紙の本
バイバイ、ブラックバード (双葉文庫)
著者 伊坂 幸太郎 (著)
星野一彦の最後の願いは何者かに“あのバス”で連れていかれる前に、五人の恋人たちに別れを告げること。そんな彼の見張り役は「常識」「愛想」「悩み」「色気」「上品」―これらの単...
バイバイ、ブラックバード (双葉文庫)
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商品説明
星野一彦の最後の願いは何者かに“あのバス”で連れていかれる前に、五人の恋人たちに別れを告げること。そんな彼の見張り役は「常識」「愛想」「悩み」「色気」「上品」―これらの単語を黒く塗り潰したマイ辞書を持つ粗暴な大女、繭美。なんとも不思議な数週間を描く、おかしみに彩られた「グッド・バイ」ストーリー。特別収録:伊坂幸太郎ロングインタビュー。【「BOOK」データベースの商品解説】
星野一彦の最後の願いは何者かに“あのバス”で連れていかれる前に、5人の恋人たちに別れを告げること。そんな彼の見張り役は、粗暴な大女、繭美。おかしみに彩られた不思議な数週間を描く。伊坂幸太郎のインタビューも収録。【「TRC MARC」の商品解説】
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書店員レビュー
インパクトあるダメ主人公
ジュンク堂書店三宮店さん
5人の女性と同時に交際。そのうえ、その女性たちと次々に別れなければならない。主人公にあるまじき穏やかでない状況におちいった男性が、この物語の主人公です。
こんな主人公のことを想う女性たちは、予想に反し、ごく普通の女性も居たり、主人公同様少し風変わりであったりと様々。また、主人公が抱える「あのバス」にまつわる事情も、日常とはかけはなれたもの。この作品の魅力は、そんなバラエティ豊かな世界が、違和感なく一つの物語としてつながっている点にあると思います。
1本の映画のように、本全体を通して話は繋がっていますが、1章ごとに1つの事件、1つの人物にスポットを当てる形式のため、少しずつでも充分に読みごたえがあります。ちょっとした休憩時間や、通勤、通学のお供としてもおすすめの一冊です。
文庫担当 鈴木
紙の本
ちょっと
2013/06/21 10:37
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tk - この投稿者のレビュー一覧を見る
こじゃれた感じ、ほかの伊坂作品とは、すこーし違った印象だが、軽妙さは相変わらず。読後感が好きかな。
紙の本
明るい別れ話
2013/04/29 11:38
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:リゲル - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公よりも、ヒロイン??の存在感が際立っている。太宰の遺作をモチーフに伊坂が独自の世界を構築している。
短編の連続で構成されているので、通勤に最適。
紙の本
ありがとう
2013/06/24 21:49
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふわふわ - この投稿者のレビュー一覧を見る
気持ちよく読み始め、ほっと息をつき読み終わる。時々微笑み、時々涙ぐみ、私であることを忘れて、現実を忘れて読める本。
井坂幸太郎初めての作品だったので、大変感動しました。HONTOありがとう。村上春樹以来はじめてこんなにすばらしいファンタジーを作ってくれる作者にめぐり合えて大満足。存在してくれてありがとう。
巻末のインタビューでちょっとばっかり種明かしになりそうなのですが、個人的には余韻を残してあまりなんでもわかり過ぎないほうがいいと思います。
紙の本
繭美
2021/07/02 23:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:akihiro - この投稿者のレビュー一覧を見る
現実にいたら関わりたくありませんが、小説の登場人物としては実にいいキャラをしています。読むほどに繭美への印象が変わります。
個人的には、5話と6話の終わり方が特に好きです。
紙の本
すごく好きです!
2021/05/03 09:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なっとう - この投稿者のレビュー一覧を見る
★登場人物が魅力的
伊坂さんの作品は3作目の読了。やっぱり登場人物の魅力が凄まじいですね。
主人公星野君と、その相棒というべき見張り役の繭美は勿論のこと、星野君が真剣に五股をかけていた女性たちや、周りの人たちの魅力的なこと!
★読後感が好き!
「そんな!ここで終わっちゃうの!」という寂しさもありつつ、でも思わず笑顔になってしまう。読後、しばらく自分なりの解釈やその後の展開を妄想したりして2度楽しませてもらいました。
終わり方に関しては「スッキリしない」と思う方もいるだろうなぁと思いますが、私はすごく好きでした!
電子書籍
終着点が気になる
2020/06/01 13:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
別れを切り出された5人の女性たちが、それぞれの道を歩いていく後ろ姿が素敵です。5股をかける星野と、ふてぶてしい繭美も嫌いになれません。
電子書籍
ドラマでは
2019/01/29 00:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
なぜ、別れをつげられる女性側から見ると、この巨体の人間をが普通に「女性」に見えているのかがよくわからなかったが、小説では、女性として違和感なく、そこにいてるのであろう。さっそく読んでみたいと思う。
紙の本
静かなお話+ちょっぴり切ない+爆笑!!
2017/05/05 16:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Mr.天才バブッコ様 - この投稿者のレビュー一覧を見る
上のとおりのお話です
あのバスとは 読んでからのお楽しみ
バイバイ・ブラックバード
ホントにありそうで ワクワクします
紙の本
ゲスの極み
2016/03/09 12:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うえちゃこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
愛人たちに別れを告げバスに乗るあわれな男。
なぜか憎めないです。
紙の本
不思議な感じ・・・
2015/08/31 23:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:FUMI - この投稿者のレビュー一覧を見る
本の中身は「別れの挨拶」なので、「最後、主人公はどうなるのか?」というのには触れていないのもどこか不思議であるように感じるが、面白い。
紙の本
別れのあいさつ
2020/04/29 22:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あおたいがー - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公の星野がいったい何をやって誰を怒らせて『あのバス』に乗ることになったのか、繭美はいったい何者なのか、謎は謎のままだけど、『あのバス』に乗る前に五股していた女性みんなに別れを告げに行く、計算とかできない人間性や、それに影響を受けるだろう個性が面白い。
五人の女性ももちろん違うし、繭美もほんとうに個性的。
みんなにくめない。
この先どうなったんだろうと読者しに想像を楽しませてくれる。
電子書籍
軽快なテンポが心地良い
2020/02/29 21:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふる - この投稿者のレビュー一覧を見る
天然たらしの主人公が5人の恋人に別れを告げていく。主人公の天然っぷりが突き抜けていて面白い。またとてもインパクトのある死刑執行人のような巨体女の冷徹な対応と主人公とのやりとりの描写が面白い
別れの描写も哀しいけれどもそれ以上にとても幸福な気持ちにさせてくれる。
紙の本
5股男
2019/02/14 09:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:JUN - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公を聞いた瞬間[はっ?]と思ったけど
不思議とそこに嫌味はなく…
繭美の隣にいると同情さえ感じてしまう。
なんとも妙な気持ちになる作品でした
ちょっとずつ距離が縮まり
コンビのような感じになってからのラスト!
思わず[いっけぇー!]という
熱い気持ちが湧いてきて
想定外の爽快感で気持ちよかった。
紙の本
彼女は間に合ったか
2018/05/29 18:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
愛人いっぱい、でも憎めない主人公と強烈なヒロインの珍道中...のはずなのに、どういうわけか諦観と静けさを感じさせる作品。ラストの彼女が諦めないでくれたなら嬉しい。
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5人の女性たちとの別れ
2018/05/03 11:51
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
5人の恋人たちへ別れを告げる、主人公の不条理感が良かったです。「あのバス」の終着点について、想いを巡らせてしまいました。