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紙の本
日本の産業革命 日清・日露戦争から考える (講談社学術文庫)
著者 石井 寛治 (著)
日本の近代化を支えたものは戦争と侵略だったのか? 明治の国家目標「殖産興業」が「強兵」へと転換する過程を追い、19世紀末から20世紀初頭にかけて世界経済の中で日本が選択し...
日本の産業革命 日清・日露戦争から考える (講談社学術文庫)
日本の産業革命――日清・日露戦争から考える
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商品説明
日本の近代化を支えたものは戦争と侵略だったのか? 明治の国家目標「殖産興業」が「強兵」へと転換する過程を追い、19世紀末から20世紀初頭にかけて世界経済の中で日本が選択した道を鮮やかに活写する。【「TRC MARC」の商品解説】
製糸・紡績、鉄道、鉱山、金融。日本の近代化を支えたものは戦争と侵略だったのか? 本書は日清・日露両戦争と産業革命の関係を軸に、構造を変革する主体の姿を解明、新たな歴史像を描出する。明治の国家目標「殖産興業」が「強兵」へと転換する過程を追い、十九世紀末から二十世紀初頭にかけて世界経済の中で日本が選択した道を鮮やかに活写する。
日本の近代化を支えたものは戦争と侵略だったのか?
明治の国家目標「殖産興業」はいつ、なぜ、どのように「強兵」へと転換したか
製糸・紡績、鉄道、鉱山、金融。日本の近代化を支えたものは戦争と侵略だったのか? 本書は日清・日露両戦争と産業革命の関係を軸に、構造を変革する主体の姿を解明、新たな歴史像を描出する。明治の国家目標「殖産興業」が「強兵」へと転換する過程を追い、十九世紀末から二十世紀初頭にかけて世界経済の中で日本が選択した道を鮮やかに活写する。【商品解説】
目次
- 序章 今なぜ産業革命か?
- 第一章 外資排除のもとでの民業育成
- 日本産業革命の前提(一八七三~一八八五)
- 第二章 対外恐怖からの対外侵略
- 産業革命の開始と日清戦争(一八八六~一八九五)
- 第三章 帝国の利権をめぐる日露対決
- 産業革命の展開と日露戦争(一八九六~一九〇五)
- 第四章 無賠償のかわりに朝鮮・満州を
- 産業革命の終了とアジア侵略(一九〇六~一九一四)
- 終章 産業革命から情報革命へ
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紙の本
非常に興味深い稀有な一書
2020/10/10 19:17
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:岩波文庫愛好家 - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルの通り日本の産業革命について知りたいと考えていた矢先にふと本書に遭遇しました。読了して、知りたいと思う内容として最適でした。上澄みは高校時代の日本史の教科書(山川出版)で知り得ましたが、所詮上澄みなので、深掘りした本を見つけたい思いは予々ありました。
本書は私の要望をしっかり汲み得たものでした。様々な背景や風潮、対外関係や思惑など本書で多くの内容を知る事が出来ました。
思いがけず良かったのが終章でした。本書を通じて当時の日本のその時代から現在の我々が学ぶべき事柄についてずっしりと示されていて、深い感慨に至りました。
紙の本
日本の近代化は戦争と侵略によってもたらされたのだろうか?
2020/03/26 09:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、日本の近代化を支えたものは何だったのかということを徹底的に解明するために、当時の日清戦争や日露戦争と我が国の産業革命との関係を問った価値ある一冊です。19世紀末から20世紀の初頭にかけて、我が国は「富国強兵」政策の下で、中国やロシアとの大規模な戦争を行いました。ちょうどその時を同じくして「殖産興業」政策によって、製糸や紡績、鉄道、鉱山、金融業などが急速に発展していきました。この二つの出来事は偶然に重なり合っただけなのか、それとも我が国の産業発展は戦争と侵略によってもたらされたというのか。同書では、こうした問いに真っ向から向かい、その答えを究明する興味深い書となっています。
紙の本
産業革命と帝国主義
2022/11/07 11:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かずさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本近代史における産業革命はいかなる時期に起こり、それが社会にどの様な形で影響を与えたかを考察している。著者は東大経済学部長まで務め経済史を専門としている。明治維新後の日本の輸出入等を統計などを基に丁寧詳細に述べている。また、当時のヨーロッパ中心の世界情勢から日本を含むアジアが置かれていた状況をも考察している。日清・日露の戦争を経て形だけ帝国主義国家へと入った日本。その後のアジア蔑視感により泥沼の戦争へ入って行く過程も入口まで述べている。著者も述べている様に少々堅苦しい大学の講義調の文章になっているが、近代史を考える多方面の論になっている。