魔法使いのハーブティー （メディアワークス文庫）

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投稿者：朝凪　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

この本自体が作中に出てくるハーブティーのようで、心を穏やかにしてくれました。
読んでいて心が安らぐのを感じる一方で、逆に自分の心がささくれていたことに気づかされるような、不思議な感覚を覚えました。
こんなカフェが本当にあったら良いのにな、と思います。
カフェのオーナーの包容力と、主人公の少女の芯の強さも印象的でした。

日常生活で疲れたりイライラしている人は、魔法使いのハーブカフェを訪れたつもりでこの本を読んでみてください。

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投稿者：氷狼　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

親戚をたらい回しにされる孤独な少女勇希と横浜でハーブティーの喫茶店を営む先生との心に残る物語。

夏休み、山口の伯父夫婦から追い出された勇希は横浜に住むという伯父の元にやって来るが...

ハーブを中心に紡がれる縁。
気難しい老人、やんちゃで生意気な子供、夫を亡くしたご婦人、そして最後には...

様々なトラブルをハーブティーで解決する先生と自分の居場所を探す勇希ちゃん。
息を潜め、嫌われない様に、邪魔にならない様に相手の顔色をうかがいながら...
そんな彼女の過去と未来は...

自分一人だけでは生きられない子供。
出自もどうしようもない。
それをよってたかって邪魔者扱い。
過酷な環境を生きる勇希ちゃん。
そんな彼女に訪れる運命の転機と流れる優しい時間...

最後の展開はハラハラします。
そんなことが？
なかなか良い作品でした。

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投稿者：でんしゃずき　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

２人もレビュー発表された方がいるんじゃ，こっちも発表せざるを得ない，そんな対抗意識が沸いてしまった。
こういう小説があるから，「楽しみ」としての本読みはやめられないんだ。私の場合，魔法で悪事をする，あと「善」ではあっても魔法がほとんど全て戦闘の手段でしかない，そんな魔女・魔法少女ものは嫌いなので，この作品ならいいだろうと思って注文，読んでみたら予想以上の大当たりだった。
「魔法もの」として読むと，ちょっとがっかりすると思う。しかし，それを補うほどにいい意味で予想を裏切ってくれた。豆知識も記載されている。
乗り物の好きな人間として強調したいのは，主人公の移動手段が「夜行バス」という点だ。創作，特にファンタジーならば現代が舞台でも「夜行列車」でいいし，夜行列車衰退の時代になっても映像作品では，「非現実の世界」を表現したいのか，夜行列車で移動する主人公，という描写はある。確かに映像では「旅」「少女」「夜行列車」というのは文字通り，「絵」になるのだと思う。しかし，作者がそこまで考慮していなかったとしても，あくまで「現実」が舞台の物語ならばこそ，「夜の移動」ならば，「列車」では無く「バス」を出すべきなのだ。この作品は主人公の「往復」共に移動手段がバスであり，「現実的」であると同時に，「主人公も読者も上手く現実から異世界に移動すること」に成功しているのだ。
ただ，一つ不安がある。文章が中学・高校の国語の入試問題文に出そうな気がしたのだ。こんなに面白い小説を受験対策で読むとしたら勿体無い。
実写映画化しても面白いと思う。夏の日差しの下の勇希を見てみたい。

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投稿者：吟遊詩人Mu　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ハーブカフェに行ったときに置いてあり、手にとった本。
とても素敵だったので、最後まで読みたいと自分でも購入しました。

穏やかで心優しく染み渡る……カモミールティーのような作品です。

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投稿者：らぴす　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

この本を読んでいると心温かく穏やかな気持ちになりました。
そして、私はハーブが好きになりこのカフェの様なお店を開きたいなとおもいました。
夢をくれてありがとう！！
皆さんもぜひ読んでみてください。

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投稿者：しょうちゃん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

表紙の女の子のイラストが、すごく楽しそうで和まされたので、ちょうど心も疲れていたこともあって購入。
表紙の雰囲気を裏切らないくらい、とても和まされる小説でした。
「魔法使い」とありますが、ファンタジーというより現実の世界を描いた物語。ジャンル的には『西の魔女が死んだ』に似てるかもしれませんが、個人的にはこちらの方が子どもや小説を読みなれていない人にオススメしやすいかなと思いました。
基本的にふわっとした優しい物語なのですが、少し心がズキッとする描写もあるので、その瞬間だけはツラいかも…。
ただ、そういった現実の厳しさを乗り越え、明るく優しく成長していく勇希ちゃんの姿に、グッとくるものがあります。
もともとハーブを育てていたのですが、また育ててみたくなりました。

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投稿者：ぺろ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

親を亡くした少女と少女が同居することになったカフェのオーナーのお話。人間の優しさとかも感じられるストーリーでハーブティーを飲みながら読みたくなる１冊でした。

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投稿者：ハト　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

これは絶対読むべき

今の時代では希薄になってきている地域のきずなや家族の絆それが舞台となっているそれに読みやすい

主人公がとにかくかっこいい

たくさんの困難があっても自分と向き合って解決していく

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投稿者：もこ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

心を癒すハーブティーの様な本でした。
前半は、ちょっとゆっくりだな、もう少しすっきりテンポをあげたいな。と思いましたが、出会った全ての人がしっかり繋がり回収され、後半は一気読みになりました。
人って優しい。と思える、相手を知りたくなる優しい気持ちになる本でした。
苦しい、寂しい思いをしてる子供たちが、月の御加護を受けますように。

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投稿者：natu　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

可愛らしい表紙とタイトルに惹かれて思わず手に取りました。
どこか冷めた女の子が、やさしいおじさんとハーブティーに癒されて、強くそして子供らしい素直な気持ちを取り戻すお話。
ハーブティーの名前を見かけるたびにこの本を思い出します。