世に義を貫いた最後の戦国武将の風雲録。大友家臣として島津と戦い、秀吉下での朝鮮従軍、さらに家康との対決!関ヶ原で西軍に与し改易となるも、旧領柳川に所領を...
孤闘 立花宗茂 (中公文庫)
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商品説明
武勇に誉れ高く、乱世に義を貫いた最後の戦国武将の風雲録。大友家臣として島津と戦い、秀吉下での朝鮮従軍、さらに家康との対決!関ヶ原で西軍に与し改易となるも、旧領柳川に所領を安堵された稀代の猛将の奮闘と懊悩を精緻に描く。単行本第一作にして第十六回中山義秀文学賞を受賞。待望の文庫化。【「BOOK」データベースの商品解説】
【中山義秀文学賞(第16回)】戦国末期、北九州で猛将・高橋紹運を父に、謀将・戸次道雪を岳父にもつ若武者・立花宗茂が誕生した。秀吉と家康から認められた宗茂とはどんな人物だったのか。最後の戦国武将の生涯を描く風雲録。〔2009年刊の加筆修正〕【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
戦国武将・立花宗茂の生涯を描いた著者渾身の作品です!
2020/09/16 09:20
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、本業の歯科医の傍ら、兼業作家としても多くの作品を発表され、「三田村元八郎」シリーズ、「織江緋之介見参」シリーズ、「勘定吟味役異聞」シリーズ、「奥右筆秘帳」シリーズなどの歴史時代もので知られる上田秀人氏の作品です。同書は、武勇に誉れ高く、乱世に義を貫き通した最後の戦国武将として名高い立花宗茂の風雲録です。大友家臣として島津と戦い、秀吉下での朝鮮従軍、さらに家康との対決した武将の生き様を見事に描いた傑作です。時代小説の旗手による渾身の作品です。
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戦国武将の苦労を理解する
2013/02/11 21:45
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る
上田秀人の時代物小説であるが、本編はシリーズモノではなく、一人の戦国武将立花宗茂を取り上げたものである。立花宗茂はもともとキリシタン大名で有名な大友宗麟の家臣高橋家の出身であった。
それが戦国大名同士の合従連衡などで立花家の当主となったものである。この間には織田信長との駆け引きや本能寺の変、豊臣秀吉や徳川家康との確執、関ヶ原の戦い、天下人との関わりも多々あったのである。立花家自体はそれほどの大藩ではなかったので注目はされてはいなかったが、天下人との関わりなどで小説としては面白い存在のようだ。
その立花宗茂であるが、小説の冒頭から毛利の九州攻め、島津、龍造寺など九州の武将との戦いなど、休む暇もない様子が描かれている。まさに最初から戦いの連続で落ち着かない様子が伝わってくる。
その過程で忠臣の離反などの辛い時期を過ごすなど、読み手も一休みが欲しいほどである。立花は豊臣配下の武将として朝鮮出兵に合力して散々辛酸を舐めた。しかし、本編でのクライマックスは、徳川家康との関係であろう。せっかく良い関係を作っておきながら、立花宗茂は関ヶ原で西軍に回ってしまった。これで万事休してしまったかのように見えた。
ところが、見事復活して所領を安堵され大名として復活したのである。この種の戦国武将の成功譚は我々現代人が読んでいて興味深いし、その頑張り方などにヒントを得ることができる。
知られざる戦国武将に光を当てて、その生き様を描くことは珍しいことではないが、上田の筆でさらに発掘して世に知らしめてもらいたいと思った。
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孤闘 立花宗茂
2012/12/20 11:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:よっしー - この投稿者のレビュー一覧を見る
賞受賞作と絶賛の帯に惹かれて購入。立花宗茂の幼少の頃から始まり、動雪の娘のぎん千代と婚姻へと繋がるが、苦難の連続と形ばかりの夫婦生活、朝鮮出兵時の家臣との確執・・・。関が原敗戦後の改易の後の大名復活で故郷柳川での再起もあるが、全編において苦しさが重く圧し掛かる作品の感が強い。