紙の本
未来のノーベル賞候補です。必見。
2016/02/02 00:43
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投稿者:まわし - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本の作者である株式会社ユーグレナの出雲社長が、自身がミドリムシと如何に出会って、今に至っているかを綴られている伝記的な本です。偉人伝に出てくるような内容で実在の方だと考えるとすごい人がいるものだなあと感心させられました。大学時代に行ったバングラディッシュで、米はたくさんあっても子供達が栄養失調で苦しんでいる現状を知り、ドラゴンボールに出てくる「仙豆」のような物を探し続けてミドリムシに出会ったそうで、読んでいて応援したくなるような本です。今では、バイオ燃料で飛行機を飛ばすプロジェクトで有名ですが、世界の栄養問題、環境問題等をミドリムシで解決できれば、将来的なノーベル賞受賞の可能性は高いのではないでしょうか。
紙の本
情熱の果てに
2015/03/21 15:17
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投稿者:september - この投稿者のレビュー一覧を見る
決して順風満帆でたどり着いた結果ではない。だが可能性の糸が途切れなかったのは出雲充さんの意志と行動力あってのもの。リーダータイプなんかじゃなくても「お互いさま、おかげさま」で自然と信頼は構築される。死に物狂いでその日その日を走り抜けていれば、その風は誰かを巻き込む。類は友を呼ぶ、努力は勝ちを、価値を生むのだ。ミドリムシが世界を救う世界を この目で見る瞬間はもうすぐそこにある。
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ミドリムシを使って壮大なビジネスをやろうとしているユーグレナ社長の出雲さんの本。
取り組んでいる事業自体にも魅力があるのでそれだけでも面白いのに、出雲さんの心情が描かれているのが非常に共感できた。
ミドリムシの可能性を感じながら、人生のレールを外れるのが怖くて、大手銀行に入ってしまうところ。
すぐに起業しなかったのは、精神的に怖かったからなど、葛藤や不安がリアル。
同じように、大手企業を辞めて独立する自分にとっては、勇気づけられる内容・参考にできる学びがたくさんあった。
これからも何回か読み直していきたい。
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バイオベンチャーという言葉をこの本で初めて知りました。最初はミドリムシとビジネスがまったくつながらなかったのですが、読めば読むほど出雲さんとミドリムシの無限の可能性に引き込まれていきます。
それにしても、教科書に地味に載っていたミドリムシがまさかビジネスになるなんて、不思議な感覚です。
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この本は、起業ストーリーです。
「生物学には「ハイブリット」という言葉がある。
これは「雑種」を意味する言葉で、生物学的に異質な種の動物や植物同士が交配し、新たに生まれた生命のことをそう呼ぶ。
ハイブリットの生物は多くの場合、個体としても、群体としても、
純血種に比べて病気に強く、環境変化への対応が速い。」
出雲社長は、餅は餅屋とばかりに、研究者、営業、資金調達等、
その分野で能力のある人を巻き込んでいきます。
人に限らず、商社、広告代理店、政府をも巻き込み、
会社を起動にのせていきます。
「テクノロジーやビジネスも、ハイブリットでなければならないと考える。
科学的な思考と、感情的な共感。
その両方がハイブリットされて、初めて人は安心して
その技術を受け入れ、使いこなすことができる。」
東大の人脈を活用し、論理的に行動していく姿、
想定外の困難に立ち向かう忍耐力、
感情の機微をとらえる洞察力を兼ね備えた、バランスのとれた人、
まさに、社会企業家の要素を兼ね備えた人という印象が残りました。
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ただのビジネスのサクセスストーリーだと思っていた。
全然違う。
世界のサクセスストーリーだった。
こんなにもワクワクさせてくれる本は久しぶりだった。
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ミドリムシで世界の栄養失調を救い、さらにはエネルギー問題も解決する。
そんな取り組みから、現在各業界から注目されている「株式会社ユーグレナ」
その社長が記すミドリムシとの出会いから起業、ミドリムシ培養の成功、そして上場までの道のり。
私はこの本の中で、出雲さんの人間的な『弱さ』に引き込まれていった。
「それまで自分が歩いてきた『レール』を降りることが怖かった」「冒険する勇気がなかった」
単なるありきたりなサクセスストーリーではない。より身近に感じ、本当に応援したくなる。
そしてカッコイイ。
「ミドリムシについては世界で自分が1番だ」という揺るがぬ思いがあったからこそ。
思わず胸に熱くなるものを感じた一冊でした。
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ユーグレナ=ミドリムシが世界を救う、そんなこと夢物語だと思うでしょうか。でも現実に、ミドリムシのサプリメントが開発されて途上国の栄養補給に寄与したり、ジェット燃料代替のエネルギーとして飛行機を飛ばしたりといったプロジェクトが動き始めています。
ミドリムシといえば、中学の教科書で習うような動物と植物の間の原生動物です。5億年も前から、地球にまだ動植物がなかった当時から光合成して二酸化炭素を吸収しながら酸素を生成し、地球を生物の棲める星にした立役者がこのミドリムシなのです。
学生時代にバングラディシュを訪れて、穀物は多く採れるのに動植物由来のビタミンやたんぱく質が欠乏していることが、途上国の栄養失調の原因だという実態を知った出雲社長は、数多くの出会いを経てミドリムシこそがこの途上国の問題を解決する方法だと確信します。
そんな夢のようなミドリムシには1つの大きな弱点がありました。栄養価が高すぎるために、他のバクテリアや虫に食べられやすく、大量培養が難しいということです。その結果、国家プロジェクトであった「ニューサンシャイン計画」も頓挫したという経緯がありました。
愚直に、でもまっすぐに突き進みながら、自分自身の弱さにもキチンと向き合った結果に、ベンチャーの醍醐味を実感しました。1年持たずに新卒の銀行を辞め、ライブドアショックを乗り越えて2012年12月に東証マザーズに上場した内容は、自分自身の原点を思い出します。
同じベンチャービジネスによって世界を救おうという同志として、勝手にシンパシーを感じるとともに、新春早々よい刺激をもらった一冊でした。
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人生をかけて成し遂げたいことに出会えた筆者に感動したと同時に、困難にもめげず立ち向かって行く姿に勇気をもらいました、
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出雲さん、ユーグレナという会社、ミドリムシについて知ってはいたけど、これほどの想い、使命感、覚悟を持って始められた事業であったこと、そして、数々の試練を乗り換えて今があることは初めて知りました。
「かっこいい!面白い!」と一気に読みました。こういう生き方をしたい。私はまだまだ自分にとっての“ミドリムシ”を模索中の日々ではありますが。
年末年始に読んで良かった1冊。もらったパワーを生かして、また今年も頑張ろ。
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とても熱くなる!
ミドリムシまずすごい!!
なにをやるかも大事だけど、誰とやるか、そして自分の情熱の大切さを学びました(o≧▽゜)o!!
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なにかを世界に広く普及させるには、
科学的に正しさ(サイエンティフィカリーコレクト)、
感情的な共感(エモーショナルアグリーメント)の両方が必要というのは、今の会社の製品見ても感じる。
「スタンフォード大学では最も優秀な学生はベンチャーを立ち上げ、
経営者になる。次に優秀な学生は投資銀行やコンサルティング業界に就職する。一番イケてない学生が安定を求めて大手企業に就職する。」
自分は、知らず知らずのうちに大きい揺り籠に揺られて思考停止の状態になっていないだろうか。
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面白かった。研究者としては、scientifically correctだけを追い求めていれば良いけれど、それだけではビジネスは成り立たないという事は勉強になったし、だからこそビジネスは難しいと思った。自分は、企業する気はまったくないけれど、研究者としてscientifically correctだけでなく、emotionally agreement 意識しながら、研究を進めようと思った。
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ミドリムシが、食糧危機、燃料危機を救う。そんな夢のような話を、すぐ手の届くところにまで実現させた著者には頭が下がる。夢と希望を貰える良書。
本書には、著者含めて様々な天才が出てくるが、まだまだ日本も捨てたもんじゃないと思える。
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今話題のユーグレナの社長の手記
東大出身で、起業家として素晴らしい事業をおこしている
著者ですが、頭はいいのだろうと思いますが。
文書や文体はちょっと稚拙で学生の作文みたいな
本でした。でも、その分多分ゴーストライターなどを
つかわずにそのまま正直にかかれてあるという感じもして
逆に正直な人の文書という感じもありました。
でも、事業やその情熱や姿勢は単純に素晴らしいと思います。