紙の本
ソッコー買いました
2013/05/24 14:13
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:caorinn beta - この投稿者のレビュー一覧を見る
妄想ですね、この方の小説は。しかも、かなり楽しい妄想です。いやいや、気も狂いそうなくらい楽しい狂気のつまった一冊です。突っ込みどころは満載ですが、それが好きな人間向けですWW。
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各収録作品とも意外な結末で、その点は面白かったです。
ただ…、何となく、読者としては、
視点や軸足が、うまく定まらなかったかもしれなぃ…。
何気に、テレビのサスペンスドラマちっくだったかな~。
「世にも奇妙な…」みたぃな感じの…。
面白かったけど、絶賛しきれなぃふわ~っとした感じ…。
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「グランドマンション」に住む、個性的な人々が引き起こす数々の事件。
年金やストーカーなどの社会問題が絡んで、ひとごとではない背景が各短編を読みやすくしてくれています。
騙された感もあって、おもしろかった。
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マンションを舞台にした連作短編集。集合住宅ならではのトラブルを軸に、さらりとした味付けで読ませてくれる。
短い話でもサプライズは組み込まれており、連作としての落としドコロもしっかり押さえてあるのがこの作者らしい。支離滅裂な住人やドタバタ喜劇じみた展開など、ブラック目線で楽しめるのがなかなかツボだった。
オチが読める話がいくつかあったので、続編があるなら舞台を変えてほしい。
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「グランドマンション」(折原 一)を読んだ。折原さんのこと知らずに読んだら、ミステリーだったよ。帯にちゃんと書いてあったね。(気付けよ!)面白く読めました。時の経過を操るのが作風なのか?つい最近こんなの読んだよなあと思い出してみたら、中町 信氏の「模倣の殺意」だった。
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賃貸マンションを舞台にした群像ミステリ連作短編。折原さんなのでいろいろ勘ぐりながら読んで、ある程度は読めたな、と思った部分もあるものの。……やっぱり侮りがたし。一筋縄では終わりませんね。
現代社会のさまざまな問題が盛り込まれているところもポイント。嫌な問題だなあ、って思えるけど、これがいつまでも他人事であるとは限らないんだよねえ。
お気に入りは「時の穴」。まさかこんな密室トリックが!
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ミステリーとしてはごちゃごちゃしていてすっきりしなかったが、人間の行く末としては、認知症、老老介護、引きこもり、振り込め詐欺、孤独死など問題が満載で、そういうところが面白かった。
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グランドマンションを舞台にした連作短編集。
叙述トリックもの。面白かった!!
折原一さんでは、このような集合住宅を舞台にしたものが一番好き。
(図書館)
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グランドマンションの隣にグランドマンション2号館が建つ?? 日照権その他で波立つ元々のグランドマンションの住人たちだったのだが、次々に事件が起こり、 これってもしかして、クリスティのアレなの?.
4階建て賃貸しのマンションの隣に、同系列の不動産会社が8階建て分譲マンションを建てるという。
元々の住人たちの抱えている問題がこれでもか!と次々に明かされ、それぞれの部屋の位置関係やその中のあれこれが徐々に見えてくるところが面白いです。
ちょっとこの展開はないんじゃないの?と突っ込みたいエピソードもあったりはしましたが、時間軸を上手に使って読者をだましてくれるのもまぁ、ご愛嬌かな、というところ、ですね。(汗)
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▼登場人物と部屋番号が一致しなくて頭が混乱して苦労しました。部屋の見取り図?人物相関図があったらいいのにと思いましたが、読んでいるうちに徐々に見えてきて、つながってくるんですねぇ。だから相関図なかったのかぁ。
▼騒音や異臭、年金不正受給や児童虐待、オレオレ詐欺など、人が暮らしている場面には様々な問題が持ち上がります。
▼ご近所トラブルって大変ですよね。ご近所づきあいは距離感が難しくて。深入りしすぎてもダメだし、知らん顔もできないし、一度トラブルになると、その後のお付き合いがしづらいし・・・。
▼何かの縁でご近所さんになったのだから、お互いできるだけ気分良く、穏やかに暮らしていきたいものです。願わくば、ご近所さんはいい人達に恵まれたいので、私も他人様からイヤがられないように気を付けたいと思います。
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著者ならではの奇想と騙りが炸裂する、傑作ミステリー連作集!
騒音問題、住居侵入、ストーカー……アクの強い住人たちが、これでもかとばかり次々に問題を引き起こす「グランドマンション一番館」を舞台に、希代の名手の技巧が冴え渡る!
ファン必読の傑作ミステリー連作集!!
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「音の正体」 「304号室の女」 「善意の第三者」 「時の穴」 「懐かしい声」 「心の旅路」 「リセット」 そしてエピローグ
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グランドマンションを舞台に繰り広げられるトラブルのあれこれの連作集である。揉め事も盛りだくさん、事件も盛りだくさん、ひと癖もふた癖もある住人も盛りだくさん、そして仕掛けも盛りだくさんである。揉め事や事件は、やれやれと思わされるものばかりで、しかも現実にもありそうなことばかりなので、他人事として笑ってばかりもいられないのだが、ミスリードや目くらましのトラップがあちこちに仕掛けられているので、気を抜けなくて愉しいことこの上ない。こんなマンションには住みたくない一冊である。
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グランドマンション1番館に住む住人たちがそれぞれに抱える悩みや秘密。
文章のあちこちに伏線が隠されていて、示された「彼」や「彼女」などの三人称が誰を指すのか考えながら読まないと、あっという間に作者の罠に落ちてしまう仕掛けが満載。マンションの見取り図と、どの部屋に誰が住んでいるのかをメモしながら読んだ。
ミステリー小説はいつも、自分で謎を解かずに流れのまま読み進めてしまうので、こんなに考えながら読んだのは始めてだった。
深みはないので暇つぶしに読むのに最適。
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高齢者の多い団地やマンションって増えてきているらしい。
そんな時代なのかも。
全国的に高齢化しているから、なにも団地やマンションだけが特別というわけでもないのだと思うのだけれど、一戸建てに比べればご近所付き合いが希薄だろうしね。
そんなマンションで起こった事件の数々。
面倒だと思っても隣の人とくらいは挨拶しておくべきじゃないかな?
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グランドマンション一番館の住人達が巻き起こす
事件、事件、事件、事件・・・・を、詰め込み、詰め込み、詰め込み、詰め込み
これは・・これは事件の博覧会や!!
小中学生の頃に感じた
推理小説を読むときだったり
手品を見るときだったりの
「ワクワク感」
を思い出させてくれる作品
アクの強い登場人物にビックリ仰天の人間関係
立て続けに起きる事件は濃密異種格闘技
しかも内容は、軽いスナック感覚のお気軽ブラックユーモアミステリー
いろいろなタイプのトリックにも出会えます
非常に狭い空間と絡み合う住人たちの結びつき
コンパクトな舞台でパズルのように組み合わされるお話の数々は目の前で行われている演劇のよう
臨場感たっぷり
大好き!! この作品!!
こんなマンションには住みたくなーい!!
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マンションに住む住民が個々に起こす不可解な謎を集めたオムニバス。
住民同士に繋がりがあり、エピソードはリンクしている。
物語は面白かったけど、作者の「ミスリードさせてやるぞ!ミスリード!騙されやがれ!」っていう気概ばかりが強くて、やや読みにくい。
ミスリードさせるにしても、ごく自然に話を展開させて欲しかった。