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風の万里黎明の空 上 (新潮文庫 十二国記)
著者 小野 不由美 (著)
人は、自分の悲しみのために涙する。陽子は、慶国の玉座に就きながらも役割を果たせず、女王ゆえ信頼を得られぬ己に苦悩していた。祥瓊は、芳国国王である父が纂奪者に殺され、平穏な...
風の万里黎明の空 上 (新潮文庫 十二国記)
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商品説明
人は、自分の悲しみのために涙する。陽子は、慶国の玉座に就きながらも役割を果たせず、女王ゆえ信頼を得られぬ己に苦悩していた。祥瓊は、芳国国王である父が纂奪者に殺され、平穏な暮らしを失くし哭いていた。そして鈴は、蓬莱から辿り着いた才国で、苦行を強いられ泣いていた。それぞれの苦難を負う少女たちは、葛藤と嫉妬と羨望を抱きながらも幸福を信じて歩き出すのだが―。【「BOOK」データベースの商品解説】
陽子は王ゆえに葛藤し、祥瓊は平穏な暮らしを失くし、鈴は才国で苦行を強いられていた。それぞれの苦難を負う少女たちは、葛藤と嫉妬と羨望を抱きながらも希望に向かい旅立つのだが…。十二国記シリーズ「本編」第4弾。【「TRC MARC」の商品解説】
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書店員レビュー
自分を不幸にするのは、自分自…
ジュンク堂書店千日前店さん
自分を不幸にするのは、自分自身の気の持ちようなんだなと、しみじみ思ってしまいました。
不幸なことを自慢するのではなく、自分にできることを探し、見つけ、そして前に向かって進む勇気があるなら、人は良い方に変わることができるんだということを改めて思い知らされた作品です。
王になった陽子が民の苦しみを見て、これからの慶をどこに導くのか。
一度読めば十二国記という壮大な物語から目が離せなくなること請け合いの作品です。
文芸担当・Y
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苦難を背負う少女たち
2023/01/01 19:41
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
責を全うできないと悩む女王、身分を追われた少女、奴隷扱いに苦しむ少女。
苦難を背負った三人の少女たちのお話。
おっさん率が高かった今までと違い、女の子中心なので少し華やか?でも、感情が独りよがりで嫌な気分にもなり(笑)
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シリーズ屈指の傑作
2021/12/30 13:01
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投稿者:へもへものへじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
私は十二国記シリーズの中でも、「風の万里黎明の空」が一番好きなエピソードです。
国とは何か?
王とは何か?
法とは何か?
民とは何か?
物語を通して、様々な自問自答を繰り返しながら成長していく少女たちの姿が描かれます。
政治家を志す人、必読の書だと思います。
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途中でやめきれない
2021/06/24 16:29
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投稿者:creammochi - この投稿者のレビュー一覧を見る
人っていくらなんでもそこまで卑屈になれないんじゃと思いながらも夢中でした 下巻も一緒に買っておけば良かった。。
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3人の少女の物語
2021/04/07 08:37
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投稿者:うえありひろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
『月の影 影の海』で王となった陽子と年頃の近い少女3人の物語です。
本作では主人公となるはずの3人がガッカリするほど魅力がない…だけど今後どうなっていくのか、とても気になってしまうんです。
下巻まで読んで、境遇の異なる3人の行く末を見届けてほしいです。
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かわいそうは
2020/03/15 13:33
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分はかわいそうだ、これは強力な麻薬なのかもしれない。
思いがけず十二国の世界に落ちてしまった鈴、両親を失い周囲に憎まれた祥瓊。
でも、かわいそうに溺れたままでは一歩も進めない。
それに気づいた陽子は外へと踏み出した。
その歩みを見守りたい。
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景王のその後
2020/02/13 23:03
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投稿者:うれい - この投稿者のレビュー一覧を見る
人はみな、自分のために涙する。一巻完結が続く中での上下巻だったが、上巻ラストの凄惨さに思わず呻いた。芳の元公主祥瓊も、海客の鈴も、境遇は全く違えど確かな共通点がある。それは、自分が世界で一番不幸な人間だと思っていること。つらいのは自分だけだと思っていること。しかも、自分がそう思っていることに全く気づいていない。周りの人間が諭そうとしても、結論は自分のなかでとうに決まっているので聞く耳を持たない。旅の途中での出会いで彼女たちは変われるのだろうか。下巻に続く。
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3人の少女たち
2019/11/09 17:11
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投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
海客である自身を嘆いてばかりの鈴、
人を羨むばかりで気位だけは高い祥瓊、
突然異世界の王に据えられた陽子の、
3人のそれぞれの話が交互に進んでいきます。
が、自分を成長させようともがく陽子に対し、
鈴と祥瓊のみ勝手さにイライラ。
早く気づきが訪れてー。
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載国
2019/11/01 03:48
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投稿者:あゆ - この投稿者のレビュー一覧を見る
今まで別個に語られてきた諸国の王と麒麟が、この作品で一堂に会す機会を持つ 丁寧に書かれてきた各々の登場人物が、それぞれの背景を抱えて、特徴的な性格を変えずに一つの問題解決を目指す本書は、読者として、待望のストーリーとなっている
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女子三人
2017/09/28 18:33
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投稿者:黄龍 - この投稿者のレビュー一覧を見る
異世界から流されてきて言葉もわからないうちに奴隷にされた仙の鈴、父王と母を殺されていきなり里に放り出された元芳国の公主祥瓊(しょうけい)、異世界からいきなり連れてこられて景王にされた陽子、それぞれ苦悩する三人の少女たちを軸に話が進んでいきます。ただ、祥瓊も鈴も、なんて自分勝手なんだろうってイラっとしてしたけど、終わりのほうでは、祥瓊と鈴の、景王への気持ちが逆転
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最高!
2016/11/28 20:32
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投稿者:ロビ太 - この投稿者のレビュー一覧を見る
三人の女性が苦難にぶつかりながら成長していく。十二国記シリーズの中でも一番好きな話です。
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三人の女性のそれぞれの苦悩
2020/05/02 14:55
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投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
今度の主人公はそれぞれに悩みを持ち、また立場も異なる三人。一人は王、一人は宮廷で下働きをする者、そしてもう一人は謀反のため父である王が殺され、今は一庶民となった者。王以外のものは、王の立場を羨み、また王は王で国を治めることで苦しみ。王以外の二人は結構性格が悪く、読んでて結構イラッとしましたが、行動を一緒にする人からいろいろ教わることで少しずつ変化の兆しが出てきたところで上巻終了。下巻で彼女たちからどうなっていくのか。楽しみです。