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概ね運と実力がフィフティー・フィフティーである高度に洗練されたプロのポーカー・ゲームにおいて、運に見放された時の対処の仕方、逆にツイているときの戦い方についてのポイントが記されている。ただ、いずれの場合も実力を備えていることが前提として書かれており、本著の序盤ではその実力の養い方を筆者独自の経験則で論じている。が、これがまさに正論調であり、中長期的に勝つためには奇策は通じず、王道を極めるしかない、みたいな。
所謂成功者の語り下ろし。ポーカーへの興味の持たせ方は、この道の日本人トップランナーとしての矜持を感じる。
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不完全情報ゲームをどう制するか。
その秘訣をポーカーの
世界チャンピオンが語った。
ポーカー、麻雀、ビジネス、人生は
すべての情報が開示されていない
不完全情報ゲーム。
だから、相手によって、状況によって
プレーを変えるゲーム。
これと対照的なのは
将棋、囲碁。
こちらは相手が誰だか関係ない。
だから、「次の一手」という
出題が可能になるという。
では、ポーカーに人生を学ぶとしたら。
筆者は2012年WSOP(世界ポーカー選手権)の
あるトーナメントで優勝したプロのポーカープレーヤー。
彼の人生にヒントを探そう。
読破して納得。
目次がまさに答えになっていた。
この本は一級のビジネス書であり
トレードの参考書でもあるのだ。
目次をかみしめよう。
〇価値があるのは競争相手がいる環境
〇強者と同じ空気を吸う
〇「とりあえず練習」では強くなれない
〇成長に繋がるのは真剣な時だけ
〇短期間で可能な限りの経験値を積む
〇点検して試行錯誤する
〇高い集中力を身に付ける
〇強者を観察して真似る
〇変化こそ人間の能力だ
〇コストのかかっていない情報は信用しない
〇買ってる時こそやり方を変える
〇淡々と「期待値」で動く
〇運が来た時に勝ち切るために
〇感情にかられれば負ける
いろいろ腑に落ちることがたくさんあった。
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個人的2013夏の課題図書の1つ。おもしろくて一気に読めた。タイトル通りに受け取るとすこしずれた内容ながら、
・学生時代の健全な競争経験(模試・将棋・麻雀・バックギャモンなど"知的ゲーム"への没頭)
・オンラインポーカーでのデータ蓄積
・アメリカでのポーカー大会参戦記(後半はこれがメイン)
が、冷静にわかりやすい筆致で語られる。
「ギャンブルは嫌い」の言葉に、最初は?だったけれど、冷静に考えれば、冷静さがないと(相手よりも)冷静な判断が行えないのはどの世界でも同じ。文中でも、冷静さを失ってしまった(ティルト)相手、カモとしてプロに狙われやすいフィッシュなど、相手の状態や心情を細かく分析しながら、冷静にプレーする様子が絵に浮かぶようにわかる。
あえて冷静という単語をまき散らしたけれど、読んで感じたプレーヤー像としてはまさにそれで、13章の見出し "淡々と「期待値」で動く" もまた、端的にそのイメージを表しているように感じた。
「不完全情報ゲームを制す」のに必要な、より一般的な方法をこの本に探すのはむずかしい。そのようなゲームの"一例である"ポーカーにまつわる取り組み方として、6〜10章あたりにわかりやすく書かれている。無理矢理まとめれば、
・1回1回の勝敗ではなく長いスパンでプレーし、その期待値で判断する
・ゲームの経験値はオンラインポーカーでとにかく貯め、あらゆる状況に判断できる方法論を自分の中に確立するのが大事
という内容。
自分の場合はどうだろう。将棋も麻雀もそこそこ好き(強くはない、最近はめっきりしなくなった)、バックギャモンもポーカーもやってみたい、知的ゲームとして突き詰めるのも楽しそう。だけど果たしてここまで資産と時間をかけて一線超えられるだろうか?(反語)やっぱりその線を越えて進んでいく人は違うよなあ、というのが、まあよくある読後の感想だった。
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やっぱり最後はメンタル。
ただ、凡人はそこまでの領域に達してもいないのにそこに結論を求めてしまいますよね。
しかし、そこまでの領域に辿り着くための土台となるのもメンタル。
ぁー、難しい。
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勝負事のノウハウというより、単純にポーカーの魅力に引き込まれる。
そういう意味で面白い読み物だった。
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筆者は、ポーカーの世界大会であるタイトルを取った。「ポーカー」という枠の中にさまざまなゲームがあることも知らなかったが、全てが見えている将棋・囲碁・チェスなどと違う確率要素のあるゲームの奥深さを知った。
ネットゲームが可能になり、それで実力を磨く層が厚くなっていること、待時間があることを利用し筆者クラスでは同時に 9 ゲームを並行処理して日々対戦を重ねていること。結果を自動的に記録して振り返り向上できることなど、知らないことばかり。
合法な国に行けば、多数のアマチュアの存在により、これを職業とすることのできる人もまた多数いて、その中にスポンサーの付くプロもあって、大きな世界が形成されていることが納得できた。
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○プロポーカープレイヤーである木原直哉氏の著作。
○自信の学生時代の話しから、アメリカでの世界ポーカー選手権大会でチャンピオン(ポット・リミット・オマハ・シックス・ハンデッド)になるまでの経験を、各種頭脳ゲームの紹介や、ポーカーのプレーにおける選択などを交えつつ記述。
○運に左右されるもの、実力で勝負できるものといったポーカー特有の状況における、人間の思考、メンタル、確率論といったポイントについて、詳細かつ丁寧に記述されており、とても勉強になる。
○何より、「運」が大半を占めるゲームでありながら、技術・メンタルをコントロールすることで、勝利の確率を高めていくという方法論は、実際のビジネスや勉強などでも必須の考え方になるのだろう。
○全くポーカーに関心が無かったが、とても興味深かった。
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ギャンブル好きなので東大卒のポーカーチャンピオンの本を。ためになります。そして基本ロジックはMBAとおんなじ。期待値のゲームと割り切ること。熱くなるやつの話とかブラフとか。
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world series of poker のomaha six handed でチャンピオンになった人の半生記。
東大で将棋部に入りそこからゲームの強者どもに出会って麻雀、バックギャモンに出会い、ポーカーに最終的にはまる。ちょうどオンラインポーカーの勃興期とぶつかり急速に上達しプロになる。
キャッシュゲーム中心にカモを見つけてこれれば食えるがそれだけでは上達しないと上級者を求めオンラインもトーナメントもやる。
ポーカーは確率だけではなく、ベットとブラフのスタイルを相手のレベルとスタイルに合わせて変更しなければならないのでまだ人間に匹敵するプログラムはないとのこと。
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勝負好きな人は、刺激を受けるのでは?
受験勉強だって、勝負だものね。
ネットで効率を上げ、データーをとって分析という2点がヒントになった。
頭脳ゲームに興味がないし、ましてやポーカーなんてやったこと無いという私にとっては、ルールからして知らず、別世界でした。
でも、今はやってるよね〜
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日本人初のポーカータイトルホルダー、木原直哉の半生記。一言でいってしまうとダメ大学生なのであるが、非常に魅力的な人生を送っているし、その背景も説得力がある。誤字が多いのはよろしくない。
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どんな業界でも生き残るための手段、勝つ方法を考え続けた人が結果を出す。ポーカーは運の要素も多分に含まれるが、運以外で勝つ確率を極限まで高めることで世界一のタイトルを獲ることができた。
なぜこの業界で勝負していくことにしたのかなども書かれており、自分とは違う生き方を体験できる。
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特別引き込まれることはなかったけど、勝敗ゲームやギャンブルへのモチベーションが上がった。自分も何事にもティルトしないプレイヤーになれるよう意識して修行していきたい。
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【文章】
読み易い
【気付き】
★★★・・
【ハマり】
★★・・・
【共感度】
★★★・・
著者のこれまでの人生と、ポーカーの世界大会で優勝するまでの体験記。
完全情報ゲーム = 囲碁や将棋のように、全ての情報をプレイヤー同士で共有されているゲーム
不完全情報ゲーム = ポーカーや麻雀のように、プレイヤー同士で情報が共有されていないゲーム
サブタイトルにあるように、
人生・ビジネス・投資では、不完全情報ゲームのように振る舞う場面もあるかもしれない。
負けている時にやり方を変えない、勝っている時こそやり方を変える。
負けている原因が、ツキによる変動なのか、やり方の不味さなのかを突き止める。
レベルを落とした環境に変えてみて、モニターする。
勝っている時に、やり方を変えておかしくなったら、元に戻せばいい。
ポーカーや麻雀のような、不完全情報ゲーム(≒ギャンブル)において、
短期的には、その場の流れやツキで勝てる事もある。
しかし、長期的に勝つには、期待値を正確に見積もる力が必要。
運が絡むゲームであっても、運を活かしきる技術の鍛錬や、真剣さが必要。
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ポーカー世界チャンピオンの木原さんの本。
というかポーカーってこんな色々あるんだねぇ。
種目の一つ、「ポット・リミット・オマハ・シックス・ハンデット」でタイトルを制したブレスレッド・ホルダー。
相手の手札が分からないから、賭ける時に絶対が無い。
将棋や囲碁やチェスはお互いの駒を全て見れるので完全情報ゲーム、そうでないポーカーのような種目は不完全情報ゲームという。
降りたり賭けたりする時にブラフをかけるのだけど、そのタイミングをコントロールすることで、運の要素を味方につけたゲーム展開が可能になる。特に、格上と戦う時に有利になるという、面白い考察でした。