紙の本
胸が痛む。
2019/10/11 17:39
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投稿者:とも - この投稿者のレビュー一覧を見る
どの話も涙を流さずに読めない。
こんな辛い記憶を持って生きて来た人がいることを知って、胸が痛んだ。
戦争は絶対にダメだと改めて思った。
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投稿者:なな - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦争のことを知る人がだんだん少なくなってきているので、この本を読んで知ることができてよかったです!!
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ニュース番組のシリーズ企画の書籍化。
戦争を体験した方々から、女優綾瀬はるかさんが直接お話を伺っている。
今回お話を伺った多くの方々に共通していたのは、出来れば戦争の体験談は話したくないということだった。もし家族が戦地で行方不明になったら、知り合いが目の前で殺されたら、そして自分が人を殺める立場だったら・・・と考えると、つらい過去の経験は思い出したくない、というのは当然である。
これ以上 悲惨な戦争を繰り返さないために、貴重な体験談をお話してくださった方々、そして綾瀬さんにとっても大変な取材だったと思う。読んでいて何度も胸が詰まった。
第二次世界大戦が終了してから、わが国では憲法により平和が守られてきた。でも、いまその憲法改正の論議が盛んに起こっている。ひとたび戦争が起きればたくさんの犠牲者が出て、残された人々も一生癒えない傷を負うことになる。
今一度、戦争の悲惨さを思い起こし、憲法改正の必要性について深く考えたい。そして、このような貴重な体験談こそが、私たちの文化遺産であるべきだと思う。
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綾瀬はるかが戦争を経験した人たちを訪ね歩いたテレビ番組を書籍化したもの。目の前で家族を亡くした人、自分が疎開を勧めた生徒が亡くなってしまった元教師、婚約者を亡くした人etc戦争という理不尽な事象がいかに人の人生を狂わせ、悲しみをもたらしたのかが伝わる本でした。
あとがきも心に染みました。
「戦争を記憶し、疑うことを学ぶ必要がある」。本当にその通りだと思います。
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これは、みんな読むべき本だと思います。
戦争のことを知らない世代がほとんどの時代。
悲劇を繰り返さないためにも、知る必要がある。
ジュニア新書だから読みやすく編集されていて
少し要約されている感はありますが、戦争をくぐり抜けた
人たちの辛い思いはしっかりと伝わってきます。
読んでいる間は泣いてばかりでしたが、
読み終えたとき強い気持ちで今の平和を守らなくてはと
思いました。
それに加えて・・・
自衛隊の国防軍化など、今現在の問題を深く考えなくては
ならないと感じます。
憲法改正も政治家の問題ではなく、国民全体の問題ですね。
そういった意識は戦争を知ることから生まれるのでは?と
思わされました。
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東日本大震災を経験したいま、あらためて戦争体験を知ることの意味は大きい。想像もしなかった出来事が自分の身に降りかかるということ。
どうにもできない大きな力に、たくさんの命が消えた。天災を経験したからこそ、人間の意思で止められる「戦争」は、どうしたって止めなくてはならない。
この本は、テレビ番組の内容をまとめた形をとっているが、本になったことでより、深みや意味を増している。
本当の被害者は口をつぐみ、語ることをしてこなかった。生きるために。その方たちが重い口を開き語ったことが、これまで教科書的に知っていた原爆症の苦しみや、遺体の惨さを超えて、胸にささった。
あとがきまで、すべて読んでほしい。
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一気に数時間で読める本ではあるが、戦争体験者、特に被爆を経験された方の体験はすさまじいものがあり、深く心に残った。
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八重の桜「ならぬものはならぬ」の女優・綾瀬はるかさんが、戦後60年特別企画「ヒロシマ」(2005年)と、『NEWS23クロス』のシリーズ『綾瀬はるか「戦争」を聞く』(2010~2012年放送分)を書籍化したもの。広島・長崎・沖縄・ハワイ、そして東北の5つの章で構成されています。綾瀬はるかさんは、広島市出身で祖母に話を聞くところからスタートします。爆心地で奇跡的に一命を取り留め67年ぶりに再会した幼なじみ、許婚を探して焼け野原をさまよった当時17歳の女性、救えなかった命の重みを戦後も思い続ける男性…。貴重な証言です。
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女優の綾瀬はるかさんが広島・長崎・沖縄、そしてハワイと被災者に直接話を聴きに行ったものを書籍化。
言葉に出しきれない切々とした想いが、口数少ない文章からもひしひしと伝わります。戦争を直接知る人達の高齢化が進み、話を聴く機会が無くなる日も近い今、こうした話を聴くことはとても貴重です。
特に貴重に思ったのは日本人だけが戦争の被害者ではなく、アメリカも被害者であると言う事を思い出させてくれたこと。
原爆の被害ほどではないにせよ、アメリカも大きな痛みを経験してその記念館があることをこの本で初めて知りました。戦争と言うのは勝者も敗者もどちらも被害者であり、計り知れない痛みを負うもの。こうして敵国であったアメリカにも目を向けた貴重な記録です。
更には東大震災への痛みにもつながって行く記録です。
この本はジュニア新書とあるように、文字も大きく子供にも十分読める本です。知らない、関係ないと目を背けず、一人でも多くの人に読んで欲しい本です。
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昼休みに学校の図書室で読んでいたら、うるっと落涙してしまい、生徒に見られないようにするのに苦労した。戦争体験をインタビューする、という本にいろいろ出ている。この本で語られる戦争はもちろん忘れてはならないものだが、それを聞いている綾瀬はるかの表情がいい。いかに彼女が真剣に話を受け止めているかが、大きく見張った眼でわかる。
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綾瀬さんは若い女性で、そういう人がこういった戦争の記憶を受け継いでいこうと…、それが仕事であってもしていってくれていて、その番組や本書を手にとって、同じように戦争に対する感覚を健常な形で改めてだとか初めてだとか持つことになる人たちのことを考えると、この「戦争を聞く」という企画は大事なものだと思えます。
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世の中、知らなくていいことはたくさんあるが、
決して忘れてはならないものが確実にある。
この本には、それがある。
綾瀬はるかさん、いい仕事をしている。
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女優・綾瀬はるかが戦争体験者に話を聞きにゆく。
綾瀬はるかは広島出身。祖母の姉が被爆者で、原爆で亡くなったことは知っていたけれど、その話を祖母とすることはなかった・・・でも、祖母にとっては辛い、その話を聞きににゆく。
それを皮切りに、広島、長崎、沖縄に話を聞きにゆく。真珠湾戦争で亡くなった零戦パイロットが未だ眠るハワイ、そして震災にあった東北。
辛すぎて、語ることさえできなかった出来事は、未来には、二度と起こしてはならないだ。
読みやすく、読書感想文などにもむいている1冊。
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綾瀬はるかがかわいい。が、戦争の写真はけっこうきついものがあるな。戦争の悲惨な一面を、よく伝えていると思う。
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一人ひとりのエピソードは詳細ではない。だが、戦争での苦しみ、悲しみが痛いほど伝わってくる。今まで戦争体験記で覚えたことのない感慨を抱いた。