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商品説明
第一次大戦の記憶も新たな首都ロンドン。クールな青年医師デリックは、戦地で傷を負い、検死官として働くように。それ以来、骨董店店主の兄デューイとの、微妙な距離を感じている。―そんな折、女優を目指す美しい女性が殺された。兄弟の不仲に心を痛める、童顔刑事エミールによって事件にひきずり込まれたデューイとデリックは、不本意ながらも協力しつつ、真相に近づいていくが…。【「BOOK」データベースの商品解説】
デリックは、戦地で傷を負い、検死官として働くようになって以来、骨董店店主の兄デューイとの微妙な距離を感じている。そんな折、女優を目指す女性が殺された。童顔刑事エミールによって事件にひきずり込まれた2人は…。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
椹野 道流
- 略歴
- 〈椹野道流〉兵庫県出身。「人買奇談」で第3回ホワイトハート大賞エンタテインメント小説部門の佳作を受賞しデビュー。他の著書に「奇談」シリーズなど。
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紙の本
英国ミステリーの色合い(風)
2022/07/28 06:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
(ですが、ミステリー部分はネタバレしておりません)
第一次世界大戦後のロンドンが舞台でミステリーなので
手に取った作品
ローウェル骨董店の事件簿というタイトルなので、
骨董店が舞台に話が進むかと思っていたのですが
違ったのがちょっと肩すかしだったかなぁ。
骨董店の主である兄デューイと
検視官で弟のデリック
戦争に関してそれぞれ抱えているものがあり
それ故に疎遠になっている状態
そこに幼なじみの刑事のエミールと
デューイの死んだ親友の子のケイが
絡んで物語を構成しておりました。
拗れてしまった兄弟の間柄は意外にあっさりとほどかれてしまったのには
ちょっと「ええええ」って感じにはなりましたが。
(2年以上も疎遠だったのに!)
ミステリー的にはそれほど深くないけれど、
破綻的な感じはなくライトミステリーとして読めばよし。
英国のミステリードラマのような雰囲気の色は堪能できます。
好きな色なのでその点では満足。
デリックがもっとクールな感じかと思って読んでいたら
やんちゃな弟気質でした。
色々思っていたような作品とは違うところもありましたが
上記のように英国ミステリーの色合いが楽しめたので良しとします。
☆3.5