紙の本
しぐさを見えれば、真実が見えてくる!
2020/05/14 11:00
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、人のしぐさからその真実を探り当てるワザを教示してくれる興味深い一冊です。著者は25年にも渡ってFBI捜査官としての任務をこなされた方で、その経験から、言葉ではウソをついても、しぐさで人を騙すことは難しいということを教えてくれます。同書の内容は、「第1章 しぐさに秘められた意味を知る」、「第2章 辺縁系の遺産で生きる」、「第3章 ボディー・ランゲージへの第一歩を踏み出す―足と脚のメッセージ」、「第4章 胴体の語るヒント―腰、腹、胸、肩のメッセージ」、「第5章 手の届く範囲にある知識―腕のメッセージ」、「第6章 落ち着くために―手と指のメッセージ」、「第7章 心のキャンバス―顔のメッセージ」、「第8章 ウソを見抜く―慎重に判断すること!」、「第9章 最後に」という構成になっており、非常に興味深いものです!
紙の本
隠されたしぐさで、深層心理を判断するテクニック!
2019/02/11 14:37
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:野間丸男 - この投稿者のレビュー一覧を見る
しぐさに秘められた人の心理を、具体的に解説
人は、深層心理(大脳辺縁系)による自己防衛のしぐさを、
ボディー・ランゲージ・・・足と脚、胴体(腰、腹、胸、肩)、腕、手と指
そして、心のキャンパス(顔・目・口)の動きで、反射的に発している。
元FBI捜査官の経験による具体的な指摘、(なるほどなあ~!)
あなた自身(私も含め)もそんな身振り・しぐさをしているんですよ!
ウソは、見抜かれるんで~すよ。 ^_^
もっと早く知っていれば、人との付き合いが、もっと楽にできたかな~!
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興味深く読めた。理論的な話と、その理論を実際に著者がどう活かし(つまり見破り、逮捕して)という話が交互に出てきて読みやすい。
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「人間ウソ発見器」の異名をとる元FBI捜査官が人々が見落としている感情や考えを表すしぐさの意味とそのメカニズムを解き明かす! とありますが一般生活でこういうことを見抜かれると思われるのは空恐ろしい。
この本は、『ノンバーバル・コミニュケーション』 といいまして、要するに人の現在行っているしぐさなどから本当はその人がなにを考えているのか?それを読み取る、という内容の本です。そんなに目新しいことは書いてはいませんが、これを徹底的に使いこなせるようになると、相手の心理が手に取るようにわかる反面、少し恐ろしいような気がするのは僕だけではないと思います。
特に何故、人は指を指されると不快に思うのか?腕を組んでいる人がいったいなにを考えているのか?実際に僕が私生活で疑問に思っていたことを解説してくれ、写真では著者自身がモデルになっていて、大変参考になりました。
あんまりこれを使いたくない人と積極的にこういうテクニックを使っていかなければならない人との区別が僕にはまだついていませんが…。こういう本はいわゆる『肉食人種』の発想するような内容ですが、読んで損はないと思います。でも、唯一注文をつけるとするのであれば動作を読んでそれが失敗したという例なんかも掲載してくれれば、もっと良かったなぁ、なんて思うのですが…。
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督促OLからのリファレンス。
脳は不安や危機感を感じたとき本能として、それを払拭する動きに必ず反映する。そして人は嘘をつくとき、通常、不安と危機感を抑えられない。
やや、日常的表現にボディランゲージが一般的な、日本国外でより有効な書、との感想も否めなくはないが、知識として国外のジェスチュアを把握しておくのは絶対有益。だって日本の(ちょっと来て)のジェスチュア、米国やと(ピスオフ:超失礼)みたいやしな。
重要なのは、例えば貧乏揺すりなど対話中の下半身仕草の「変化」。交渉ごとに当たる場面にも有益に感じました。 人間の心理は意外と粘性が低い。
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ノンバーバル・コミュニケーションは、大脳辺縁系が司るしぐさによる。
大きなストレスに出会うと、大脳辺縁系は3F(Freeze、Flight、Fight)の反応を示す。その後で必ず、なだめ行動を起こす(顔、首、胸元を触る、ネクタイを緩めて換気するなど)。
足・脚、腕、手・指、顔のメッセージ
メッセージは一対一でしぐさと対応しているのではない。よく観察して、特定のしぐさが繰り返されるとか、頻度が高くなったとかで判断すべきである。
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身振りや体の動き、互いの距離などの非言語のしぐさで、ひとは快適・不快や同調、強調を表す。人の心(思考・感情・意図)を正確に読むことはできないけれど、非言語コミュニケーションを理解して注意深く拾い上げることで確度を上げることはできるという本。自分には共感力が不足していると思って手に取ってみたのだけれど、驚くくらいに「しぐさ」に注意を払っていなかったことに気づいた。言葉も大事だけれどしぐさも大事。
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本の概要は、他の方のレビューや概説でだいたい把握出来るので省くとして。
人のしぐさから、その相手の感情を読み取れたらコミュニケーションがスムーズになるだろうと思い手に取った本。
周りに大学の研究でこのしぐさに関して学んでいる人を知っていたこともこの本を手に取るきっかけの1つだった。
これまで人と接するなかで、人のしぐさや顔の表情から無意識に読み取っていた(取ろうとしていた)ことを『ノンバーバルコミュニケーション』として解説してくれた本をである。
本書では、足から顔にかけてまでまんべんなく『ノンバーバルコミュニケーション』として読み取る必要と価値があることを説明していたが特に足や脚に注目するというのはこれまで意識してこなかったがノンバーバルコミュニケーションとして重要な材料になるという話はとても興味深かった。
元FBI捜査官が筆者であるため、仕方ない事ではあるが相手にストレス、不安、忌避感などがあることを読み取るための解説が多かった。 しかし、実際のコミュニケーションでは相手にストレスや不安を与えない事が重要だと思うので、出来ればより多く人が喜び、快適であることを示すノンバーバルについて知れたらよかった。
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まずはよく観察すること、注意深くみることで様々なノンバーバルを見つけられる。
足は多くのことを伝える。
ノンバーバルの反応から嘘を見抜くのは難しい (なだめ行動などは、嘘に限らずストレスがかかっている時に起こる)
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自分のしぐさを改めて振り返ってみても、本書に記載のストレス反応は当たっていると思われる。静止、逃走、闘争反応から、足、胴体といった無意識が顕著に現れる部位のしぐさの意味を解明していく様は論理的で、その他行動心理学の知見や実例も述べられており、非常に説得力があり、勉強になった。
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人が知らず知らずのうちにとっている些細な行動一つ一つに意味があったことを知りとてもびっくりしています。
ぼくたちがどれだけ言葉そのもの自体に囚われており、体が示す言葉には意識が向いていないかに気づけると思います。この本を何度も読み直し、相手を観察する能力を身につけ日常生活に生かしていきたい。
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パッと見は「これであなたも人の心が読める!」的な内容かと思いきや、深い経験と謙虚さ、そしてエビデンスに裏打ちされたわかりやすい内容だった。
基本的には不安を感じたときに無意識に出現する「なだめ行動」や、逆に自信に満ち溢れたときの体勢や動きを、観察し正しく評価せよという内容。
他人の行動から心理を読むよりも、むしろ自分の無意識の行動から「今自分は不安なのか」という気付きを得られる方が役に立つかもしれない。あとマンガの演出論にも役立ちそう。
文中で「嘘を見抜くのは極めて難しい。行動を正確に読み取るほうがはるかに簡単である」「嘘の徴候とみなせる唯一の行動はない」といったことを書いてあるのは非常に正直で信頼できると感じた。
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欧米人と日本人とではノンバーバルコミュニケーションに文化の違いがあるのか、あまりピンとこない部分もあった。
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人がストレスを感じている時とその逆の時どういった行動を取るか。それはだいぶ研究されておりそれが学べる本。そこから相手の心理を分析せよ。大事なのは顔より体の動き。
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まえがき―心が読める
第1章 しぐさに秘められた意味を知る
第2章 辺境系の遺産で生きる
第3章 ボディー・ランゲージへの第一歩を踏み出す―足と脚のメッセージ
第4章 胴体の語るヒント―腰、腹、胸、肩のメッセージ
第5章 手の届く範囲にある知識―腕のメッセージ
第6章 落ち着くために―手と指のメッセージ
第7章 心のキャンパス―顔のメッセージ
第8章 ウソを見抜く―慎重に判断すること
第9章 最後に
謝辞
訳者あとがき
文庫版追記
参考文献